- 2019夏、ジョージア編(18) トビリシ屋上夕ごはん、翌日はムツヘタ方面へ -



夕食は建物屋上のこちらへ。なかなかヨカッタ!

さて夕ごはん。歩いて行ける範囲でよさげなお店‥数日前はメインロード方面に行って失敗したわけなので、この日の下調べは「そもそも旧市街ならお店があるだろう」と考えて奥に入っていく作戦を立て、ネットで検索。あ、前回の宿はWiFiがロビーだけだった(しかも部屋は4Fだった)のに対して、小さなアパートメントでもWiFiが飛んでいたのでじっくり調べられたわけです。

で、目星を付けて歩いていき、ここだなと思った店の前でまずは外観をパチリ。で、さて入ろうかなと思ったところで‥ご夫婦が出てきたと思ったら、いきなりわれわれにこうおっしゃいました。





うわ、いきなりお勧め攻撃をいただきありがとうございます(笑)。まさか屋上の席があるとは思ってもいなかったので実にいいアドバイスをいただきました(下調べダメじゃん)。

というわけでお店に入ると、1Fの客席には誰もいませんでしたが、店員さんが「このフロアか、ルーフトップか」と尋ねてくれたので、悩むことなく「ルーフトップで」とお願いしました。その結果、上記画像のように至聖三者大聖堂(あれれ、ジョージア語だと「ツミンダ・サメバ大聖堂」なので、要は「三位一体教会」の本家ということか)を間近に望む特等席に陣取ったわけですね。

店員さん(英語堪能)に「どの席がお勧めですか?」と伺うと、「この席ですね」と勧められたのは教会側ではなかったのですが、その理由はあとでわかりました。この時間はまだ太陽が出ていたので日差しがまぶしかったのですが、こちらは「夕日を眺められる」からだったのです。



まだ夕食には早い時間ゆえ(とはいえジョージア人の生活サイクルはスタートがゆっくりらしく&夏なので日が長いこともあり)すでに19:00を回ってます。この日は赤ワインで乾杯!



やがて日も暮れてきました。あ、あのタマゴが大統領宮殿。そのすぐ先にわれわれの宿あり。







そしてこの日の夕食。パンプキンのスープとトラウト焼き(まさか2尾だとは)、そしてお昼ごはんに引き続きのヒンカリを夫婦でそれぞれシェアです。なおスープの脇に見えているのはハチャプリと似た形状ですが、単にスープ付け合わせのパンですので念のため(そんなに食べられませんので)。

スープはかなり量があり申し訳ないながら残しました(美味しかったですよ)。トラウトはもちろん全部食べましたが、ヒンカリはお昼に比べて小さめだったのはまあいいとして‥



マッシュルームが入ったことでただでさえ少なくなったお肉の汁を吸ってしまったのか、スープがないんですよ。これはある意味「堅めの肉まん」と同じであり、ちょっと残念でした。ま、渡辺さんのアドバイスから外れる注文をしたわれわれの失敗です。いいですか、「ヒンカリ素人はとにかくベーシックなヒンカリを注文すること」、これに尽きます!(味の比較もできますしオススメです)。



日没後は電波塔も宮殿も、そして教会もライトアップされてかなりヨロシイ夜景です。

そうそう、こちらのお店では夕方-夜の営業時に生演奏もやっておりました。とはいえ楽器はギター1本だけですしマイクもなし。おじさん3人による歌声披露でしたが、自分としては好感でした(動画がブレブレなのは自席からのズームなのでお許し下さいませ)。





オールドタウンの夜。危険なニオイは一切なく、SPARで朝ご飯を買い出して帰りました。

宿に戻ってきたら洗濯物の取り込みです。うむさすがジョージア、完璧に乾いておりましたので全て収納を完了してよしよし。これで日本帰国まで何とか着るものには困らず済みそうです。

明けて翌朝。うわ、まさかのまさか!





ま、一時的に強くなったもののしばらくして止んだので大きな問題はなし。というか、昨日のうちに(洗濯物を干している間に)降らなくてよかったなぁと安堵です。

この日の予報は曇りのようで、「夏の天候安定10日間」のご褒美タイムもすでに賞味期限切れというか、そのタイミングももう終わっていますしねぇ。ここからは少しずつですが秋に向かっていくのでしょう。もっとも内陸性気候のトビリシがどんなふうに秋から冬へと向かうのかは全然知らないわけですが(苦笑)。



半地下のキッチン&コモンルーム(かなりいい感じに整備されています)でお茶を飲みつつごく軽い朝ご飯を食べていたところで渡辺さんがお越しになりこの日の段取りをば。

とはいってもこちらのリクエストは「教会めぐりとかは正直いってどうでもよい(というか行かなくてもいい)、でも温泉は万難を排して!」という困ったちゃん系のものだったので、渡辺さんも困ったと思います。というわけで「一応教会へも行って、トビリシ市内の温泉は有名処じゃなくて(高いし)ローカル系へ、んでもって夕ごはんはしっかりイイところでいただき、駅へ行く(国際夜行列車乗車)」ということになりました。

ただし、そこに「大きなオプショナルツアー」が加わることをわれわれはまだ(渡辺さんも)知らぬままでしたが(大笑)。

というわけで、この日はキエフ市内&郊外の観光です。まずはムツヘタ方面へ。すると‥。





このあと陥落してしまいましたが、この旅行当時(2019/8)は大関に在位していましたからね。ちなみに渡辺さんによると「栃ノ心看板」は知る限りこの1つだけ」ということなのでかなりレアな品ということになります。撮れてよかったぁ。

思い起こせば、モンゴルに行った時も道路際に旭鷲山や朝青龍の看板があったりしたよなぁ。画像として残っていないかなぁと思い拙サイトモンゴル編(2005)を確認してみたら‥



やっぱり撮ってましたね(左が旭鷲山、右が朝青龍)。

そういえばこのモンゴル行きの際、往路の飛行機には朝青龍も安馬(のちの日馬富士)も同乗していたんだっけ。懐かしいなぁ。まぁこれはこれとして(謎笑)、先に進みましょう。



このあとはジワリ修道院へ。トビリシ観光ツアーの定番訪問地となっているらしくものすごい人出でびっくり。たぶんジョージア滞在中一番自分と同じ「観光客」を見ました。メスティアやカズベキももちろん多かったんでしょうが、分散して行動していますからね。ここはトビリシ郊外ですぐに来られるし、展望もいいしで選ばれるのでしょう。ちなみにこの日も「岩下の新生姜」Tシャツを着用しているTakemaです(笑)。

このあとはスヴェティツホヴェリ大聖堂へ。



こちら側は裏門というか、公共の駐車場がないので人も少なく(路駐の車は多いですが)、すんなりと入れました(シャルワさんの車はわれわれを降ろしたあと反対側の公共駐車場へ移動したので問題なし)。

そんなわけでポコポコと歩いていきます。観光地ゆえ出店が並んでいましたが、こちら側は「裏」かなと。教会から反対側の駐車場に通じる道路沿いはまさに「参道」でしたので。



このスヴェティツホヴェリ大聖堂、ジョージア最古といわれる歴史を誇っているようで、最初の建立は4世紀だとか。もっとも最初は木造で、現在の建物は1207年に建立(18世紀に修復)されたものだとか。そう考えると、日本最古の木造建築物である法隆寺の金堂が7世紀頃に建立されて今に至るというのはすごいことなのだなぁと。

もちろん周囲の(おしんこどんが立っている外壁などはごく「最近」のものなのでしょう。



でも修復中?の場所もありましたし、やっぱりそこそこ古いもののようです。



敷地内のお犬さまはすっかりリラックスモード。なお登録犬は耳にタグが付けられています。



この時はミサ中だったので、中はのぞけましたが内部には入れず。ハイ異教徒なので当然です。

このあとちらほらと雨が降ってきたりしましたがしばしの雨宿りで特に問題なし。シャルワさんは車をメイン駐車場側に移動して待機中とのことで、メイン参道を駐車場へと向かいます。





なぜかほとんど撮影していなかったことが悔やまれますが、いろんなお店がありますんでお楽しみ下さい。買うか買わないかはともかくとして。

で、駐車場までやってきたところで露天商の女性のお店があったわけですが、ここで一気に目を奪われました!





いやぁ、まさかジョージアで干し柿に出会えるとは思ってもいませんでしたので「買おうよ!」と即決。ただ、今考えてみれば渡辺さんは特にコメントしていなかった気もするのでこの国の市場などでは案外普通にあるのかも知れませんが、そんなことはいい!海外産の干し柿って食べたことないもん!



と、ここで気になったのが左上画像の調味パック。「全部わたしが(昨日調合して)作ったばかりなんですよ」とのことで2種類をハーフサイズお値段で購入したわけでしたが、これがまたとことん美味しい!2019末現在、何かといえばこれなんです。サラダにかけてもいいし焼いた肉にも合うんです!カレーとは一線を画すがとにかく絶妙味!

ただ、この時渡辺さんから聞いた話によると‥(もちろんわれわれはジョージア語がわからないので)。



アブハジア、南オセチア‥。ジョージア国界隈は民族や文化や版図の争いの中で今も様々な摩擦が絶えません。今回の短期滞在でも「そういうことなのか」と渡辺さんからいくつもの話を聞かされました。ただ、そういう場所であるからこそ「個々人のアイデンティティは高まらざるを得ない」ということもわかります。

だからこそ、「このお母さん」がこれからもお元気で頑張って下さることを願わずにはいられません。現状を鑑みれば帰れないのかもしれませんが‥。2019/12現在、お母さんの調味パックはわが家で大切に(そして美味しく)使わせてもらってますよぉ!



なお左上画像が「参道」の入口です。その周辺路には旧ソビエト系っぽく噴水設備あり。

続いては‥というところで、渡辺さんからある提案がありました。検索に引っかからないようぼかしますが、


「はいハイHAI!」とお返事したことはいうまでもありません。というわけで修道院からえっちらおっちらよいよいよいというわけでやってきたのは‥こちら!





というわけでこの続きは次ページにて。

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