− カナダユーコン準州でオーロラ観賞(9) 今日のアクティビティはスノーモービルだいっ!(その1)−



お天気は高曇りなれど風もなく気温もまずまず、そして視界良好のモービル日和っ!

起きてみたら珍しく曇っていましたが、雪が降り出しそうな感じでもなく時おり薄日も差しておりました。そんなわけで今日のアクティビティは「Frankさんのガイドによるスノーモービルツアー」なのであります。ちなみに前日の「犬ぞりツアー」が予想以上に長距離だったこともあり、今日の行程が何となく気になるところ。そんなわけで「今日は何kmくらい走るのですか?」と聞いてみると‥


うーん、何だかアクティビティのスケールが違うぞカナダっ!しかもわたしは事前にスノーモービルの運転経験について伝えていませんから、要は「初心者でも50km一発勝負!」というアバウトさが心地よいというべきなのか、カナダらしいお気楽さというべきなのか(あ、Frankさんはドイツ出身ですが)。

まずはトランポとともにツアーのスタート地点へと向かいます。「SIMA Skifield」(勝手に「四万」に置き換えて覚えました)の近くで車を止めてモービルを降ろします。ちなみに今回われわれはタンデム走行の予定なのですがここで問題が発生っ!

われわれが乗る予定のリアシートがどう力を入れてもロックせず!大人2人が渾身の力をふりしぼってもフィックスできないのですから原因は何か別のところにありそうですが、その原因がわからない。Frankさんいわく「このモービルはわたしのじゃなくてレンタルだから細かいところまではわからないんだよ」とのことでした。結局リアシートは諦めて車の荷台に放り込み、Frankさんのモービル(4スト)にわれわれが乗ることになりました。ちなみにレンタルのほうは2ストなので排ガスが懐かしい臭さでありましたよ(笑)。

そんなわけで50kmタンデムツーリングのスタート!冬の長いユーコンではありますが、さすがに3月末ともなると雪もしっかり締まっていてフカフカの新雪とは無縁です。となればルートはあまりにもわかりやすく迷うこともありません(ま、Frankさんがいるのでそもそも迷いようがありませんが)。しかしその一方で、締まった路面はその凸凹をモロにパッセンジャーに伝えてきます。しばらく走ったあとでおしんこどんに聞いてみたところ、

とのことでした(笑)。そんなわけでとりあえず動画をご覧いただきましょう。ちなみに画面がかなり上下左右に揺れ動くのでご覚悟下さい。また「マジロディオ」エリアではそもそも動画を撮影する余裕がありませんでしたので、ここに出てくる動画は「まだまだマシな場所」で撮影したものであることを念のため申し添えます。
「いよいよ出発、展望地から樹林帯へ下り氷結した湖へ」

そんなわけで湖畔まで下りてきました。ここには人家があるのですが、買い出し等のライフラインとしてスノーモービルは必須アイテムなのでしょうね。実際、荷物を満載したモービルが家の前に止まっていましたっけ。

ちょっとくつろいでいたら、湖側から犬ぞり隊がやって来ました。昨日初めて乗ったばかりなのに「ふむふむ犬ぞりなら自分でも大丈夫さ」と高慢なる自信を抱いてしまったTakema、さては昨日2回もコケたことはすっかり忘れていたようです(苦笑)。
「犬ぞりツアーグループを見送りつつ‥」
「マットブレーキではなくメタルのブレーキを常時踏んでいるから、あれはビギナーさんだね」とおっしゃるFrankさんに「そうですね」としっかり同意していたTakemaでありました。そう考えてみると、昨日のツアーでは操作法をきちんと教えてくれていたんだな(でも2回コケたんでしたが=しつこい)。

ポットの紅茶を飲んでほっこりしていると、こちらのお宅で飼っている犬親子がやってきました。放し飼いになっているということは、彼らは犬ぞりを引かないのかな?

最初にやってきた犬は、人なつっこいようでいて妙に警戒心があり、右上画像でおしんこどんが近づくと後ずさりしてます。彼女が「キミもまだまだだねー」と言ったかどうかは覚えていませんが(笑)、右上画像マウスオンで出てくるおしんこどんの高笑い画像は何だかいいなぁ。

そうこうしているうちに子犬がやってきました。さすがに物怖じしない子犬だけあってFrankさんが簡単に捕獲(笑)。最初の犬も「何だ、こいつらは大丈夫系なのね」と安心したのか子犬をいじくっても見ているだけです。

続いておしんこどんが子犬とたわむれます。それにしても左上画像の犬くんは右目の黒ブチで何だか絵的に損しているような気がします。でもお犬さま業界でその辺はあまり美の基準にはならないのでしょうね。青い眼が「北の犬」を象徴的に表しているようです。しかし右上画像で抱きかかえられている子犬のその目つき、お前は何だかヤンキー系だぞ(笑)。

このあと子犬がペロペロ攻撃に走り始めおしんこどんは防戦一方、というか完全に負けてますね(笑)。そんなわけで出発‥おっとその前におしんこどんがお手洗いに。念のためカメラを持参してもらったのですが、これがまた微妙な造りのトイレでありまして(左上画像マウスオン)。

確かに「便座」は設置されていますが、手前のスペースがあまりに広くて「普通に座ってコトを行う」ことはまず不可能でしょう。では和式モードで使う?いや、そもそも足場部分が全て発泡スチロールであるにもかかわらず凹みが見られないところを見るにそんな使われ方もされていない?ではおしんこどんはどうしたのか?いや、聞くのはやめましょうというか本題に戻りましょ(笑)。

さてここからは氷結した湖を突っ切っていきます。Frankさんいわく、「もう氷が薄くなっているから自分のトレースを外さないようについてきてね」とのことでした。しかしFrankさんのスピードそのものが早いんだよなー(大笑)。こっちはタンデムモービルの素人なんだし手加減してくださいよ(うふふ)。
「氷結した湖上を走ります」
そんなわけで氷結した湖上(あとで調べたら湖の名前は「Fish Lake」でした。「魚のいる湖」ってこと?)を走り抜けたあと、新たな「修行エリア」でへたれTakemaを露呈してしまったわけですが、まぁそのへんについては次ページにて。
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