−2014/3 ボルネオ編 その7 メララップ温泉ロッジの概要 −



さて明るくなってみると‥実は、噴水もある立派なリゾートなのですMerarap Lodge!

明けて翌朝、おはようございます。この日は連泊っていうことでのんびりできますが、どこかのタイミングで源泉探索にいざ出陣という予定になっています。それについてはご主人アルフレッドさんのご予定次第なのですが、まずは昨日は暗くてよくわからなかったお宿の施設についてご紹介いたしましょう。撮影時間がまちまちなので日が当たっていたり陰だったりするのはご容赦下さい。

まずは上画像の噴水どどん。右下画像を見ていただければわかるように、母屋の2F屋根の高さまでたかぁーく吹き上げられております。熱帯の熱さを気分的に少しでも和らげようという趣向なのでしょうが、実は24時間フル稼働でありまして、ロッジのすぐ横を流れる川音とのセットにより夜寝ているときもなかなか賑やかだったりします(まぁすぐ慣れますが)。


エントランスには大きなウェルカム看板が設置。右上画像、リゾートっぽくも見えますが、タオルや水着や靴下などが大量に干されていることから湯治宿に見えないこともありません(大笑)。ただしこの滞在中、この母屋に泊まっていたのはわれわれのほかにもう1組だけのようでした(ご主人およびご親族は隣接する別棟に居住なさっているようですが、物干し場としてここを使っているみたい)。なお両上画像ともマウスオンで‥。


左上画像はわれわれの泊まった部屋前の通路。屋根の張り出しを長めにしてあるので、朝日の差し込みも少なめです(谷あいにあるので朝一番から日が差すわけではありません)。また雨の時でも洗濯物が直接雨にさらされるわけでもないようです(ま、おこぼれ的には濡れますが)。ここはもちろん温浴エリアを含め、建物&敷地内のほとんどの場所は履き物禁止になっています。清掃がきちんとなされていて気持ちいいです。

なお、建物へのエントランス階段部分は玉石を埋め込んだ足ツボマッサージ区間になっておりまして(左上画像マウスオン=ちょっとわかりにくいですが)、上りはともかく下りは結構刺激強し。おしんこどんは「身体のどこかが悪いと痛いっていうよ」とツッコンできますが、下りは体重かかるからしょうがないって(笑)。

ちなみにこちらのお宿では日帰り入浴も可能です。8-17時は大人RM10(約300円)、17時以降はRM15ということでまぁ日本の共同浴場相場ではありますが、日本からの観光客がラワスから往復4-5時間をかけて「日帰り入浴にやってくる」ことはまず考えられないですけれどね(笑)。


小さなソーラーパネルも発見。こちらでは自家発電で夜間を通して電気が供給されているのですが(ただし部屋に1つしかないコンセントは唯一の快適装備である扇風機に直結せざるを得ないので、部屋にいない時間を除き各種機器の充電はできないかなと。もちろんエアコンやTV、さらには無料Wi-Fi等の便利設備はありません)、こちらはおそらくお宿側プライベートエリア用に充電しているのでしょう。お客がいない日などは自家発電も止めると思われるので。なお日中の電力供給はありません。

で、このあとさんさんザザンと照りつけるであろう熱帯の日射しを予期してか、すでに特等席でのんびりする温泉猫がこんなところに(右上画像マウスオン)。


さて続いては食堂エリアです。何だか閉鎖的に見えなくもないですがさにあらず。右上画像の右側、背部、そして右側(噴水側)にはいずれも窓ガラスがなくて完全に外と一体化。そして右側の外には左上画像のようなテラスもあります(日陰で涼しかったので朝食はここで摂りました)。

ちなみにアルフレッドさんのお孫さんもここで一緒に暮らしていることから、レセプションカウンターのすぐ下には‥あちゃーさまざまな車両が大渋滞中ですね(右上画像マウスオン(笑))。

温泉施設についてはまたあとでということでまずは朝食にいたしましょ(@ 8:00)。


基本的にこちらのお宿の朝食はシンプルです。ビーフンとパン、それにコーヒーか紅茶なのですが、まぁ朝からがっつり食べるつもりもないし、ここは川の流れを眺めながらのんびりまったりしましょ。ただし川の流れは茶色く濁ってます(増水しているのではなくこれがデフォルトカラーかと)。


ちなみに対岸の斜面は崩落していましたが(左上画像マウスオンで拡大)、新たな植生が全然見られないところからするとおそらくは今回の雨期に崩れたということなのでしょうかね。右上画像は「この巣の主がどうやって糸を張ったか」をあまりにもわかりやすく説明するものなのですが、このあとお宿の方によって容赦なくはぎ取られたそうです(おしんこどん談)。左上画像マウスオンで出てくる鳥さんはこの宿の建物の隙間にかなり巣を作っているとみました(笑)。

なお、これはこの日たまたまということなのだったのでしょうが、目の前の池(温泉にあらず)と温泉プールとの境あたりを何人もの若者が大掃除していました。


これが何ともかなり念入りで、デッキブラシやたわしで岩に付着した苔をはぎ落とし、いつの間にか着生しつつあった植物などもしっかり抜いていました。なるほどこれは確かにきっちりとした維持管理がなされているのだなと感心した次第です。またTakemaが勝手に名付けた「リラクゼーション1」の浴槽もしっかり湯が抜かれてお掃除&湯の入れ替えがおこなわれていました。でもここまでやってくれるのなら、たぶんしばらく掃除がなされていないあの家族風呂激熱浴槽もゴシゴシやって欲しいなと思ったのはここだけのヒミツです(笑)。

ちなみにまだ朝9時前なのに気温はご覧のとおり。これからさらに気温は上昇することになるのですが‥


このことについてはこのあとアルフレッドさんが説明して下さったのでそのお言葉を待てということで。それでは肝心の「温浴施設」を見て回りましょう!


まずは温泉側からロッジを見てみます。左上画像の右側がやや深めのプール、左側がリラクゼーション1浴槽です。しかしリラク1の浴槽はこの時湯を張り替えたばかりということで51.2度の源泉を惜しげもなく投入中、ゆえに湯尻エリアでも47.5度の激熱湯でありました(左上画像マウスオン)。

ところで近くには休憩要のあずまやがあるのですが、ここはそろそろ要メンテナンスなのかなと(屋根材の葉がそこそこ抜け落ちていました)。でもここが整備されれば日中は一番くつろげる場所なのかなと(風が通るので)。

そしてリラクゼーション2浴槽がこちら!




しかしこの時は46.5度と無理に入るには及ばず系の湯温でありました。ここは昨晩も熱かったし、なんでこんなに熱いまま放置しているのだろうと思いましたが、この件についてはこの日の午後に氷解しました。さすがっ!

さて続いては(仮)家族風呂三連発にいってみましょう。


正面から順番に見た浴槽画像なのですが、左上&中央は熱すぎるし(マウスオンで湯温表示に変わります)、右上画像はそもそも湯がなかったし‥でもたぶん先客ありのところにズカズカやってくるお客さんはいないと思うので、特に目隠しがしっかりしている一番左側の浴槽なら「日式入浴」もほぼ問題なく可能じゃないかと思います(ただし湯温は日々&時間によっても変わるので要チェック。ちなみにわれわれの訪問時にはこの左上画像が一番「苔ティッシュ=たわしでこすってくれ状態」でした)。


ちなみに熱帯地域在住の皆さまが率先垂範絶賛協賛系で利用していたのがこの2つ。左上画像は、ま、シャワーですね。で、右上画像は地下水を利用した水風呂です。とはいえこちらも温度はそこそこあり(たぶん温泉も混じっているのかな=右上画像マウスオン)、確かに一番気持ちいい温度かも知れず、みなさんダイブしたり潜水したりで楽しんでおられたようでした。

なお、計画段階でこちらのロッジについて検索していたときにかなりの確率でヒットしたのが下の画像でした。この流れは温泉なのか、それともただの水なのかと心を時めかせていたのですが‥




上画像最下方が入浴可能であるかどうかに心を震わせていたのですが、よく見れば斜面全体がモルタルで施工されています。でも、まさか念のためということで湯温を測ってみたわけですよ。すると‥


いや大人というか「中年Takemaの矜持」を以て自粛しましたけれどね(大笑)。

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