− カナダユーコン準州でオーロラ観賞(8) 露天風呂タンノーのあとはビール、夕食、オーロラ!−



にょっほほーい、気持ちいいったらありゃしない!

さて犬ぞりで疲れた身体を癒してくれるのは‥やっぱり「湯」ですよね。ご覧の通りこちらのB&Bには何と屋外ジャグジー(Hot Tub)が設置されているのです。残念ながら温泉ではないですが、ユーコンの森を眺めつつの露天湯タンノーなどなかなか出来ることではありません。そんなわけでこのジャグジー、Takemaが宿を選ぶ上で大きな決め手となったのであります。

この日はいい天気で気温も高めゆえ(それでもマイナス5度くらいではありましたが)湯っくりするにはちょうどいい感じです。先に室内シャワーで身体を洗った上で‥いざ!




(保温用マットが景色のいい側に置かれる構造なのはちょっと残念でしたが)

ちなみにこういう場合カナダでは水着着用が常識なのですが、こちらの宿のお仕事を手伝っておられる日本人のMamiさんいわく「貸し切り利用ですし、水着なしでも構いませんよ」とのことで、日式入浴を楽しむことが出来ました。

ちなみに湯温は日本人好みの41.5度くらいで快適そのもの。湯上がりにバスローブを羽織るあたりがカナダを感じさせます。あーこりゃいいわ、いいわこりゃこりゃと言っているうちに十分タンノーできたので上がることにしました。

ただし湯に入るときと出るときにはそれぞれ注意が必要です。なぜなら左上画像の通りステップ部分が完全に凍りついているのですから(笑)。そしてその氷を踏まないとタブへの出入りは不可能、ゆえに「注意しながら冷たたたっ!」行動を余儀なくされるというわけです。

そんなわけで午後の湯っくりタイム終了、となればお次は当然‥



はー至福、はふー浄土、ひゃっほー悦楽ここに極まれりという感じでありました。あ、ちなみに左上画像の王冠の脇にあるのはシャッターリモコン用の電池です。到着時にすでに放電していたので、この日ホワイトホースの町に買い物に行くというクラウディアさんに「これと同じのがあったら買ってきてくださいな」とお願いしていたのです。

特殊サイズゆえスーパー等にはなかったらしく、わざわざカメラ屋さんまで足を延ばしてくれたのだとか。それにしても電池1個で約$15=1200円は高いなー(放電させた自分が一番オバカなんですが)。あ、左上画像マウスオンで拡大画像に変わります。

そんなこんなで夕ご飯タイムとなりました。

この日の夕ご飯は温野菜とLemon Cod(タラ)の煮付けにごはん(長粒米)。さっぱりしていていい感じ。となればお飲み物は白ワインがいいんじゃないですかねーというわけでさっさと飲み始めました(左上画像マウスオン)。この滞在のためにユーコンビール12本と赤白のワインを1本ずつ、それに日本から持参の芋焼酎2Lを準備していましたが、量的にはちょうど良かったかな。特に芋焼酎はオーロラ観察中の寒さ対策に役立ちました。

そうそう、実はこの日、これまで日常使いのメインカメラとして活躍してきたコンデジ「LUMIX TZ5」が天に召されることとなりました。2008年に購入以来基本的にどの旅行でも一番活躍していたカメラであり、アフリカを始めいろんなところで活躍。温泉の湯気による結露にも負けず、アイスランドでは温泉川に半水没しながらも奇跡の復活を遂げ「苦難を乗り越えたいぶし銀カメラ」だったわけですが、犬ぞりの途中から液晶画面が表示されなくなりました。よってこのページのここまでの画像はサブカメラ(Pentax Optio W60)での撮影となったわけです。

しかし実はサブカメラの充電器は持参しておらず、しかも予備バッテリーも旅の途中でなぜか紛失し、結構綱渡り系の撮影モードでした。あ、でもオーロラ撮影用のFZ100があるから「最悪の事態」は避けられたはずですが、大きいカメラは何だか最近持ち歩くのが面倒で(笑)。
ちなみに帰国後に中古のTZ5(同じ機種)を7800円で購入しました。たぶん展示品だったのでしょう、箱付きでほぼ新品同様でした。で、なぜ最新機種にしなかったのかというと、実は今回の旅行準備の中で、これまで使ってきたバッテリーが少しへたりつつあるように感じていたので「純正バッテリーを新たに2つ購入」していたのですよ。

ご存じの通り純正品はお値段も高めですし、またそのバッテリーは最新機種には適合せずだったので「最新機能よりもバッテリーの有効利用」を優先させたというわけです。そんなわけでまだまだTZ5との付き合いは続くことになります。
そんなわけで「全く無事なFZ100」を使ってのオーロラ撮影が始まります。前にも書いたとおり昨日はナントカの一つ覚えの通り「ISO800で30秒開放」だったのですが、この日のオーロラ予報も「そんなに強くはない」ということだったので、Sさんのアドバイス通りに「ISO1600で60秒」で撮ることにしました。

このカメラはなぜか「60秒開放すると画像処理にもう60秒かかる」という困ったちゃん仕様で、この場合「処理中にすごいのが出ても如何ともし難い」のが難点のど飴 by ノーベルなのです。これはホントに何とかしてほしいぞ。あ、でも別にオーロラ撮影用に開発された訳じゃないからしょうがないか。でも、はっきり言って昨日より明るく撮れてますよ!
2012/3/23深夜のオーロラ画像














ちなみにこの日の記録によると、「22:30-23:30が一番強いのが出て、0:00-0:40は雲の上に帯が延びていた。1:00過ぎに2枚撮って撤収」ということでした。この日は早め時間がお盛んだったようです。さーて明日は日中がハードだしさっさと寝ますか!

いや上記の「さっさと寝る」には裏がありまして(笑)、実はSさんご夫妻(特に奥様)が常に夜空をチェックなさっていたのです。で、「出たら起こして下さい」協定を締結しておりましたので(笑)、要は「おいしいタイミングを他力本願系でキープ」していたというわけです。昼間にアクティビティを入れているわれわれにとってはヒジョーにありがたかったのでありまして、改めてSさんご夫婦に感謝申し上げる次第であります。

さーて、翌日はスノーモービルだぞー!
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