− カナダユーコン準州でオーロラ観賞(4) バンクーバーで夕食のあと深夜便にてホワイトホースへ −



いやぁ、タクラマカンのテクマクマヤコン系でヨッパーになぁれの魔法水から夕食スタートです(謎)。

いろいろと見学しているうちに徐々に日も傾いてきました。ちなみにこの時期(ほぼ春分の日)、もともとそこそこの緯度に位置するバンクーバーでは(北緯49度で北海道よりも北)18:30くらいまで明るかったわけですが、このあと滞在したホワイトホースではこの時期でも20:30過ぎまで明るかったわけで、さすがに北緯60度は伊達じゃないですね。

そんなわけで、空港に戻る前に早めの夕食といたしましょう。パブリックマーケットの建物内には軽食を販売する店も多くあるのですが、せっかくなので(何が?)ちゃんとしたレストランで食べることにしました。まずはビールを頼んだ上でメニューを見ていると、ふとテーブルの上に置かれた限定メニューに目がいきました。



たまたま入ったレストランで生牡蠣にありつけるというわれわれは果報者であります。きっと2人とも日ごろの行いが限りなく素晴らしいのでありましょう、いやそうに違いない(笑)。で、産地と育て方によってお値段も違い、4種の中から選ぶ形になります。どれにしようか考えつつ説明書きを見ていたら、3つ目で目がくぎ付けになりました。


(左上画像マウスオンで拡大画像に変わります)

その瞬間、「これだ、これしかない!」と決定しました。1個から注文できるようですが、ここで急遽家族会議が招集され「われわれは2人だしせっかくなら1人1個とか2個とかじゃなくもっとゴーセーにいきたいよね」と衆議一決。よって、

ちなみになぜ「Miyagi」なのかを聞くのは忘れましたが、説明書きには「Line suspended」という記載もあり、養殖イカダから吊す形で育てられたことがわかります。その養殖方法がMiyagiから伝えられたということなのかなぁ?(真相闇中)。

とりあえずスターターとして牡蠣12個と、ハッピータイムメニューの中にあった「Oyama sausage」なるものを注文。「オーヤマ」?これもまた何か日本と関係があるのかと思いましたがやっぱり聞いていないのでわかりません(笑)。

そういえば、2011年末のNZではTakema自身のリスニング能力のはなはだしき低下に自己嫌悪モードだったのですが(ま、リスニング能力だけじゃなくて全面的な英語力ですけれどね)、今回のカナダでは前回のNZからそう時間が経っていなかったためかまだ「英語耳」が生き残っていたようで、それほどイライラすることはありませんでした。でもTakemaの英語力は全然大したレベルではないことを、ここにあらためて宣言いたします!(それに何の意味があるのかは自分でも不明ですが)。

さてビールを飲んで待っているうちに生牡蠣とソーセージが到着!




(変な意味に解釈すること禁止(苦笑)。ちなみに両上画像ともマウスオンとも別画像に変わります)。

そう、殻付きの牡蠣が「予想以上にちっちゃい」ことにちょっとがっくし。これまで海外ではNZとナミビアで生牡蠣を食べたことがありますが、そのそれぞれとも満足できるプリプリ的大きさを誇っていたような気がします(あ、でもナミビアではスワコプムンドで食べた牡蠣はバッチリだったけど首都ウインドフックで食べたのはイマイチ感たっぷりだったような気もしますが)。うーん、これに牡蠣の本場「宮城」を名乗らせるのはいかがなものか?(笑)。でも生臭さはなく美味しかったのでまぁいいかな。

で、すでにビールは飲み干していたため追加で白ワインのフルボトルを注文です。でも、ええっと、確か「お金がない」とか前の方のページで言っていませんでしたっけ?とツッコミたくなったあなた、もともとお金がないというわけじゃなくて、こういう使い方をするからお金がなくなるわけですよ。いわばニワトリが先かタマゴが先かの論争みたいな世界なので、お願いですからツッコミ欲を封印してくださるようお願い申し上げます(笑)。

このあとはスパと牛リブのシチューいっしょ盛りをオーダーして「本日の夕食」終了です。ちなみに2人で分け分けして食べました。少食人種なのでこれで十分、この日ベッドに横になるまでにはあと8時間くらいあったのですが結局寝るまで何も食べませんでした(コーヒーだけ飲んだけど)。

さて、暗くなると何かとナニなので、日没前にYVR空港に向けて出発です。でももうあの橋を歩いて渡ることはしたくないので、ここは一発文明の利器なる「渡し船」で対岸に渡っちゃいます。グランビルアイランドからイェールタウンに渡れば(C$4.50/1人)カナダラインの駅は結構近いんです。うーん往路もそのルートで来ればヨカッタ鴨南蛮‥。



観光客も多く利用するせいかサービス精神たっぷりで、シャッターも押してくれました。



往路は上を歩いたグランビルブリッジを、今度は下から眺めます。何と快適なんだろう(笑)。



平日の夕方なんですが、みなさんプライベートタイム満喫中です。大都市のど真ん中なんですが‥。



東京でいえば隅田川の遊覧船みたいなものですかね。あ、向こうからも渡し船がやってきました(右上画像マウスオン)。




そんなわけで約210万人が住むバンクーバーに沈む夕日を眺めながらの渡し船はなかなかの風情でありました。

そんなわけで船着き場に到着したところでそれぞれ「喜びのジャンプ」を表現しています。おしんこどんは最近スタートさせた「横っ飛びジャンプ」をやっていますが、さすがに光量が足りずにそれぞれ顔がぶれているのはご愛敬ってことで。

しかしこのジャンプの直後、Takemaに「急激なる異変」が発生したのであります。拙サイトを細かくご覧になっている方々であれば「あれ、またなの?」とピンとくるところだと思いますが、そうです「また」なのであります。もっとも検索サイト経由でお越しになった方々には何のことか全くわからないと思いますので婉曲的に申し上げます。それは‥

で、そのお祭りは少しずつ、でも着実に盛り上がりの度合いを増してきたのであります。そんなわけで最初は「とりあえずカナダラインの駅まで行けばトイレがあるだろうから、チップ制でも何でもいいからそこまで何とか忍耐、昔のコマーシャルのパクリでいえば『3分間待つのだぞ』とお腹に言い聞かせればいいか」という感じの早期警戒モードレベルだったのでありますが‥

エスカレーターで地下駅に下りた頃にはいわゆる「警戒モード」に。残された時間はあまりないぞと認識しつつトイレを探します。し、しかーし!

そして傷心のTakemaに忍び寄るお囃子モードはさらにその度合いを増し、徐々に「余裕がないぞモード」に突入していきました(苦笑)。うはーこりゃ相当にやばいぞと思いつつ、でもまだ歩行が可能であることを神に感謝しつつ(うそ)、先ほどの船着き場からイェールタウン駅に至るまでの映像を再生し直してみたわけです。すると!

そんなわけでかなりの早足でそのお店まで行き、「いらっしゃいませー」と声をかけてくれた店員さんにいきなり「あの、と、トトト、トイレを貸してくださいっ!」と懇願(ちなみにカナダ西海岸ではToiletよりWashroomがデフォルトです)。その切羽詰まった発言に全てを察してくれたと思われる店員さんは(笑)、すぐさまトイレの鍵を貸してくださいました。お名前も聞きませんでしたが(そりゃそうだ)、あなたさまはまさに女神の化身だったに違いありません!



こちらのお店のこのトイレこそ、「異国の地カナダにおいてTakemaの尊厳を守ってくれた」聖地なのでありました(大笑)。

くっそー(毎度お馴染みの掛詞)、しかしいったい何がいけなかったんだろうな‥は?もしかして牡蠣ですか?というかあまりにもわかりやすく牡蠣なんですか?でもそこには1つの疑問が残ります。同じ牡蠣を食べたおしんこどんには全く変調がなかったようですし、実はTakemaは国内でも結構あちこちで同じような地獄絵図を味わってますが、それはお蕎麦とかラーメンとか、食べた物にかかわらずいきなり地獄行きだったりしますし(笑)、そもそも最近は「朝昼晩ご飯を問わずしっかり食べたあとには来るものが来る」人でもあります。

というわけで結論からすれば「こりゃ原因は牡蠣じゃない」と判断した次第です。だってこのあとお腹の状態は完全に普通に戻りましたから。貝毒ゆえんのピーヒャララだったらそんな簡単には終わるはずがないですからね。まぁそれにしてもとてつもなく冷や汗をかきましたわ(ホント)。

そんなわけで身も心も幸福度100%の状態でカナダラインに乗りこみ、YVR(バンクーバー国際)空港へと戻る頃にはすっかり暗くなっていました。なーに、どうせこのあとのフライトは22:45発なので余裕のよっちゃん酢漬けイカ。

ところで前にも書いたようにこのカナダライン2両編成は完全無人運転で車掌さんも乗っていません(ただし改札がないのでたまに抜き打ち検札の係員は乗っているかも知れませんが)。となると、車内で何か不測の事態が起きたときにはどうするのか?よく見てみたら窓のサッシにその防止対策発見!黄色いラインのすぐ上の表示を見ると(ちょっと読みにくいですが)、

素晴らしいシステムだとは思うんです。でもやっぱり利用&運用するのはわれわれ「完璧ではない人間」なので、「けっ、どうせまたイタズラだろうよ」などという思いこみ対応のないように期待したいところ。そんなことを考えているうちに電車はYVR空港に無事帰着しました。

まだまだ時間はたっぷりあるのでどこで時間をつぶそうかなと思っていたら、国内線ターミナルの上に広々としたテーブル席発見。たぶん日中はそこそこ混んでいるのでしょうが、どんどん時間も遅くなってる=国内線出発便も残り少ないことにより、ほとんど無人に近い状況でした。ここでゆっくり。

なおここYVR空港では無線LAN接続が無料!世界各国いろんな空港の担当者さんにはセキュリティが云々とか言わずに是非見習ってほしいところであります。特に有料でクレジットカード払いというメタセコイア系システムを導入している空港は見習いなさい(笑)。そんなわけでおしんこどんはネットゲームに集中できたのでありました(左上画像マウスオン)。

というわけで機内に乗り込みますが、今回の座席は「1Aと1C(1Bは欠番)」。こ、これはもしかしてビとかビジとかビジネとか?と一瞬だけ期待しましたが、やっぱり全席モノクラスでありましたのでオイシイ思いをすることはありませんでした(笑)。2時間15分の飛行で、到着は翌22日の午前1時。

荷物が出てくるまでの間ちょっと表に出て喫煙タイムといたしましたが、うっはぁやっぱり寒いんだということを実感するには十分でした。ちなみに空を見上げると星一つ出ておらず曇りのようです。今夜は空港そばのホテル滞在=町中なので晴れていてもオーロラ観測はほぼ不可能なのですが、何だか明日以降ちゃんと晴れてくれるのか不安になってきました。

ホテルは早割で予約しておきましたんでチェックインはスムーズです。部屋も比較的広くてまぁまぁ(シャワーの部品が取れてたりしたのはご愛敬)。室内は十分に暖かいのですが、廊下に設置されたモニターにはカナダ北部各地の天気が表示されておりました(左上画像マウスオン)。うっはー寒いじゃないのさ!

もっともユーコン州の最南部エリアに位置するここホワイトホースはそこまでの寒さではなく、確かマイナス15度くらいだったでしょうか。それでもやっぱり寒いものは寒いんですが「まだましなんだ」と思うことにしました(苦笑)。

さ、明日からいよいよいろんなことが始まります。明日から連泊する宿の迎えの車は11:00にやってくるのでまずはゆっくり寝ましょう。
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