(あまり意味はありませんが上ロゴマウスオンで英語表記に変わります)

− 2013 カムチャッカ旅行記その12 BCで地リス餌づけタンノーのあと宿へ。エレベーターはスリリング?



ヤナギランはカムチャッカの至る所で見られる花ですが、やっぱり山をバックにすると映えますねぇ。

さてBCまで戻ってきたらお昼ご飯です。何でもここの名物はボルシチだというのですが、裏を返せば「長期連泊する人が少ない以上いつもボルシチを提供(もちろん裏メニューもあるでしょうが)」ということかもしれません(苦笑)。そういえばその昔、後立山連峰の小屋泊まり縦走は別名「カレー縦走」(毎夕各小屋でカレーが提供される)とも呼ばれていたんでしたっけ。

そして軽いひと仕事のあとですからビールにて自らの労をねぎらうのは当然のことです。今回はTakema自身がハンドルを握ることもないので気楽だなー。

なお、右上画像にマウスオンするとこのBCの飲み物料金表画像に変わりますが、やっぱりビールが安いです。ウォッカもそうですが、もしロシアの酒税を予告なしで日本並みにしようとしたらたぶん暴動が起きるでしょうね(笑)。

昼食後はしばしのフリータイムなんですが、このBC周辺には地リスが棲みついており‥となれば当然‥

日本の国立公園とかだったら「じぇったい駄目、野生動物が本来の生き方を云々」ということになるのでしょうが、ここはカムチャッカ、細かなことは言いっこなしで大らかにやりましょうよということのようです。ちなみに地リスたちは施設が閉鎖される冬を生き延びているのですから、野生の生き方を忘れたわけではないかと?



おおーい出ておいで!最初はものすごく警戒しているのがわかります。が‥



くれるの?くれるの?とじわじわ近づき、まずはパンのかけらゲット!こうなると警戒モードは一気に薄れ‥



すぐに「手ずからモード」に突入(笑)。相当場慣れしていると思われます。



こうして見ると何とも愛らしいですが、あまりアップで撮るとちょっとコワイかも(上画像マウスオン)。

おしんこどん絶賛餌やり中ミニ動画。

ちなみにターニャさんによると「今日はあまり食いつきがよくないです」だとか。「ここの地リスは普段からえさをもらってますから、普通のパンとかだと食べ飽きているのかもしれません」とのことで、ハイそうなんです。実は持参したパンは昨日の夕食に出されたものなんですでに固かったし(大笑)。

このあとはおしんこどんが持参していた篠笛を吹き始めます。お囃子の笛の音が広大なアバチャ山麓に響き渡った‥のは事実ですが、このところの練習が甘かったのか結構音が出なかったりする場面が多かったので、ここでの動画披露はやめておきましょう(笑)。

さ、そんなわけでそろそろ来た道を戻ります。途中の雪原走行も今度は下りなので少しは楽‥ということでもなさそうです。というのも‥




しかしウラジミールさんの適確なハンドルさばきとアクセルワークとで無事難所を突破。このあとは例の河床ラフロードを走り抜け、舗装道路まで戻ったところで脇の広場に入ったところで停車。

どうしたのかと思ったら、雪原進入前にタイヤの空気圧を抜いていたわけですからこのまま舗装路を高速で走ったらバーストしちゃうわけです(運転免許を持っている人ならわかりますよね)。よって、ここで再び加圧‥すっげー、自前のコンプレッサーで入れてます!(見ていて「いいなー、これ自分もほしいなーとも思いましたが、どうせ使う機会もないのですぐ却下)。

メインロードからは先ほどまでいたアバチャ山が見えています(左上画像)。ちなみにコリャークスキー山との鞍部にラクダ山があるのですが、あまりにちいちゃくて見えませんね(笑)。というわけで超拡大してみましょう(左上画像マウスオン)。ね、ちっちゃいでしょ?(というか2つの山がそれぞれ相当に大きいわけなんですが)。

ところでカムチャッカ州の山や川の名前は先住民族の言葉を起源としているらしく、たとえば「アバチャ」とは先住民からみた「外から来た者」の意味だそうです。だからロシア語しかわからない人にとっては意味がわからないのだとか。でもそれって日本の北海道とまったく同じです!

なおPカムチャッキーに戻る道すがら、ツーリング中とおぼしきライダー軍団を発見!いいなー、こんな日に走ったら気持ちいいだろうなぁ。カムチャッカにレンタルバイクは‥ないんだろうけれど、それこそ個人的に借りるとかの方法がありそうな気もします(ただし事故ったりしたら大変なことになりそうです)。

Pカムチャッキーに近づくにつれて車の数も増えてきます。で、右上画像には「カムチャッ犬」の後ろ姿が写ってますが、実はここは信号のある交差点で、この犬はちょうど横断歩道にあたる部分を「青信号で」渡っているのです。ターニャさんいわく「カムチャッカのホームレス犬(野良犬)は信号の意味がわかっているようです」。うーむ、確かにそうかも知れない。でも見方を変えれば「意味を理解しなかった犬たちはみな淘汰されてしまった」その結果なのかもしれませんが(合掌)。

ロシア正教会まで戻ってくればもうそこは市街地。今日も一日お疲れ様でした。それじゃホテル‥(微笑)。

三つ星マーク付きのアバチャホテルロビーはこんな感じ。決して新しくはないのですが、床の拭き掃除などもしばしば行われていまして好感なんですよ。しかし古さが否めないのはエレベーターでありまして(右上画像マウスオン)、ターニャさんが乗りたがらないのもわかるような?

というわけでエレベーター動画です。いろいろな機械音がするので、是非ボリュームをオン(大きめ)にしてお楽しみ下さい(笑)。

時々停止位置とフロアとに段差があったりするのはご愛敬(笑)。

そんなわけで夕食タイムとなりました。今日は(ぬるい)ビールは1本だけにしておきます。実はですね、このレストランでもらえるミネラルウォーターの空きペットボトルに芋焼酎を詰めて持ち込むという荒技を思いついたわけですねただし食事中は自粛、ネットに接続しに来たときだけの話ですが(アバチャホテルではレストランでしか無料無線LAN=スピード激遅、に接続できません)。

今日のメインディッシュは鮭のフライとマッシュポテト。うーむやってくれますなぁ、今日も鮭なんですかそうですか(そろそろ食傷気味)。


さて部屋に戻ったあとはのんびりと日記を書いたりしていたわけですが、TVでは中古車のCMが放映されていました。が、ん?んん?

その昔日本からロシアに輸出される中古車のほとんどはいわゆる「お持ち帰り」(手荷物扱い)で、北海道ではカニを水揚げしたロシア船が帰りに「中古車を満載して帰る」という光景をわたしも目にしたことがありますが、その後「右ハンドル車輸入規制」(ボツったみたい)や「EUの排ガス規制適用」(これもなし崩し的に適用延長になっているらしい)など、なかなかロシアの政治も前に進まない感じではありますが‥それにしてもロシア国内の販売価格が高杉晋作!

ちょっとぶったまげながらも就寝です。ええっと、この翌日は「川下りと温泉」です。
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