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- 2019夏、ジョージア編(8) ウシュグリからメスティアに戻ってうろうろ -



メスティア郊外のスキーリフトで上がった先はまさに絶景!(うるさかったですが)。




ビールを飲んだら宿に戻ります。左上画像は暖簾じゃなくて洗濯物干し(掛け布団カバーと枕カバー)ですが、統一感があって何だかいいですねぇ。あ、お隣の宿のモノですけれど(笑)。お隣の敷地を通るほうが近道だったんです。

そして右上画像に見える木戸を通って宿に戻ったわけなのですが、牛の出入りを抑止するためなのか木戸に設置されているスプリングがすこぶる強固で、小さな子どもだと開けられないくらい。ここまで重くする必要はあるのか?(実際、小さな子どもがわれわれの宿にいたわけなので。挟まれたら怪我しそう)。

荷物はお散歩前にまとめておいたので、あとは車に載せるだけ。ウシュグリ、やっぱり泊まってよかったなぁ。ただしお天気が悪いと(特に雨が降っていたりすると)、本当にやることがなくて退屈しまくり必定モードに陥りそうな気がしますが。初めての訪問でここまでの好天、本当にラッキーでした。

さてこのあとは再びメスティアに戻ります。



ライダー氏、復路もお気をつけて。ん?あの韓国の人(たぶん)のスーツケースは!

出発はほぼ正午。メスティアまでは3時間もかからないはずなので(往路はお茶休憩込みで2.5h)、そう考えればお散歩は茶屋まで行っておいてもよかったかも知れませんねぇ(全然その気はなかったですが)。



牛くんが動じないのはデフォルト、いろは坂系の区間もあります。路肩弱そう。





 

洗い越しもあります。これ、そのうち浸食が進めば完全にえぐれて通れなくなってしまうのでは?いや、でもそのたびごとに石を入れて補修しているのかも知れません。石止めとおぼしき丸太も設置されていましたし。

なお道路補修用重機も駐められていましたが、実はこれ、このエリアに常置されているのだとか。つまりは「道路上に障害が発生した場合すぐに対応できるように」、言い換えれば「それだけ障害が頻発する」ということなのでしょう。



さて往路でも立ち寄ったお店でランチです。ランチなのでビールですね(この旅行のデフォルトでした。自分で運転しないんで)。で、肝心のランチメニューといえば、



こんな感じでした。おしんこどんは頑張りましたが自分は途中で試合放棄。

このあとはメスティアへとずんずん進みます。相変わらずお天気はバッチリで、ジョージア到着後、まだ一滴の雨にも降られていません(有り難い)。



峠道に沿って送電線も導かれています。コンクリ舗装された洗い越しも平穏な水量。



橋の上には虫を避ける牛たちが。その橋のたもとにあったこれは何だろう?

さてそれではこの区間のミニ動画です。



さて、峠を越えていよいよメスティアへという段になり、車はメスティア行きとは異なる別の道路に入っていきます。「行程を丸投げすると下調べしない」というTakemaの悪しき習慣については前にも述べましたが、どこに寄り道するか全然把握していませんでした。渡辺さんいわく「ここでゴンドラに乗って展望台に上がります」とのこと。ほほぉ!



しかし、いざ到着してみるとゴンドラ(と聞いていましたがリフトでした)は動いていませんでした。渡辺さんが7月上旬にやって来たときにも動いていなかったというし‥ぬか喜びか?しかしそれにしては駐車車両の数が多いし係員の姿も‥。







ということでリフトに乗り込みました。それにしても、4人が乗れるリフトなのですがなぜか1台おきにしか乗車させないのはどのような事情があったのでしょうか。荷重の問題だとすればそれはそれで問題だと思うのですが。それと、上のターミナルで乗客がリフトを降りる際には係員がリフトの運転スピードを故意に下げていました。もちろん下車時の安全性を考えてのことなのでしょうが、そういう運用は明らかに機器に負担をかけると思うのです。どうなのかなぁ。



冬場はもちろんスキー場、夏は登山リフトとしての運用です。白馬とかと同じですね。



頂上駅に到着です。ここの標高は2347mで、ウシュグリよりも高いのか(ちなみにリフト乗り場は1865m)。ただ、案外頂上施設が小さい。ビールは売っているようでしたが食事は軽食のみみたい。渡辺さんいわく、以前は食事メニューももう少しあったよということですが‥。

と、ここで(というか実際はリフト下車直後に)「あれ」を見つけたのですぐさま行ってみたわれわれでありました。それは‥





背景に双耳峰のウシュバ山(4710m、右上画像左側の山です)を従えて、たぶんこれは間違いなくスキー競技の表彰台として使われているのだと思いますが、このあとやって来た子どもたちにもこの表彰台は大受けでした(半世紀くらい長く生きているわれわれの精神年齢は、あの子どもたちと同一レベルなのか?)。

しかしこのあとおしんこどんは「キボチワルイ」ということで食べたものを戻してしまったようでした。大丈夫か?

ちなみに頂上施設では何かのイベントが行われていたようで、場所に似合わず大音量の音楽が流され、ダンサーが踊ったりもしていました。何だかなぁ。



下りリフト@大展望の中、おしんこどんはまだ具合が悪いモードの真っ最中。



山々、きれいでしたけれどね。まぁこればっかりはしょうがないです。



頂上のレストハウスで流れていた音楽は小さくしてあります。実際はうるさかった。
ちなみにリフトを降りたあともすぐ近くのトイレに向かったおしんこどん、この日の夕食はパスすることとなりました。しかし翌日以降は徐々に復活、食べたものの問題ではなく(そもそも自分たちも同じものを食べていますし)、体調の問題だったようです。



われわれが下りてきた頃には乗車待ちの方はいませんでした。規模に比べて各施設は小さいですね。

ちなみにこのすぐ近くにはメスティア市街地へと続く下部リフトがあり、自前の足がなくても頂上部まで上がることができます。ただし「ゴンドラ」ではなく「リフト」ですので、雨が降っているとなかなか最悪なことになるとは思いますが(メスティアで降っていなくても山の上では‥)。



さて、増水しているのではなく「これがあたりまえ」たる川越えの先にあったのがわれわれの今宵の宿であるManoni's ゲストハウス。かなりいい感じの宿でしたが、渡辺さんとドライバーのシャルワさんたちの宿の手配はこれからということで‥結果的に渡辺さんはこの宿に泊まりましたが、シャルワさんは隣の宿へ。ハイシーズンですからね。

おしんこどんはとりあえず部屋で休憩モード。しかしTakemaは‥めざとくこんなモノを見つけてしまったわけですよ!





ちなみにこの色合いですが白ワインです!ほのぼのした味でついおかわり(ということは1L飲んだのか自分は(大笑))。ちなみに5ラリというのは自分の記憶なのですが、撮影したはずの料金表は見つからず。酔ってたのかなぁ?(苦笑)。でも度数がそれほど高くなかったのか飲み終えてもごく普通でしたけれどね。

しばらくは中庭の段差に腰掛けて飲んでいて、実はまだ決まっていなかったトビリシの宿の話になり、「洗濯をどこかで‥」ということから、ホテルやゲストハウスではなくアパートメント宿泊に決定しました。と、ここで渡辺さんいわく、



うーん、自分としてはもちろん行きたい、でもおしんこどんは体調の関係でどうかなぁ‥と思いつつ部屋に行ってその旨を伝えると‥



体調は多少なりとも回復したようで、フルメンバーでの出発となりました。川を挟んで反対側の山の斜面にあるこちらは‥




(ここが彼の実家だったのかどうかは確認するのを忘れました)



もう17:00近くだったのですが、まだ大丈夫、登れるということでした(しばらく待たされたのは先客さんが登ってたからだったのでしょうか?)。1&2階はこの地域のヘルジアーニ氏の功績や登山道具などを展示した資料館となっています。それにしても34才の若さで遭難死とは‥。

さて、実は資料館よりも先に塔に登っておりました。「立てこもりの塔」(「復讐の塔」ともいうようですが、ちょっとまがまがしいので、渡辺さんが使っていた「立てこもりの塔」で統一しています)のそもそもの役割ゆえ内部に階段などはなく、取り外し可能な梯子があるだけです。もちろんです。



暗い塔の中にいくつも続く梯子段を登り、塔の最上階まで上がります。結構梯子の固定が甘い場所もあってなかなかスリリング。身体をよじりながら階上に上がるのも楽しいです。



そんなわけで塔の最上部に到着です。と、ここで渡辺さんからまさかの発言が!





もちろんOK。まさか屋根上まで行かれるとは‥。というわけでさらに右上画像の梯子を登った先には‥




(「ならぬ」の前後が全然フィットしてませんがスルーね)



おしんこどんもだいぶ元気になったようで、このあと「来て良かったわー」ととの言葉が。よかったヨカッタ。ちなみにおしんこどんの体調はこのあとずんずんと(でもないか)回復していきましたとさ。なんだったんだろうねぇ、飲み慣れない昼ビール習慣?

というわけで屋根上動画です。





メスティアにも空港があり、ターミナルビルはいっぷう変わった形状をしていますが(一番上が管制塔だと思われます)、就航しているのは小型機でほぼ1日1便とか(月曜日は2便らしい)。帰り道、この日は月曜日だったからか「2便目」が着陸態勢にあるところをすかさずパチリ。やっぱりこういう時はコンデジが一番早く対応できますね。スマホじゃ無理無理。



宿に戻り再びまったり。ちなみに右上画像のニワトリ、この後足をつかまれどこかに連れていかれましたが?

夕食は20:00からでしたが、おしんこどんはキャンセル、渡辺さんと2人での夕食となりました。となると4品+スイカ、こりゃ食べきれませんのであっさり残しました。というかすでにこのあたりでは「全部食べきれなくてもしょうがない」と思っていましたし(日本の宿では「メシの一粒血の一滴」たる教えを忠実に守ろうとするんですが)。



この他にスープとパン、そしてスイカも出てきましたしね。全成敗は無理です。

おしんこどん用にパンとスイカを部屋に持ち帰りましたが、結局彼女は朝まで手を付けることはなく、Takemaが消費しました(笑)。

さて外が暗くなり、タバコを吸いに外に出てみると、何やら何やら?





というわけで歩いて見に行ってみることにしました。お宿は中心部からは少し離れた位置にあるもので。ぽこぽこと歩いていき、橋の近くがベストポジションかなというわけで、







ちなみに皆考えることは同じと見えて、あちこちの宿からカメラを携えた旅行者が出てきていました。とはいえトータルで10人くらいかな。帰り道、結構気温が下がっていてうすら寒かったです。



明けて翌朝、太陽が上がる前の気温はご覧のとおり9.5度を記録。寒かったわけだ(昨晩は半袖で写真を撮りに行ったのです)。しかしこの日もどうやらいい天気。7/20-8/10の天気安定、伊達じゃないですね。

ちなみに右上画像の手前に植えられているのはジャガイモで、ちょうど花がちらほらと咲いていました(右上画像マウスオン)。やっぱり標高が高く冷涼な気候ですからね。



昨晩ライトアップされていた塔、綺麗だったねというわけで朝ごはん。

ただしおしんこどんは体調回復第一でずっと寝ていましたからライトアップは見ていません。でもその甲斐あってかこの日は朝ごはんを少し食べたっけ。



この宿、というかメスティアの水道水は飲めます。注いでみたら気泡のせいでご覧のとおり白く見えましたがすぐにそれも消え、お腹にくることもありませんでした。ただどこの水もOKということではないようで(人にもよるはず)、渡辺さん「自分はトリビシ(首都)の水は普通に飲みますけれどね」とのことでした。

さて、この日はいよいよ標高の高い山岳地帯を下りて「暑い平野部」へと向かいます。別にジョージア全体が涼しいわけではなく、今回も首都トビリシでは35度とかの気温でしたから(内陸性気候エリア)。でもここまで、涼しくて気持ちよかったなぁ。



メスティアから下り始めてもところどころに立てこもりの塔。この地域だけなんですけれどね。

このあともう少し進んでいくと、前日リフトの山頂駅から見えていたウシュバ山が正面に見えてきます。ということでここでひと休み。ただし角度の問題でピークは1つしか見えませんが、




(その真ん中くらいの山容かな)



ただし実際はご覧のとおり道路沿いから撮った画像です。

往路にも通った道なのであまり語らずさっさと下りましょう(ちなみに往路ではウシュバ山はガスに隠れていたのです)。でも、この道路はやっぱりやばいのでは?(展望はいいのですが)。



山の中腹に穿たれたこの道路、左上画像もそうですが上部斜面(道路開削のために削った部分)からの崩壊、そしてもちろん自然崩壊による土砂を下に流して「復旧」させています。しかしそのはるか下部には谷あいの平坦部も。これって5年10年の単位ならともかく、その上の単位でいえば斜面も平坦部も見るかげもなくなるんじゃないかな?不安ですが、その不安はこの傾斜地ではいつか現実になるのではないかと思います。

せめて斜面工事をしてほしいと思うのですが、見る限りジョージア政府にその発想はなさそうでしたので‥。そんなわけで展望地走行&谷あい動画です。やっぱり谷沿いの鉄塔は倒れるのね。





道路が谷あいまで降りてきたところで休憩です。とはいえ右上画像のレストハウスを利用するのではなくトイレ休憩、そして‥



手前の小屋界隈で休憩です。おーいニワトリくん、すぐ上で炭火が点いてるんだよぉ!(笑)。



ここで地元産の塩を購入。おしんこどんは「お手!」行動中。

中途半端なタイミングですがだいぶ長くなったので、この続きは次ページにて。

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