- 2015/8 キューバ旅行記(31) キューバ出国後のトロント編(2) ナイアガラの滝訪問(2) -



うっひゃー、真横からでもなかなかのド迫力。



さてTABLE ROCK HOUSEまで戻ってきました。というのも到着後すぐにツアーの申し込みをしていたんですが、その出発時間が近づいてきたわけで。

ツアーの名は「Journey Behind The Falls」。詳しくはこのページを見ていただくとして(英語ですが)、要はこの展望台から45m下ったところにある別の展望台から、「滝をより間近に見てもらいましょーついでに濡れていただきマショー」というものです。

ツアーといってもエレベーターで下に降りるだけですからシンプルなものですが、この日はこれとて数時間待ちでした。ようやくわれわれの番が回ってきたぞというわけです。



エレベーターに乗る前に、ご覧のようなビニールポンチョが渡されます。安っぽいものですが記念にもなるので皆さんお持ち帰りになっていたようでした(自分たちも)。

エレベーターを降り、水平通路をしばし進むと‥




(上画像マウスオンで別画像に変わります)




(上画像マウスオンで2008ビクトリアフォールズ画像に変わります=あの時は乾期だった)



なお展望台の出入り口はこんな感じです。エレベーターの乗車人員が限られているためか展望台自体は「極端に混んでるぞ感」はなく、ちょっと待てば最前列に出られるというところ。なお滞在時間の制限はありませんが、長くいても濡れるだけなので‥

さてここで建物の下からおしんこどんを撮影したわけですが、どこにでもいるんですねぇお茶目な人って(笑)。下の両画像にマウスオンすると‥







再び地下通路を通ってエレベーターへ。この2基がフル稼働してツアー客をさばいているわけですが、輸送力にはやっぱり限界があるよなぁ。袋田の滝とかもエレベーターを大型化したし、こちらでも何か考えているのでしょうか?



さて再び地上に戻ってきましたが、そろそろバスターミナルに向かうべき時間です。そんなわけでふと道路を見てみると‥



何ともやばーい感じです。テーブルロックセンターの脇にはタクシー乗り場があるのですが、客待ちの車は1台もなし。そもそも乗り場に入ってくるタクシーが皆無なのです。しばらく待てども状況は何も変わらず。困ったなぁと思い、せめて直接道路に出て拾おうかと考えて乗り場を離れたところで‥



「急いては事をし損じる」とはまさにこのことです。もっとも、このタクシー(来た時と同じナイアガラフォールズタクシー)のドライバー氏がここで嬉しいことをおっしゃって下さる!(たぶんドライバー氏は、われわれがタクシー乗り場で待っているのを見て乗り場に入ってきたのでしょう)。



うーん、タクシードライバーの鑑です(嬉)。しかし、その「次のタクシー」はこれまた全く現れません。こりゃ予約しているバスに間に合わない可能性が高くなってきたぞ‥と、頭の中で善後策を考えている間にも刻一刻と時間が過ぎ‥えっ?



というわけで急いで乗り込み目的地を告げます。「えーっと、まずはこちらの会社の営業所まで行って下さい。そのあとバスターミナルまで」と申し上げると、ドライバー氏は「え?何でうちの営業所に?」という顔をなさったようでしたが、荷物をデポしてあるんですと告げると合点がいったようで「OK、了解」。

心配された渋滞は幸い滝のエリアだけで、川を離れるとごく普通の通行量に戻りました。よしよしこれならバスにも間に合いそうです。荷物をピックアップし、無事バスターミナルへ。感謝の気持ちを込めてチップも多めに渡しましたとさ。



そんなわけでバスターミナルへ。到着してみてわかったのですが、次の便(19:30)以降のバスチケットはすべてSOLD OUTでした(両上画像マウスオン)。先ほどタクシーを待ちながら「自分たちが予約している19:30発のバスのあとにもまだ何本か運行していたはずだよなぁ、それがもし満員だったら‥またもトロントまでタクシーしかないのかな‥」と考えていたわけなのですが、いやぁアブナカッタ、ドライバー氏に再度の感謝です!



そしてやって来たのは、たぶんトロント市内とナイアガラ地区を結ぶ交通手段の中で一番安いと思われるメガバスでありました。預けられる荷物のサイズに制限があるということでしたが、われわれのバックパックは何も言われなかったので許容範囲だったのでしょう。

何事もなかったかのようにバスは走り始めました。夕日を見ながら「今日もおわったなぁ」としみじみ(右上画像マウスオン)‥いやちょっと待て、まだ今日のお宿に到着していないんだった!(笑)。

そんなわけで宿に着いたのは21:30過ぎ。しかし、まだ夕ごはん食べてなーい!しかしここは大都会トロント、まだやっているレストランが何軒かあるエリアがあるそうです。「ここを右に行って、突き当たったあたりです」というアバウトなご案内でしたが、ハイそれで全然迷うことなく到着できました。

それでもすでに椅子を上げ始め閉店準備にかかるレストランもいくつか。まだやっていそうなお店のうち、ジャパレス(日本食)と中華のお店を外して考えると(もう明後日は帰国ですから)もう選択肢はここぐらいしか残っていませんでした。お店の名前は「Valens」、多国籍系西洋料理(Fusion Food)のお店らしいですが問題なし。



この夜はトロントですら蒸し蒸しとして暑く、たぶんこんな陽気はひと夏に数日あるかないかだろうなと。北緯43度って、北海道の旭川とほぼ同じ緯度ですし。まぁそれでも冷えたビールを飲むのにはもってこいです。ビールがパイントグラスで出てくるのもぐびぐび飲むのには絶好です。

さてごはんはC$25のミニコース料理を注文。スープかサラダは選択制、パンもコーヒーも付かないのにコースといえるかどうかはわかりませんが(メニューでは「コース」ではなく「Prix Fixe Dinner」と表示していました)。さてメインを何にするか‥





というわけで結論。うん、美味しかったですので問題なし!Baseball Steak、画像ではちょっと貧相に見えますがその大きさたるやなかなかのもの。ちなみに右上画像はプディングなのですが、これもあっさりした甘みで(これ重要)全部を美味しくいただきました。

で、上記三品セットをシェアし(1人前しか頼んでません)あとはビールを2人で3杯って、決して「贅沢過ぎる」夕食じゃありませんよね?でもお会計はといえば税込みでC$50.29=約4,500円。たっかーい!もし1人1セットを頼んでいたら7,000円弱ということになったわけですね。

Takemaは1999年から仕事でカナダに出張することが多かったのですが(いまはその部署を離れましたが)、2000年代には今回のような「高さ」を感じなかったわけです。確かに円高円安の関係はあるでしょうが、かつて現在と同じ1C$=約90円の時でもいまのような高さは感じませんでした。ということは‥



日本政府が「インフレ目標」とやらを設定し、首相自らが経済界に賃上げを迫るというある意味前代未聞の要求をしているうちに、カナダも「あっちの世界」に進んでしまったということですね。まぁ今後どう進むかわからない世界ではありますが、要は「2015年、カナダの物価は高かった」というのが実感でした(しみじみ)。

で、そうなると「いくら手持ちの現金があればいいのかわかりかねる」のです。よって、カナダはカード社会なので‥



まぁ、明後日には出国しちゃうので途方もない無駄遣いをするヒマもないでしょうし(笑)。そんなわけでこの日は終了!

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