- 2019夏(26) 、ウクライナ編(2)キエフ到着、お宿はいい感じ -



最初迷いました。ここが宿のエントランスだとは思わなかったので(笑)。



エレバンを飛び立ったウクライナ航空機は定刻に出発、順調に飛行を続けて首都キエフへと進んでいきます。右上画像に見えているのはドニエプル川だと思いますが、氾濫原がやたらに広いです。というか堤防はあるのでしょうか?(なさそう)。



そんなわけで明るい時間に到着です。

キエフ。その昔、大貫妙子の曲に「さよなら キエフは緑の六月‥」という歌詞があって、当時高校生?だった自分は「キエフってどんなところだろうなぁ、でも行くことなどないだろうなぁ」などと思っていたりしましたが(当時は共産圏だったし)、あに図らんや本当に来ちゃいましたよ(笑)。

さてしかし、実は今回の旅行の下調べはジョージアばかりで、ウクライナについては宿とチェルノブイリ1泊2日ツアーに関すること以外はほぼ下調べ皆無。とりあえず前日のうちに「空港からは『Sky Bus』を使えばヴォグザーリナ中央駅まで直行できる」ということは調べておきました。あと、駅から宿までの移動経路もね(それしか調べていないともいう)。



左上画像はターミナルビルを出た(タバコが吸えそうな場所まで移動した)所で撮ったものですが、「SAGA」って何よ(笑)。佐賀県と関係あるのかと思いましたが、どうやら地元の開発会社のようです。もっとも、ここボルィースピリ国際空港のDターミナルの建設には日本政府の支援が入っているようなのですが。

で、右上画像はTakemaが花を買っている‥わけもなく、甘言に乗ってこっそり両替しているところです。確かに近くの両替所よりレートは多少よかったし、目の前で枚数も確認したのでとんでもないことにはなっていないかと思います(ま、ヤミ両替ではありますが)。

なお、これよりも前にウクライナのSIMカード購入。350フリヴニャ(UAH)で1ヶ月有効、容量制限なし。UAH1は4円ちょいだったので「5円」で計算することにして1750円か。ちなみに1週間とかないのか!とも思いましたがまぁいいや。ちなみに持参していたファーウェイのポータブルWiFiは「使い物にならない」ことがジョージアで判明していたので、おしんこどんのフリーSIMスマホからテザリングでWiFi電波を飛ばすことでTakemaスマホ及びノートPCを使えるようにしました。動作確認、よし使えます。



というわけでSky Bus乗り場へ行きヴォグザーリナ駅までのチケットを購入。1人100フリヴニャ(UAH100)。500円(弱)ですね。時間にもよりますが駅までは1時間くらいかかりますのでまぁ割安かなと(というか物価水準は日本よりかなり安い)。



夕方のラッシュアワーということで中心部からの下り線は大渋滞でしたが、上りはガラガラでラッキー。利用のタイミングによってはかなり時間がかかりそうです(なお、空港までは鉄道も利用できるようになっています=2018/11開業だったらしい)。

さて中央駅に到着し‥ふむふむこっちか、坂を上って右折して少し進んだ‥グーグルマップだと到着したようなのですが‥





宿の看板などどこにも見られないし、入口には個人宅っぽい名前が書かれているし?ただ、門を入ったところにはベンチが置かれているし、そもそもキリル文字じゃなくてアルファベットだし‥というわけでエントランスで「ごめんくださーい」。





宿としては「ホステル」に分類されているのですが(共用キッチンあり、洗濯機とかもあり)、平屋の建物は実にきれいに管理されているのみならず、各部屋にはそれぞれ専用テラスが付いています(ない部屋もある=その分安い)。



そしてその先には庭園が整備されていて、出入り自由です(ベンチもある)。もちろんWiFiも自由に使えるし、こりゃ下手なホテルよりもはるかに居心地がいいわぁ。

中央駅からは500m、10分もかからないし、食事や買い出しなどはすべて3-5分歩いたところに揃っていて利便性バッチリ、しかもメイン通りの1本裏側の通りなので実に静か。翌日のツアー集合場所も直近だし、うーむ、この宿「Petrani Central」の選択大正解!(これで1泊1部屋(2人で)\4,915(UAH1,170)でしたからね(ハイシーズン価格のはず)。

宿を予約する際、最初はこの半額ちょいの宿を考えていたのですが、「待てよ、旅行も終盤戦だしすこしよさげなところでも?」と思い直しての再検討。もっともこれでも駅近くのビル型ホテルよりさらに安いんですよ。



さて、そうこうしているうちに暗くもなってきたので夕ごはんを食べに行きましょう。駅前にはKFCもマックもありますし、現地風にアレンジされているとはいえ寿司レストランもあります。そしてそのすぐ先にはあの「麺屋武蔵」まであったりするのです!(パクリではなく本家のフランチャイズ店です)。

しかしウクライナ最初の食事がマックとかラーメンいうのはあまりにもナニなので(笑)、ここは無難にローカルレストランにというわけで、駅前にあったプザタハタ(Puzata Hata)へ。こちらはファミレス系のチェーン店ですが、学食方式(スタローバヤというらしい)で料理を指さして頼めるので、大きな外れはありません(結局2回利用しました)。

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ボルシチにワレニキ(餃子)、それにマカロニサラダ、これだけあればわれわれ2人分の夕食としては十分です。あ、もちろんビールもね。

そして実感するのがその安さ。お会計をしてから席に着くのですが、これら全部でUAH‥あれ、当時のレシートが見当たらない‥。でもビールを含めて日本円で500円したかしないかのお値段でした。安い!

というのも、21世紀初頭にはUS$1≒UAH5くらいだったレートが、国内の騒乱やクリミア危機などの不安定要素により、2019現在ではUS$1≒UAH25に。国際的な通貨価値としては1/5になってしまったことになります。もちろんインフレも進行してはいますが、ウクライナを訪問する外国人にとっては「激安の国」と感じるというわけです(ん?どこかで似たような話を聞いたような?「爆買い」とか(苦笑))。



さてそんなわけでポクポクと歩いて宿に戻りましょう。スーパーもずいぶん遅くまで開いているようです。ただし閉店時間になると一気にしまっちゃうので駆け込みでの買い物は無理。時間に余裕を持って入店することが大切です。

さ、翌日からはいよいよチェルノブイリ見学ツアーです。ツアー後は再び同じホテルに泊まるので(予約済み)、大荷物は預かってもらうことにしました。ではおやすみなさーい。



明けて翌朝はいい天気。日中はそこそこ暑いようですが(夏だし)、朝7時の気温はこんな感じで快適です。さて、では集合場所に向かいましょう。

なお、次のページでは最初にツアーの予約やら遵守事項などについての説明をざっくりと書いてからの旅行スタートとなります。

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