− その4 ゴビ探訪第一弾、モルツォグ砂丘へ(1) −
いきなり仏様だか阿弥陀様だかがお出迎え(夜中にトイレに行くときはどきっとします)。でも「居ながらにして地平線」は気持ちいいっ!
モンゴル編 動画ライブラリー(4) |
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いやはや、ゲルに泊まるのは当然ながら初体験のTakema(おしんこどんは中国内蒙古にて体験済み@結婚前ね)ゆえ、ゲルに入ると何だか不思議な感じがします。しかし、モンゴルでUB以外の地域にて泊まる場合はほぼ間違いなくこのゲルステイですからねぇ。慣れてしまえば「ゲルは変われど造り変わらず」ですから「どこに何を置く」というところまで習慣付いてしまうほど快適です。
このゲルですが、ツーリストキャンプのゲルに泊まる場合は「自分たちの貸し切り」ゆえ何をやっても自由ですが、遊牧民が実際に寝起きしている「自宅ゲル」に泊まったり訪問したりする場合、現地の人なら誰でも知っているいくつかの生活上の規則があるようです。まぁそれについてはあとの方でゆっくりコメントすることとして、今はまずゲル初心者が撮った光景をば。
天井には換気兼採光用の穴が開いています。雨が降り出したら閉めるのですが、隙間から水漏れするのはご愛敬。
いわゆる「上手(かみて)」は向かって左側です。遊牧民ゲル訪問時、お客である我々は必ず左側に座りましょ。
ゲルの前にはずずずぃーっと広がる平原を、遊牧の家畜たちが移動していきます(マウスオンで拡大)。
足下に目をやれば、トカゲくんがうろうろしていたりするのはご愛敬。
というわけで、お昼ご飯を食べてしばらくたった午後2時、いよいよゴビ探訪第一弾「モルツォグ砂丘を目指せ」が始まります。ロシアンジープに乗り込んで、いざ出発ぅ!
というわけで走り出してあらためて感じたこと。
何しろ、行けども行けどもとにかくずぅっと全く風景が変わりません。イメージでいえば、ナミビアの海岸側ケープクロスから内陸に向かう道と似たような感じでしょうか。ここはもともと乾いた砂礫地の平原ですし、交通量が少ないこともあって道はあまり荒れておらず(それでもいきなり天井に頭が着きそうなくらいの大バウンドがあったりしますが)、ロシアンジープは約60kmくらいで快調に飛ばします。
モンゴル編 動画ライブラリー(5・6) |
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はるか地平線のあたりにポツンとゲルが見えたりして、本当にこんなところで遊牧が成り立つのか不思議に思えたりしますが、実はこんな荒涼としていても要所要所には井戸があり、遊牧民はそれらの井戸を目安にして移動しているのだとか。なるほどねぇ。
どこに井戸があるのかはわかりませんが‥。
さて、「忍耐の55km」を乗り越え、1時間と少しにてモルツォグ砂丘らしきものが見えてきました。砂丘といっても見た感じでは「低い砂山の連なり」といった形容のほうが正しく、その端っこにいる限りでは「圧倒される感」はあまり高くありません。もっともTakemaはどうしてもナミブ砂漠と比べてしまうからなんでしょうね。
というわけで砂丘のすぐ脇に車を停めると、ほどなく近くのゲルから「お客さん目当て?」に何頭かの馬に乗った人たちがやってきましたた。‥ん?う、馬、いや、あれは馬じゃない、ラクダだぁ。
遠くから見た限りではてっきり馬だと思っていたんですが‥(マウスオンで至近画像に変わります)。
ということはもしかしてももしかしなくても「ラクダに乗らんかぁーい?」系観光ラクダというわけですね。一瞬心が動きましたが、ゾルさんの「明日の予定の中にラクダツアーがありますよ」というお言葉に、何とかはやる気持ちを抑えたTakemaでありました。もっともこの時、まさかこの日の夕方に思いがけずラクダ初体験になるとは思ってもいませんでしたが(笑)。
そうこうしているうちに、白人団体客を乗せたマイクロバスが到着。観光ラクダの皆さんのターゲットは当然そちらに流れていくわけで、おかげで我々はのんびりできました。ま、もともと「客引き」などという積極的なモーションをかけられることは全くなかったんですけれどね。
皆さんラクダにまたがって行っちゃいましたねぇ。もっとも10分くらいで戻ってきましたが(笑)。
というわけでのんびりはしゃぐ我々でありました。
モンゴル編 動画ライブラリー(7) |
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観光ラクダが出発していこうとする頃、今度は「おみやげいらんかぁーい」系の人々がやってきました。というわけでおしんこどんが群がります(笑)。もっともこういう場所でのおみやげって、お土産屋で売っているものとはまた違った、手作りのいい味を出しているものがあったりしますからチェックは欠かせません。
何ともスケールが大きい場所で、何とも小さな売買が行われるわけですね(笑)。自分たちが欲しいのはこういう手作り系(左写真にマウスオンでナミビア土産が出てきます)、かくしてここで購入したものは右写真マウスオンということで。
実はここだけの話ですが、今回この露天お土産屋さんがお店を広げていた場所から少し離れた場所の砂の中から、おしんこどんが水晶の塊を発掘しました。しかし場所柄水晶が出る場所でもありませんしねぇ、ということはもしかして‥
諸般の事情から?現物をお見せすることは出来ませんが(笑)、なかなかの逸品ですわなぁ。いや、実はここはホントは水晶の産出地なのかもしれん、いやきっとそうに違いない(大笑)。
さてお次のページではこのラクダをお持ちのご家族をご紹介いたしましょ。「ゴビの大地を(一瞬だけ)バイクで(ゆっくり)駆けるTakema」のへたれ雄姿も見られます!