(あまり意味はありませんが上ロゴマウスオンで英語表記に変わります)

− 2013 カムチャッカ旅行記その21 アバチャホテルの使い勝手&パラトゥンカ温泉*2へGO! −



ん?WiFi電波飛んでるの?ついでにこの日の朝ごはんもね。

さて、現在カムチャッカに旅行する方のほとんどは団体ツアーに乗っかるかわれわれのように個人手配をするかになるわけなのですが、その場合の宿泊先はPカムチャッキー市内かパラトゥンカ温泉郷のホテルになることがほとんどです。で、われわれはあまり考えず相手側提案のまま「カムチャッカ滞在中の全9泊ともアバチャホテルに宿泊」したわけで、さすがにそれだけ長く泊まっているといろんなところが見えてきます(エレベーターの現状とかは前の方のページで動画にて紹介しましたよね)。

で、このページでは、ツアーで使われることも多いこのアバチャホテルを「快適に」 or 「心して」ご利用いただくために、わたくしTakemaが感じたことを書いておきたいと思います。ツアー等でホテルがアバチャになったという場合は参考になるかと思います。なお情報は2013年夏のものですので今後状況が変わることもあるでしょうからあくまで参考まで(でもそんなに劇的に変わる可能性は少ないような気もしますが)。なお前に書いたことと重複する内容もありますがご容赦を。

部屋は道路側?山側? 道路側の部屋はうるさいです。夏は窓を開ける必要があるので(各室ともエアコンはありません)、夜中まで車の通りがうるさいのは致命的。われわれは2泊目から部屋を山側に変えてもらって大正解。ただし団体ツアーでは要望してもホテル側が対応してくれないらしいです(振り分ける必要があるので=某ツアーの添乗員さんから直接聞きました)。
夜間のセキュリティは? 朝6:30前にタバコを吸いに降りていったらホテルエントランス外側の自動ドアが開きません。と思ったら、レセプション横のソファーで向こう側を向いて寝転がっていた人(警備員さん)が起き上がって開けに来てくれました(最初は荷物かと思った)。そうか、夜遅くとかに行くといつも黒づくめ系の男性が座っていたのは深夜警備の人だったのね。ちなみに戻るときには再び横になっていて、足音で「は!」と職務に戻るべく頭を上げましたが、こちらが手を上げると再び倒れていきました。ちなみに警備員さんの勤務時間はおそらく18:30頃から朝7:30頃まで。ちなみに滞在後半では別のソファーに女性も寝ていましたがあの人は何だったんだ?(笑)。
エレベーターは? これについては前にも書きましたが‥。エレベーターは2基ありますがどちらも昔の地球防衛隊本部みたいな年代物で、箱は小さいし(ざっくり実寸奥行き90、幅は85)で、体格のいいロシア人が乗ったら1人でおしまい。動作時の機械音&ガクンとスタート&ストップは「古き良き?時代」をホーフツとさせます。ガイドのターニャさんは「このエレベーターは恐くて乗れない」そうです。なお乗り込むのに狭いトンネルのような微妙な下り坂があり、特に1Fでは左側の1基は乗り込むときに3cmくらいの段差がある時も(いつもとは限らない)。両基とも、カゴに乗り込むと床がギーッときしむのはご愛敬(そうか?)。でも慣れちゃえば何てことはないですが。
部屋の造りは? あくまでスタンダードルームの話ですが(上級グレードの部屋があるのかは知りませんが、ツアーの場合は間違いなくスタンダードルームでしょうし)、部屋によって微妙に調度品及び設備が違います。ただし部屋が狭いのに中途半端に大きなテーブルが置かれている場合が多く、ツアーで来ていた女性は「狭いのでテーブルをエレベーターホールに出した(!)」とのことでした。やるなぁ(笑)。

基本的に冷蔵庫(中は空)とTVはあります。TVは24時間放送していますがNHKは映りません。BBCとかCNNとかも一切映らずロシア語による放送だけです。でも聞き取れなくても何だか見ているだけで面白い番組もあります。

なお重要なのがバスルームですが基本的にバスタブはなしでシャワーだけです。お湯はちゃんと出ますが(市内全域に給湯システムが整っているので)、最初泊まった部屋では横から漏れたりしてましたし、お湯と水が別蛇口なので面倒でした。翌日部屋を替えてもらったらちゃんと集合水栓になっていて快適この上なし。「アタリ」の部屋があてがわれることを願ってやみません(笑)。なお湯は配管の関係上最初濁り湯が出ることも。その一方で水はとっても冷たいです。水は飲めるということですが、食事付きで宿泊すると1日1本500mLのペットボトルが配給されるので無理して飲む必要はないでしょう。
トイレはどうなの? これについては気をつけてください。Pカムチャッキー市内のホテルではどこでもということですが「トイレにはティッシュを流せません」(by ターニャさん)。いわゆる日本の山小屋方式と同じです。おそらくは建物が古いため配管が細い or 水の圧力が弱くて流しきれないということなのでしょうし、同じようなルールは他の国でもありますからまぁそれはしょうがないことです。

でも集合住宅では「古くても流し放題」なのだそうで、ホテルの規格ってどうなってるんだ?

それと(こっちの方が気分的には問題なのですが)、室内にゴミ箱はバストイレ内の1個しかありません。つまり使用済みのペーパーを含む全てのゴミは分別されることなく回収されるわけで地球にやさしくない‥いやそれも問題ではあるのですが、気分的に「一般ゴミと○ンコ紙が一緒」というのはいかがなものなのだろうと‥。われわれは一応缶やペットボトルはゴミ箱の脇に置くようにしていましたが、たぶんルームキーパーの皆さんにより一緒くたにされていたことでしょう(笑)。
清掃状況 リニューアルされているとはいえかなり年季が入った建物ではありますが、ホテル内の清掃はかなり念入りに行われています。この点はナカナカだぞと感心しました。ロビーなども毎朝毎午後、きっちりとモップで水拭きされています。というかこれってかなりの人件費がかかっていると思うのですが、このあたりが旧社会主義国の名残なのかなぁ?
喫煙に関して ロシアの場合喫煙に関してはかなりおおらかなようですが、ホテルのロビーや食堂(カフェ)は全面禁煙です。客室内での喫煙は自由ですが、わたしは自室で吸う習慣がないのでいつも外まで吸いに出ていました(エントランス前には灰皿あり)。ちなみに売店ではマイルドセブン(メビウス)が日本よりもはるかに安く売られていました。成田の免税店より安いです。種類は限られますが、お好みの銘柄があればカートン買いで逆輸入おみやげというのも手です(逆に空港では手には入りません)。
ネット接続環境 いわゆる無料WiFi電波は2Fのカフェ(食堂)でしか拾えません。しかもスピードは激遅いんで最初びっくりしましたが、ターニャさんによると「ネット環境は(世界で)一番遅いかも」というのが2013年現在のカムチャッカなのだそうです(いや、もっと遅いところは他にもたくさんあることでしょうが)。

大丈夫、われわれの世代はダイヤルアップ接続時代の「テレーホーダイ」タイムの遅さを知っていますから!(笑)。でも真面目な話、ときにはあれよりも遅かったです(ま、ダウンロードすべき量が当時とは比べものにならないくらい多いからでしょうが)。でも日々使っているうちにどんどん早くなっていったのはキャッシュの関係かな?(それ以外の理由かも知れませんが)。

なお今回は初めて「Ipod」でネットに接続していました。世の中変わったなぁと実感。なおカフェ内と2Fエレベーターホールでも十分に電波を拾えました。
無駄知識 1Fエレベーターホール横にある男子トイレはとてつもない広さながら1人用だし清掃もこまめに行われているので快適に利用できます。ただし!

男子小用の場合、使用後のフラッシュボタンを押すと「しぶきが20滴くらい立ち位置めがけて飛んでくる」ので(あのね)、コトを終えたらその場から離れて横からボタンを押すというのが賢明な行動だと思います(笑)。

ちなみにこの旅行を振り返って考えてみると、今回の行程は「ちょっとだぶつき気味」だったというのが正直なところでありました。というのも、下調べが甘い状態で「最初に日程ありき」という感じでプランをお任せで投げちゃったものですから。ただしお金に糸目を付けなければ「ヘリで別の温泉へ」とか「かなり奥地の少数民族の村へ」というプランがあることもわかってはいましたが‥そりゃもういろんな意味で無理だって(大苦笑)。

さてそんなわけでこの日は昨日に引き続きの温泉行脚、パラトゥンカ温泉郷を目指します。昨日と同じ道を進み、エリゾボ市西側のラウンドアバウトを‥ふむ、昨日は左折したが今日は直進。さすがにパラトゥンカに行くのに未舗装路はないよなと思っていましたが正解でした。ちなみにパラトゥンカとは「整備された温泉」という意味なのだそうで、昨日入ったような野湯はパラトゥンカの範疇には入らないようです(笑)。というわけでまず最初にやってきたのは‥





ロッジ風の外観ですが、窓の形状一つ見ても凝ってますし「これはなかなかすごいぞ」と思わせるに十分な外観です。何といってもアバチャホテルのような無機的な外観とは全然違いますし、そうなるとたぶん「宿泊料金も高いんだろうなー」といういたく現実的な想像がリアリティを増してきます。実際のところ、ここアンタリウスロッジは公式料金で15,000рубль(ルーブル)/1泊もするということをあとで知ってびっくりしました。結婚式や披露宴なんかでも使われるみたいです。



そんなわけでエントランスまでやって来て石巻復興ポロシャツを着ているところを無意味に自己主張(左上画像マウスオン)。で、レセプション&ロビーはなぜだかマリンブルーで統一されているのにちょいとびっくりしましたが(日本人的にはこういう冒険はちょっと苦手かもしれません)、ターニャさんが手続きをしてくれて「ハイこちらですどうぞ」と進む温泉施設への廊下は‥



ふーむ何ともシックな造作で、正直言って「質実剛健」がイメージのロシアらしくありません。これからはロシアの宿泊施設もこんなふうな感じになっていくのかな?それはともかくとして、通路の途中に何と「喫煙所」を発見したので迷うことなく飛び込みました(笑)。

するとそこにあったのは、何だかある種見慣れた空気清浄機が(右上画像マウスオン=でもこのタイプってあまり効果がないように思うのですがね。ナントカと煙は常に上昇志向なのですから。一方で先日新橋のホテルで利用した「ナントカの上昇対応型」の清浄機は、閉鎖式じゃないのに近隣への煙の流出ほぼゼロ)。なお予想通りこちらのマシンは完全日本製でした(左上画像マウスオン)。

まぁそれはともかくとしてこちらの広いスペースが羨ましいとともに、あの成田空港到着ロビー外にある喫煙所のセコさだけは何とかしてほしいぞ。初めて日本に来た外国人の「あれがいわばカオス系の第一印象」になっていることを忘れちゃいけないです。実スペースはここより狭いよ絶対に。あれも最初は成田空港会社の意向なのかなとも思いましたが、国内LCCターミナルの喫煙所の広さを考えればそれはあり得ない。というわけで成田空港側は「おもてなし」なる営業スタンスを全然考えていないという結論に達したわけであります(笑)。



さて話を戻してと(笑)。脱衣場の手前にはミニ売店付きのこじゃれた休憩スペースもありここまではいわば満点。と、ここまではよかったのですが、脱衣場への入口は壁の色こそポップながらいきなり「事務的な雰囲気漂う無機的なドア」(笑)。そしてその向かいには「なぜここに?」という感じでドライヤーが設置されておりました(あのね)。

しかもいかにも後付けらしく電源コードがだらりと下に垂れているっていったい?あの清浄機及び部屋を設置したコストに比べればそれぞれの脱衣場に1つずつ据え付けるコトぐらいできたと思うんだけれどなぁ?(この施設に来るお客はたぶんハイソ系なので盗もうとする不逞の輩もまずいなそうだし)。というわけで脱衣場のドアを開けてビックリ!(左上画像マウスオン)。



いやぁやっぱり質実剛健かつ使えるものは何でも再利用というロシア精神の具現化をここに強く感じた次第です!ちなみに見かけだけでなく実質的にも再利用品のようでそこかしこに錆が見られました。うーん何とも統一感のないところがおそロシアであります。で、水着に着替えて外に出てみると‥





このギャップはいったい!(大笑&嬉)。時間が早いこともあって先客さんはリタイヤ組とおぼしき1組2人だけ。というわけでまずは湯の素性を確かめます。



プール内の湯は撮影した側に源泉投入口がある関係で42度くらいとかなり熱く、奥に行くに従ってぬるくなります。明瞭なな石膏臭を有しており肌ざわりはややキシ感を感じる確かなもの。ちなみに塩素臭はいっさいありませんでしたが、プールですから濾過はされているのでしょうか?ちなみに上の上画像に見えている黒塩ビパイプからは冷水が投入されており、またそのすぐ近くの内壁からは激熱湯が噴出していました。上からは見えないので知らずにその噴出場所から入ったらヤケド間違いなしの温度なのですが、それに関する注意書きが一切ないのである種ロシアンルーレットかも?(笑)。



ご覧のとおりプールサイドにはデッキチェアが設置されており「北国のリゾート」らしさを醸し出しています。しかも何とこの日は実際の気温も高くてあったかーい!(右上画像マウスオン)。

ちなみに温泉入浴タンノー後にターニャさんに掲示を確認してもらったところ、カルシウム、ナトリウム、硫黄成分が主なものらしく、でも硫黄臭は感知せずNaも同様、したがって「含硫黄 カルシウム-塩化物泉」という感じなのでしょう。源泉温度の掲示はありませんでしたが、地下1.4-1.8mのところに湯脈があるらしいんですね。むちゃくちゃ浅いし火傷しそうな温度だったし、ならばこのあたりは冬でも降雪が溶けやすいに違いないと思うのですがどうなんだろう(聞かなかったのは失敗)。



プールの反対側にはご覧のようなパワージャグジーがありまして、もちろんヨロコビ勇んでおしんこどんが出動。かなりの勢いに格闘しておりました。こういうチャレンジ系に関してじぇったい自分よりもパワフルだと思うぞとわが妻を誉め称えます(=自分よりおバカともいう)。

で、ふと視線を右側に移すと‥




(右上画像マウスオンで湯ったりおしんこどん画像に変わります)。

こ、こっちこそかなりわれわれの好みに近いです!実は源泉はジャグジー的に両サイド8箇所から投入されているのですが(左上画像マウスオン)、ストレート投入ゆえにプール全体に流れを生み出すわけでもなく、よって約42度弱とおぼしき適温湯をタンノーできちゃうというわけなのです。こっちの方がはるかに落ち着きます!




ということでデッキチェアで涼みながら日光浴をしたり、多少冷えてきたらまた湯浴み‥いやぁこれは悪くないですというかかなりヨロシイです!ここの湯温が42度くらいと高めだったのも幸いしたかも。

で、湯上がり後は休憩エリアでビールとアイスバー!(右上画像マウスオン)。いやぁ何だかお金持ちになった気分ですが実際はそれもシンデレラ的時間制限付きだったのです(笑)。折しもこの日は金曜日ということで、結婚式関連と思われる方々の車が到着し始めたころこのお宿をあとにしました。館内全域にpwd付きとはいえWiFiも飛んでたし、泊まれば快適だろうになぁ(予算的に無理だって)。



さて続いては道路工事現場を通り抜け‥やって来たのは「ホテル フラミンゴ」。こちらは先ほどまでのアンタリウスロッジに比べて結構鄙び系の入ったオレンジ色のメイン建物‥と思ったら、車はゲートからさらに進んで下の駐車場へ。あとで聞いたところ、メイン建物内に温泉施設はなく、宿泊客もこれから向かう温泉プールを利用するのだとか(なお、ここは日本からのツアー宿泊御用達の宿でもあるそうです)。なお、到着直前、木の間越しに池が見えたのですが、その池の一角から湯気が上がっていたのをおしんこどん共々確認。でも私有地内だろうし探索は無理そう。

で、「え?ここが入口?」という感じの事務所みたいな入口を入ると(右上画像のドアじゃなくて、右上画像マウスオンで出てくるドアのが入口でした。というか勝手口みたいなモノなのかな?)、何だか北東北の共同湯の番台周辺にソファーが置かれたホールみたいな場所でした(もっと無機質ですが=例えが難しいな)。

ターニャさんが「この人たちは日本からです」と紹介してくれたのか、これまた共同湯の番台おばちゃんみたいな笑顔で「はれまぁそりゃあ遠くからご苦労サマンサ」という感じでロッカーの鍵を渡してくれました(ちなみに湯上がり着衣後に鍵を返そうとしたら受付には誰もおらず、代わりに箱が置かれていて「ここに鍵を返してください」とはこれまた北東北チックなほのぼのさでありました!=左上画像マウスオン)。



左側画像は営業時間のお知らせでして、火水木が11:00-23:00、金土日は9:00-25:00までとずいぶん長くなっています(たぶん月曜日は定休日)。ずいぶん長い営業時間ですが、宿泊施設を兼ねているのであまり早い終了もできないということなのでしょう。

また右上画像は「本日の湯温設定」表示のようです。37度っていうことですが、これだといわゆる「体温とほぼ同じで無感覚系」なのかな?しかし、これまた無機的なロッカー室(右上画像マウスオン)で水着に着替え、いざ向かった屋外プールはある意味センセーショナルさ満開!‥というのも!





こ、これはいったいどんなお湯なんだ??というわけで、世に流布する「迷わず浸かれ、浸かればわかるさ」の温泉格言に従って浸かってみました(というかもう浸かってますね)。

ふむぅ、十分気温が低いせいもありますが湯温は41度くらいある気がします(温度計はこの時点で浸水により使用不可)。源泉投入はプール内からのようなので味見等はしませんでしたが、さっきのアンタリウスロッジの湯に比べると石膏臭は弱めで、湯がなまっているのか何だか植物臭のような臭いも‥

うふふ、賢明なる温泉ファンならこの「植物臭」という表現に「もしかして?」と気付いたのではないでしょうか。「モール臭じゃなくて植物臭」ですからね。そう、Takemaが察するに‥





左上画像をよく見ると、湯の表面に黒っぽい何かがポツポツと浮いているのがわかるかと思います。これらは藻のカケラなんです。そして実は浴槽(というかプールですね)の端っこには結構髪の毛が浮いていたりもしました。

つまりTakemaとしては「源泉を常時投入するかけ流し方式ではあるが、湯を抜いて清掃する間隔があまりにも長いためこんな色になっちゃっているのではないか」と推察するわけであります(大笑)。



右上画像を見るとその差は歴然です。ちなみに青く見える側のプールは完全に透明でして、浸かってみましたがまさに「37度くらい」でありました。こちらの湯は湯汚れや髪の毛などもいっさいなく、ネット先人の情報でも「片方のプールは湯を入れ換えている最中なので隣の広い方に浸かった(夜だったので色については気付かなかった)」という記載がありましたから、たぶん間違いないんじゃないかなぁ?

ただしキレイな方はあくまで「プールではしゃぐ」ことを目的としておりミニウォータースライダーなんかもあったりしますし、そもそもかなり加水されているので浴感についてはだいぶ落ちます。ではどちらを取るかといえば‥うーん難しいところですね。でも何だかんだ言いつつも緑の湯に浸かっている時間の方が圧倒的に長かったですが(笑)。だって湯温があるので涼みながら出入りできるんだもん。透明の方は風に吹かれると寒すぎます(たぶんロシア人の皆さんからは一笑に付されるのでしょうが)。



そんなわけで湯上がりには更衣室内にあるシャワーを軽く浴びてオシマイ。ロビーからあらためて「緑の湯」を眺めつつしばしまったりしたあとは、ちょっと周辺をお散歩です。



入浴施設の並びの川沿いにはBBQ施設やコテージもありました。こういうところに泊まるのもいいよなぁ。



川底をのぞき込んでみると(左上画像マウスオン)‥産卵を終えたカラフトマスですかね?




さてハシゴ湯のあとは遅めの昼ごはんです(14:00前でしたが朝食時間が遅かったので問題なし)。エリゾボ市郊外の「古城を模したレストラン」でありまして、こ、これは期待できるか期待しちゃうよ期待する!という感じなのでありました(カムチャッカではそもそもこういうこういう独立系戸建てレストランを目にすることはほとんどありません)。



メニューを見るとしっかり写真付き、しかもどうやら寿司メニューまであるみたいじゃないですか!いや、でも寿司はともかくとして近くのテーブルで家族連れがBBQの大串から肉を外しているというあまりにも魅惑的な光景が目に入りました。「じゃ、生ビールをこれとこれと2つ、あと料理は何にしようかなぁ‥」。ターニャさん「あ、料理はもう予約してありますので」。「へ、そうなの?」。というわけでとりあえず乾杯した上で(右上画像マウスオン)いざ料理を期待して待つことに。

あれ?ん?へ?





あのぉ、もうちょっと多様な食材(というか焼いたお肉系)を口にしたいというTakemaの思いは贅沢すぎるんでしょうか?(笑)。お店のメニューにはあるのにっ!(笑)。‥しかしこんなTakemaの願いがまだまだ甘いものであることを、この翌日カムチャッ犬を通して教えていただきました(笑)。

ちなみにデザートとコーヒー(インスタントにあらず)も付いていまして=上画像右寄り2枚マウスオン、甘いお菓子は基本的に忌避するTakemaなのですが、その一方でフルーツやクリームは全然忌避せず喜ぶ&コーヒー等にはミルクと砂糖ほぼ必須という矛盾的嗜好を持っていたりするので実は結構いい加減です(笑)。なおカムチャッカではコーヒーが基本的にインスタントなので、レギュラーコーヒーを提供するお店は結構貴重かと思います(カムに限らずロシアではコーヒーより紅茶がよく飲まれているそうです)。



食事を終えて表に出てみると、レストランの近くでは「牧草の移送」の真っ最で何だかほのぼの。右上画像はエリゾボ市の南側にある大口径のラウンドアバウトです(Pカムチャッキーから来ると「ここからエリゾボでーす」と強く自己主張している感じ)。

このあとは「地図がほしい」というわけでPカム中心部のおみやげ屋まで送ってもらって何とかゲット、さらにホテル近くの(初日に行った)スーパーでお土産のチョコほかを購入して本日終了というわけです。でも基本的に温泉しか行っていないわけで楽勝行程でありました。なおこの日の夕ごはんにもやっぱりシャケが絡んでおりました(大笑)。

ちなみに全然関係ないのですが、この日の日記には次のようなくだらないメモが残されていたことを申し添えつつ次の日に進みたいと思います。
「ハラショー」という言葉の意味もわからずここまで来てしまったが、「すごい」「いいね」を現す感嘆詞で、会話などでは「ふんふん」「了解」等の言葉を表すらしい。wikiで調べてみたらそう載っていたのだが、ある意味「小原庄助」の略とも言える(実際に愛称で使っている芸能人もいるそうだ)。で、TVを見ていたら横縞のシャツを着ているかなりお腹の出た男性をおしんこどんが見て嬉しそうに「ハラショー!」と叫んだのだが、この場合は「腹show」とでもいうのだろうか。となれば富良野へそ祭りだってハラショーということになる。
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