- 2015/8 キューバ旅行記(29) キューバ最後のごはんはなぜか中華、そしていよいよキューバ出国!-


雨が小やみになったところでタクシーを確保。今夜のカサ・パルティクラルの住所と地図を見せると5CUCだそうで、お、今回は安いなと思いましたが確かに到着時の宿よりかなり近めの旧市街でした。

昔ながらの旧市街、カサのある建物も築数十年もの(or more)であることは間違いなさそうでしたが、入口のわかりにくさはともかくとして室内は綺麗にリフォームされていて問題なし。エアコンもありましたし。



中庭があったので(右上画像マウスオン)、喫煙に関しても問題なしでした(灰皿があった)。

と、ここで残金の確認。このあとお金がかかるのはこの日の夕ごはん、カサの宿泊費、空港までのタクシー代(おっと、予約しとかなきゃ)、空港施設使用料ぐらいですが、手持ちの残金を考えれば何とかぎりぎりで足りそうな感じだと判断。よし、夕ごはんに行くぞー!(この日の経緯をみればわかる通り、当然お昼ごはんを食べられるような状況ではありませんでしたから)。

スマホのGPSナビによると、数ブロック南に下がったあたりにレストランのマークが集結するエリアがあるようですからそこを目指します。



治安のことを心配しないで歩けるのはありがたいですねぇハバナ(もちろん一応気は張ってますが)。

スマホ画面を見ながら「さてこのあたりだぞ」、というわけで路地を曲がってみたらそこは‥





キューバ滞在中の、実質的に最後のごはんが中華でいいのか?という心理的問題は残りますが、正直いってキューバごはんは当たり外れが大きい(負の方向的に)ので、中華なら(しかも何軒も密集して客争いをしているところなら)大ハズレはあるまいと考えたTakemaでありました。どこにしようかな?



で、見た感じでお店を選んだわけですが、えー明るい1Fじゃなくて2Fなの?暗いし何だか選択を失敗した感ありでした(苦笑)。チャーハンと餃子(右上画像マウスオン)というシンプル注文もちょっと失敗したかなという感じで、ここはやっぱり八角とかニンニクとかパンチの効いた肉野菜の炒め物とかで勝負するんだったと後悔。あと「この日のお勧めは?」と聞いたら「アボカドサラダです」というので頼んでみましたが、もう一工夫ないもんかね?ただ切っただけでしたよ‥(まぁキューバのアボカドはレベルが高いですが)。

エアコンが効いていて涼しかったけれど、道路に面した屋外席の方がよかったなぁ。値段は高くもなかったけれどね。



帰る頃には夜のとばりがとっぷりと‥宿まで歩いて帰りますが、往路と同じ道なのにこの絵は全然気がつかなかったなぁ(おしんこどんは目にしていたらしい)。キンシコウかと思いましたが特定の猿をモデルにしたわけではないのかも。そんなわけでカサ・パルティクラルに戻り、タクシーの予約確認(5:30ピックアップ&25CUCで予約OKだった)と荷物を整理し宿代もこの日のうちに支払い完了、そしてもちろん1日の汗をシャワーで洗い流して本日終了です。

明けて翌朝。4時台に起きていたので準備は楽々‥と思っていたら予約時間より20分も早い5:10に宿の方が部屋をノック。早々とタクシー到着なんですね。まぁ国際線ゆえ早めのチェックインに越したことはないのですぐにタクシーへと移動です。インターネットチェックインなどというこしゃくな技は使えませんので‥(その代わり予約時に座席指定まで全て完了済み)。



キューバで最後に乗った車はLADAということになりました。空港までは約30分、自分の運転じゃないですがラストランですねぇ。



さすがにこの時間ですからハバナ市内であっても道路はガラガラ、さらに空港に向かう道路も‥え、踏切で止まって動かない?と思ったら、低速で貨物列車が進行してきました。

キューバに鉄道踏切はそれこそ数え切れないほどあるはずですが、おそらくはそのほぼ全てに共通しているのが、


(機関車は警笛を鳴らしていたのかもしれませんが、少なくとも自分はそれに気づきませんでした)

国際空港とハバナ市内を結ぶ道路ですらこうですからね。レンタカーでの移動を考えている人は本当にお気を付け下さい。自分は運転中「あとになればなるほど」気を遣うようになりましたが、運が悪ければ前半で「旅も人生も」オシマイになった可能性だってあるわけですから‥。



そんなこんなで(予定よりも早く)ハバナ国際空港に到着です。カウンターにはすでに長蛇の列でしたが、ちゃんと乗れ、そしてちゃんと飛んでくれれば何の問題もありません。





この「よし!」は、トロントからの乗り替え便を意識したものではありません。というかこのあとトロントでは2泊するつもりなので、その意味では遅れようが何だろうが「着陸すればこっちのもの」という感じなのです。でもですね、



その予約が何なのかについてはすぐに明らかになりますのでご心配なく(というか誰も心配なんぞしていないでしょうが)。



チェックインを済ませた方の多くはそのまま両替所へと進み「CUCを外貨(たぶんカナダドル)へと再両替」なさっていたようでしたが、チェックインカウンターで施設利用料をコインも合わせて寄せ集めて支払ったわれわれのキューバ通貨といえばあと6CUC+空港内では使えないCUPが少し。というわけで両替はせず、搭乗口近くのコーヒーショップで朝コーヒーを飲んでおしまいにしました(あとの紙幣はおみやげにね)。



到着時には気づきませんでしたが、ハバナの国際空港(第3)ターミナルはかなり立派でした。ネットはつながらなかったけれど(つながるという話もある)。まぁいずれにせよ‥





また来るとき‥はあるのかどうだかわかりませんが、いずれにせよその時にはいろいろなところが大きく変わっているのでしょうね、他の多くの国々と同じように。



さてアメリカ本土上空を通過しながら、「ここからはネットもカードも使える国での移動だぞ、ついでに英語も通じるし」と心の中で再確認して安堵。いっぽうで旅行者としての「耐性」が弱くなったなぁと自覚した次第です。



そんなわけでトロント、ピアソン国際空港に到着です。ハバナとの時差はないのでそのままの感覚で動けるのは何より。さて、まずはちょっと何か食べさせて&飲ませてくださいよ腹ぺこなんだから。おっと「吸わせて」も(笑)。



そんなわけで到着ロビーでコーヒーやらサンドイッチやらを食べてうん満足。それにしても円が弱くなったのかカナダのインフレが進行したのか、空港であることを差し引いても何だか日本円換算の物価が随分上がってるなぁと感じました。

さてこのあとはタクシーカウンターにご挨拶してっと。

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