−2014/3 ボルネオ編 その11 メララップ温泉の源泉方面探索(4) −



さぁって、一寝入りのあとはちょっとうろうろしてみましょうかぁ!

さて、「日本で登山のあと下りてきて、温泉に入ってまったり」したあととまったく同じ心地よき虚脱&疲労感に身を任せてうとうとしたあとは、明るいうちにあらためて「温泉画像」を撮りに行かなくちゃというのが温泉ファンの悲しい性だったりするわけです(笑)。ちなみにそのような煩悩的執着からすっかり解脱しているおしんこどんはそのままソファーで寝ていましたが、一番気持ちいい時間のはずなので起こさずに「放置プレイ」(笑)。ちなみに今回は「見るだけ」です。


さてまずは個人湯池というか家族風呂というかにあらためて行ってみます。でも前日のレポにも書きましたがこちらはメンテナンスがそれほどまめではないのか藻がたっぷり。特に左上画像の湯は結構繁殖してるぞー。ただしこのあと湯の投入を止めていたようなので久々にお掃除なのかな?


続いては、昨日段階では熱すぎて浸かることを断念したこちらのリラックス系浴槽。熱帯にある温浴施設で「熱くて浸かれない」というのはそうそうないのではと思ってしまいます。しかし実はここにオーナーであるアルフレッド氏の「湯守たるこだわり」があったことにこの時はまだ気付いていませんでした(笑)。



ちなみにこの時の湯温は投入口51.2度、浴槽内表面で47.5度でした。30度を優に超える気温の中で入りたくはないなぁ(笑)。



ほらね気温は31.9度。こんな時は右上画像の水シャワーというのがこちらの皆さんのデフォルトのはずです。



それなのに、嗚呼それなのにそれなのに!昨日は適温だったリラクゼーション浴槽は超激熱。経験則がまったく役に立ちません(笑)。

結局プール以外は全て激熱湯状態であることを確認した上でロビーに戻ってきてまったり。でもまぁいったん部屋に戻ってのんびりしますかということで、おしんこどんはベッドで本格お昼寝モード。

そしてそれから数時間後です。暗くなる前にお風呂行っとくかということでおしんこどんともども温泉へ。しかしやっぱりプールしか入れないかなぁと思っていたところで、これまた絶妙な感じでアルフレッドさん登場!Takemaが「どこも熱いんですよね」と数時間前のデータをもとに申し上げると‥





どうやらこちらのロッジでは温泉浴槽の温度管理をかなりまめになさっているらしく、基本的には「夕方に各浴槽が適温になるように」源泉と地下水の混ぜ具合、さらには「源泉100%浴槽」までも用意してくれたりするようなのです!日本人はめったに来ない」というここメララップロッジですが、この湯の管理はとてつもなくスゴイじゃないですか!いやぁ感激しました(しみじみホント)。到着後にリクエストしておけばそれに合わせてアレンジしてくれると思いますし、いやぁこれにはたまげました!

さてそんなわけで‥




いや、実際はまだ熱かったですけれどね(たぶん43度半くらいだったと思いますが、いかんせん日焼けのお肌にその湯温はかなり刺激的なのですよ)。でもとにかくタンノー!



ケロリン桶と阿部旅館さんタオルがあると、ここがボルネオ島の山の中とは思えませんね(大笑)。



浸かってしまえばこっちのもの、それぞれボルネオの湯をタンノー中です。肌にやさしい感じの湯触りかな。

そうしているうちに何だか雨がポツポツと。すでに上画像でもいつの間にか青空が消えていたのですが、そのあと徐々に黒い系の雲が増してきて‥(その前に撤収)、





そんな中でもごく普通に入浴&身体洗いを継続するのが地元のデフォルトのようです。これがある意味での民族性なんでしょうね。

そういえばドライバーのアンドリューさんも「夜の涼しい空気の中この湯に浸かるっていうのはサイコー。雨が降っててもどうせ首から下はお湯の中だし気にならないしさ」と運転中におっしゃっていましたが、自分としては露天風呂であったとしても雨が降っていると気持ちが萎えるんです。やっぱり熱帯育ちと温帯育ちとでは感覚が違うんでしょうね。


さて、そもそも川の流れる音と噴水の音とでそこそこ大きなデシベルが出ていたところに、今度は屋根にたたきつけるスコール音まで加わって怒涛の三重奏になったころ、部屋の中ではおしんこどんが突如として持参の篠笛を吹き始めました。「これだけうるさけりゃ笛の音もかき消されるだろう」ということのようです(笑)。なるほど確かに大丈夫でした。持参した甲斐があったね。

ああ、でもこのスコールで川が増水しちゃったから、われわれが午前中にタンノーした野湯の石組みや導湯路も今ごろはすっかり水の中、すべて元に戻っちゃったんだろうなぁ‥(しみじみ)。

ところで話は変わりますが、ここメララップロッジの周辺には蝶がとても多いのです。下北半島在住の幹也さんなどがこの地を訪れたら狂喜乱舞して、気がつけば最近調子が悪いという右手1本で捕虫網を振り回していたりするんじゃないかという感じなのです(何のこっちゃ)。





われわれにはその趣味はないので写真に撮るだけですが、蝶の写真家の人にはじぇったいなれないと確信。あんなにちょこまか動く対象をばっちり収めるのってものすごく大変なのね。そんなわけで偶然撮れたのが上の6枚だったりします(右下画像のみマウスオンで別画像に変わります)。

ちなみにロッジ周辺にも多いのですが、例の源泉近くの砂浜?のあたりにもかなりいて、何度も砂に着地していたのは、あのあたりの砂に含まれる温泉由来のミネラル分を補給していたのかな?


さて、日もすっかり暮れた19:00に夕ごはん。結局今日は午前中ちょっと頑張っただけであとはずっとまったりしていただけなんですが、何だか妙に充実感がありましたんでもちろんビールで乾杯!(ま、充実感の有無に関係なく飲むんですけれど)。

TVもなければ無線LANの電波が飛んでいるわけでもないので、食べ終わってしまうとあとは再びまったりする以外にすることはありません。というわけで、タバコを吸いにふと廊下に出て‥びっくり!!



確かにあのあたりにも大きな池はありましたが(魚の養殖用)、本当にただの池という感じだったんです(左下画像マウスオン)。それなのに‥なぜに突如として噴水が増殖?(笑)。このことについて翌朝アルフレッドさんに伺ってみたところ‥




なるほどそうだったんですね。しかし、そもそも何のためにこのような噴水設備を設けたのかについては伺うのを忘れました(苦笑)。養殖池の酸素量を一定にするためなのかな?でもここまで大がかりな噴水じゃなくても何とかなるような気がしますし‥。

さてそんなわけでこの日もおしまい。翌日はまた大移動だぁ!

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