− カナダユーコン準州でオーロラ観賞(3) バンクーバーでちょいとのんびりお買い物など −
成田からのフライトは19:10発ということで午前中は出勤し激務にいそしんでおりました(笑)。ちなみにこれまでカナダには6-7回訪問しているんですが、その全てが仕事絡みでありまして、プライベートで訪問するのはこれが初めてです。それにしても夕刻の出発はありがたい。ただ通常は到着後の時差ボケが結構きついんですが、今回は初日の行程がナニなのでほぼすぐに順応できました。そもそもオーロラ観賞は「夜に起き続けてナンボの勝負」なので(笑)。
そんなわけで夕刻のこんな時間に第1ターミナル内の海鮮三崎港にて乾杯です。しばらく海鮮系ナマモノともお別れのはずと思って最初にヤリイカの姿寿司を頼んだら妙に美味しかったのであとで再度注文(左上画像マウスオン)。あれ、飲んでるもんが違いますね(笑)。ちょこっと気持ちよくなったあとはエアカナダ004便バンクーバー行きに乗り込みます。
エアカナダ(AC)には正直いってこれまであまりいい記憶がありませんでした。最初の飲み物配布タイムに一緒に配られるおつまみパックを半ば投げてよこされたこともあれば、就寝タイムで機内の灯りが消された状態なのにアテンダントがずーっとくっちゃべっていてうるさくて眠れなかったりということもあったりして(さすがに文句を言ったら小声になった=おしゃべりをやめたわけではなかった)、今回は事前におしんこどんに「いつものシンガポール航空(SQ)とかとは違うからね」と念を押しておきました(笑)。
なおエアカナダでもネット経由の事前チェックインは可能なのですが、スタートは24時間前からで(SQは48時間前からOK)、それでもすかさずチェックインとともに座席を指定しようとしたわけですが‥(ちなみにこの時期の運行機材はB767で席配置は2-3-2=窓際を狙っていた)、
ま、かなり安い料金(11月現在で一番安い料金)なんだからこれはしょうがないかと思って諦めましたが、実はこの席、エコノミーの先頭席だったんです。ということはすぐ前はビジネスクラスというわけで「貧富の格差を間近で見せつけられる」ことになったわけですが(笑)、一方で悔しいことばかりでもありません。というのも‥
これはかなりのアドバンテージ!足を載せるためのバーなどは設置されていないACのエコノミー席ですが、この席の場合正面にある壁の上方に足を投げ出せば(足が壁に当たってストッパーとなり)、とりあえず真っ直ぐ足を伸ばすことも出来ます(でもお下品な姿勢でもあるので機内照明が消されているとき中心にね)。いやー、でもこりゃ楽だったわ。どうせ夜間の飛行なので窓のシールドは下げられている=窓際席でも景色は見えないし、この席はかなりありがたい割り振りだったなぁ(ちなみにエコノミー最前列席の場合、窓際席の方が正面壁までのピッチがさらにビミョーに広いようでした。あくまでAC便B767の場合ですけれどね)。
そしてこれはエアカナダの名誉のためにも書いておくべきだと思いますが、今回のバンクーバー及びおよび国内線のホワイトホースの往復で、アテンダント各氏の接客に不満を感じたことは一切ありませんでした。これはいい意味でちょっとビックリでありまして、アテンダントの接客教育レベルが上がったのか、それともたまたま今回のアテンダント各氏が「当たり」だったのか?(前者であることを切に期待しますが何となく後者のような気もする)。
さて出発は少し遅れましたが、気流の具合がよろしかったようでバンクーバーにはほぼ定時(正午)の到着でした。そこそこ寝られたので善哉というところですが、日本発の便でホワイトホース行きの国内線に乗り継ごうとするとあまりにタイミング悪すぎ!だって乗り換え可能な次の便って「22:45発」なんですよ(苦笑)。
イミグレ通過後荷物を改めて国内線に預けたあと‥あ、間違えたこっちじゃないということで普通のお客は通らない階段経由で脱出(笑)。
というわけで実質約9時間くらいのフリータイム in バンクーバーというわけです。バンクーバーも何度も来ているのですがお仕事ゆえ定番どころが多く、「じゃ、勝手知ったるグランビルアイランドでも行くか」という感じだったのですが、いかんせんグランビルだけでは時間をもてあますだろうということでまずはバンクーバー有数の繁華街であるロブソンストリートに行ってみることにしました。で、そこまでの足はといえば昔はバスかタクシーしかなかったのですが、今や!
たった2両編成ですが無人運転、日中でも運転本数はそこそこ多くスピードもそこそこ(ダウンタウンまでは30分弱くらい)。郊外では高架線ですが市街地では地下鉄モード。羽田のモノレールも何とか東京まで延伸してくれませんかね、JR東日本グループなんだし。
ちなみに車両は韓国製で日本勢は入り込めなかったのかな。なお待ち時間に地下駅を観察していたところ、どうやら3両編成までには対応できるような設計になっているようです(現在のホームは2両編成にしか対応していないがホームの端っこにはコンクリートでなくブロックで囲われたエリアあり)。
なおYVR空港駅から乗車する場合、駅でチケットを購入すると「空港駅利用料」として自動的に運賃にC$5が加算されます。右上画像の片道切符では「$8.75」という料金表示が見えますが、この逆の区間というかゾーンを利用する場合には、「8.75-5.00=$2.75」で利用できるというわけです。
実はこのカナダラインのみならず同経営のいくつかの路線やフェリーなどを共通で乗り継げる「1day pass(C$9.00)」なるものが存在します。お値段はC$9.00(2012年4月現在)。カナダラインほかはゾーン料金制になっているのですが、この「1day pass」を乗車前に購入しておけば空港駅利用の追加料金は発生しないというわけです(つまりは「空港を利用するイチゲン系観光客からはしっかり多めにいただこう、でも要領を理解している地元民には抜け道があるよ」というやり方です)。このデイパスならばダウンタウンに単純往復するだけでも普通に切符を買うより安くあがるわけです。
そんなオイシイ1day passなのですが、実は現在カナダラインのYVR駅構内で買うことは出来ません。どうやら一時期は買うことが出来たこともあったようなのですが、それじゃ誰しもが(少なくともYVR空港とダウンタウンを往復しようとする旅行者全員は)1day passを買うこと必定、そうなると「空港からの片道」にのみ+$5.00を課す意味がありません。
そんなわけで一時期駅の自販機でも買えていたという1day passは、現在YVR空港の到着階のさらに1階下にひっそりとあるセブンイレブンまで行かないと買えないことになってます(右上画像の時はどこに行けば買えるかを知らなかったので面倒くさいや系にて正規料金で購入。旅行の最後にもう一度利用したときに教えてもらって買いに行きました)。
さて無人運行の列車ですが頑張って走ってます(そりゃ当然)。ロブソンストリートは当然市内中心部なのでまだしばらく乗るわけなのですが、JRの線路を見慣れた身からするとある種ジェットコースターみたいですね。でも最新の路線はこういうのもOKなんだろうなぁ。ちなみに三線軌条方式の電車は、ダウンタウンに近づくと地下鉄モードに入ります(右上画像マウスオン)。
さてそんなわけで最寄りの駅からちょこっと歩いてロブソンストリートへ。で、なぜロブソンストリートなのかというとそれには理由がありまして、バンクーバーに向かう飛行機の中で「地球の歩き方 カナダ西部編」を読んでいたTakemaが(実は成田空港で買いました=計画性なし)、たまたまとあるお店の記事を見つけておしんこどんにこう伝えたわけです。
上記の通りおしんこどんはフィットネスクラブでヨガをやっております。ただそれだけのことから声をかけて該当ページを見せただけなのですが、その瞬間、おしんこどんの中で何かがはじけたみたいです(笑)。
(「万難を排して行きたい」だけはフィクションです(笑))。
ちなみにここからしばらくの画像に誰も道行く人が写っていないのは、Takemaがそのタイミングを狙ったからです。
そんなわけで「ルルレモンのあるロブソンストリート訪問」を決めたわけでありました。Takemaが妙にスケジュールを組んでいなかったことが幸いしたようで、おしんこどんはトランジット中だというのにウェアやらバッグやらを買い込んでおりました(右上画像で手にしておりますね)。嬉しそうだし実用的なおみやげだしよかったヨカッタ。ちなみにこのルルレモンは1998年にここバンクーバーで創業したのだそうで、今回はまさに「本家本元」での購入だったわけですね、おめでとうおしんこどん(笑)。
ちなみに街路樹に桜(ソメイヨシノじゃないですが)が植えられているところもあって、ちょうど開花が始まったばかりのようでした(右上画像マウスオン)。今年(2012)の日本は春の訪れが極端に遅くて、この文章をタイプしている今日(4/11)でも千葉では桜が満開&散り始めですが、この日はまだ3/21ですからねぇ。バンクーバーがうらやましいぞ(でもこの日は寒かったです)。
戻り道加減で歩いていくと、たまたま眼鏡屋さんが目に入りました。と、その瞬間、今度はTakemaの中でシナプスが一気にニューロンを家政婦はミトコンドリア!(いつもの通り意味不明)。そんなわけでおしんこどんにこう提案しました。
ということで予定外のサングラス買うぞモードに突入しました(笑)。そもそもわれわれは2人ともメガネ使いなので、度無しのサングラスはやはりとっても使い勝手が悪いのであります。そんなわけで自分のメガネに引っかけて使えるクリップオン式のサングラス、そろって購入っ!店員さんはみな東洋系の方で、和やかな感じでありました。おしんこどん用には大きすぎるグラス部分をカッティングもしてくれて(無料)‥うん、さすがロブソンストリート!
続いて目指すのはグランビルアイランド。ここからなら歩いて行かれると地図を見て確認していたのですが結果的にはその発想が大失敗でした(苦笑)。おまけに雨も降ってくるし(すぐやんで、その後は一気に晴れ渡りましたけれど)。
さーて橋までやって来たぞ。ちなみに長大橋ですが竣工は1954年とかなりの年代物です(右上画像マウスオン)。
この時はグランビルアイランドの真上を通過するグランビルブリッジを行けば、直下のグランビルアイランド(Granville Island)に下りる階段くらいあるのではないかという「細やかな気配り設備」を期待していたのです。でもこの点についてはカナダ人の車社会を考慮しなかったTakemaが愚かでありました(苦笑)。
あー、真下に目指すべき場所があるのに階段など全くありません!でも対岸側に行けば‥という淡い期待も空しく、歩道はあくまで車道と仲良く最後まで付き添っていくのでありました。ロブソンストリートからグランビルアイランドに歩いて行く人はご注意を‥あ、この橋はこの橋で気持ちいいんですがね(ただし風雨が強い日などはとことんみじめな気持ちになるだけかも)。ちなみに右上画像に写っているのはミニフェリーで、帰り道には迷うことなく利用しました(楽だったぁ=右上画像マウスオンで可愛いフェリー拡大画像に変わります)。
そんなわけで大回りのあと何とか「グランビルこちら」の標識を見つけて一安心。実はこれまで何度も訪問経験のあるこの場所ですが、数年前からクライアントの拠点が変わったせいで今後はもう仕事で訪れることはありません(というかTakemaの仕事上の立ち位置が変わったのでもうカナダ出張自体がないかも)。そんなわけでここグランビルアイランドも今回が最後になるかもというしみじみ感を持って‥いや実際には「はふーやっと着いたよ」感しかありませんでしたが(笑)。
と、実は結構前から「尿意勃発」のTakemaでありまして、現地到着時には「むはー、おしんこどんを案内するよりもまずはとにかくトイレでしょ!」モードでありました。冷や汗二歩手前で何とかピットインできましたが(笑)、「確かあそこにあったはず」の場所になかったのを確認したときは焦りましたわ(笑)。
コトを終えてからはのんびり。再開発で生まれたマーケットプレイスなのですが、結構地元の方々の利用も多くて「1パックは多いから半分だといくら?」というようなやり取りも聞こえてきます。くつろぎスペースもあるのでやっぱりここはいいなぁ。
先ほど苦しみつつ渡った橋を今度は見上げることになります。パブリックマーケットにはそれこそたくさんの野菜や果物が!(どう考えても観光客向けではありません)。とここで気になったのが「フルーツ串」(右上画像マウスオン)。盛りだくさんで嬉しいんですが、何だかあまり美味しそうに見えないのは「串といえば焼き鳥を連想する」日本人だけなのでしょうか(笑)。
で、今度はお魚です。「Tai Snapper」と表示されているお魚は‥どこで漁獲&水揚げされたのかはわかりませんがまさに鯛でした。すごいや。マーケットの建物とは別の場所には活ロブスターを売っているお店も。「帰国日に合わせて‥」とかなり考えましたが結局断念。やっぱりタラバか毛ガニか花咲とかできっちりしたいTakemaです(要は蟹好き)。
そんなわけでこのあとは「夕食」といたしますがこの続きは次ページにて。