− 最後になってようやく少し観察できました −

さて、いよいよ今日はダナンバレーを離れます。というか今日の深夜には日本行きの飛行機に乗ってしまうわけで、明日の朝ご飯は日本で食べるというのは何だか信じがたい感じ。ま、それだけ近いってことですよね。

この日の朝もやはり「雨期ですからね、今日もちゃんと雨を落としますから待っててね」という感じの低いガスが山々を覆っています。まぁ、この湿気にももう慣れたしあきらめてましたけれどね。
あとでYoichiさんからお聞きした話では、我々が出発した翌日から一気に天気が回復し、ずっと雨が降ることはなかったのだとか。うはぁ聞かなきゃ良かった(大笑)。



何羽か大きな鳥たちがうろうろしてましたが名前は不明。何だか綺麗な鳥たちだったよなぁ。

朝食前コテージのテラスでぼんやりしていたら(さすがに朝一番から芋焼酎のお世話にはなってませんでした)、すでにYoichiさんが森の中を出たり入ったりしているのが見えます。さすが研究者は違う!そして、その姿をぼんやり眺めながらまだ顔も洗っていないTakema=観光客、でありました。

食事後、ロボさんいわく「ヒミツの場所」に案内するよとのこと。どうやらアマツバメの巣(珍味として珍重されるあれですな)のある洞窟ということですが、場所は他の人に教えないでということでここには書きません。でも、しっかり踏みわけ道も出来ていたしロボさんだけしか知らないとは思えないんだけれどなぁ(笑)。

まぁそれはともかく、まずはロッジ下流に架かる橋を目指して歩き始めます‥と、ロッジ敷地の終わりのあたりでYoichiさんグループ発見!どうやら、追い求めているテナガザルの家族が真上にいるようです。ということでしばらくは合流して観察することにします。このグループは4人家族で、Yoichiさんは「SAPAファミリー」と名づけているそうです。詳しくはYoichiさんのサイトへ(私のような素人が見ても相当に楽しめます。オススメ)。

さて、真下で観察している時は彼らの「落とし物」に注意!突然落ちてくるのは木の枝などに限りません。そう、生理現象に関するアレもものすごい勢いで落ちてきます。音もなく、突然「バシャッ!」と。直撃弾は恐いな(笑)。Yoichiさんはすぐさま音がした方向に駆け寄り、排泄物のチェックに入ります。何を食べているのか、量はどうなのか等々。そんなYoichiさんに続いてTakemaも駆け寄ります。ただの物珍しさで(笑)。



なるほど、右のような食べ物(これはまだ未成熟?)が左のように消化されるわけですな。



はるか樹上なのでこの程度の撮影が最大の限界。ちなみに手ぶれ写真大多数(笑)。

しばしご一緒させていただいたのち、我々一行は当初の目的地であるCaveを目指します。と、木の間ごしにクリイロコノハザルの群れを見つけました。

今回の中で一番近い距離ですが、とはいえやはり結構距離があってせいぜいこの程度の写真しか撮れませんでした。ま、しゃーない。見たところ5-6頭のグループというところでしょうか。ん?あれれ?

その中に一頭だけ、栗色ではなくて白いサルがいます!変異種でしょうか、いやぁ不思議な感じでした。それにしてもこのあたりの写真も手ぶれ多数で残念ですわ(苦笑)。
とにもかくにも動画です(11)

「トレール上には」

こんな生き物も一生懸命うろうろしていたりします。

Wmv形式、538KB、18秒
このあとはアマツバメのCaveへ。しかし地形上中をのぞき見ることは出来ず、ツバメの出入りを眺めるばかりでちょっと不完全燃焼だったりして。ちなみに何が何だかわからない写真しかなかったのでここには掲載しません(出し惜しみじゃなくて面白くないので)。

そのあとは来た道を戻り、スタッフ居住区を経由して戻ろうとすると‥居住区すぐ北側の大木に再びテナガザルがいるようなので、その木の下まで進んでみると‥あ、SAPAファミリーとYoichiさん一行が(笑)。なるほど、先ほどの場所からここまで進んだわけですね。というわけで再び観察のおじゃまをさせてもらいました。



右側の木にSAPAファミリー@4頭がいます。って、どこにいるのか全然わからない!



ただ今移動中♪「よく落ちないなぁ」というのは筋力のない我々の感覚、彼らにとってはごく日常的な行動なのでしょう。

かなり下の方まで降りてきてくれたので「よしっ!」とばかりに何枚か撮ったのですが、しまったレンズまで湿気で曇っているとは思わなかった!というわけで白っぽくなっているのは私のミスです、さーんねん。
というわけで、最後の最後になってようやく「近くでのんびり観察」をタンノーすることが出来ました。あーヨカッタ。

さて、部屋に戻ってみると手すりに何やら赤いものが。何だろうと思ってみてみると、「ただ今交尾&捕食中!」のコンチューくんでした。あのね、ふたまたかけると大体どっちも失敗するっていうからね、どっちかをあきらめなさいって(ちなみにTakemaの経験則というわけではありませんので念のため)

さてこの後はもう帰るばかりなんですがその前にちょっとお伝えしたいことがあります!題して「なぜ今回、自分だけこんなに沢山やられちゃったの?」‥と書けば、賢明な読者の皆様はおわかりのはずでしょう。そう、あれですよアレ。いきなり衝撃的な画像がどどんと出てきますので、心の準備を今のうちにしておいてね。準備が出来たら‥クリック!

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