− その6 砂丘近くのゲルを訪問後、キャンプに戻りましょ −

続いてラクダを所有している一家というか一族のゲルを訪問しました。てっきりこのご家族は「観光専業なのかな」と思っていたのですが、ガイドのゾルさんに聞いてみるとそうではなく、やはり「本業はヤギと羊、そしてラクダの遊牧で、その副業として観光ラクダ業?をやっている」のだとか。考えてみれば観光客もそう入れかわり立ち替わり来るわけではないし、さらに冬場はお客が来るはずもないものなあと納得した次第です。

ちなみに、途中でゲルから双眼鏡を持って出ていったご家族がいましたが、実は「自分たちの家畜が今どのあたりでうろうろしているのかをチェック」するためなのだとか。それとは関係ないけれどついでに書いちゃえば、乾燥したこの地域においてラクダは馬に代わる大切な存在なのだそうで、ラクダに乗って家畜の見回りに行くのも珍しいことではなく、さらに馬よりもラクダの方が速いということもあるのだそうです。

さてゲルに到着、まぁまぁということで内部へ。さてこの時期のモンゴルでお客によく出されるのが「馬乳酒」なのですが、こちらでは場所柄「ラクダ乳で作ったヨーグルト」をふるまって下さいました。一口飲んでみると、「うはぁ酸味が強い、酸っぱいっ!」。一緒に出された甘いお菓子をつまみながら何とか飲み干しました(笑)。



茶碗の中の液体が何やらモザイク状になっちゃってますが(笑)、実際は少し黄ばみを帯びた乳白色です。って、乳なんだからあたりまえか。

さて、こちらのお宅には何人かの子供がいたわけですが、子供の扱いといえばおしんこどん、あなたの出番でしょ!



こちらは生後10ヶ月の男の子。いずれは君がこの家を継ぐことになるのかな?



お兄ちゃんも出てきて「ボクとも遊んで遊んで!」系そぶりを見せたので、同じようにはいポーズっと♪



ちょっと見にくいのですが、この地域に生息する野生のガゼル(鹿)の角を頭に乗せて、こちらもはいポーズっと。

というわけでこちらを16:30に出発し、再びキャンプまでの55kmを一気に戻ります。運転手のシャガさんも何だか眠くなったのか?しきりに姿勢を変えようともぞもぞしながらの運転だったようですが?モンゴル語がわからないので話しかけられないのがつらいところ。



途中、近道なのかバイク用のルートを強引に通ったりしていくうちに、ようやくキャンプが見えてきました。

というわけで1時間と少しでキャンプ到着!この時期は日没が22:00近くなのでまだまだ真っ昼間状態ですし、日射しも強くて暑い!となれば、飲むっきゃないでしょキンキンに冷えたビール!



冷蔵庫から出してもらったビールはちゃんと冷えておりまして、ほてった身体にしみわたるぅ♪



地平線を眺めながら飲むビールは、いやぁまことに最高でした。

ちなみにビールのお値段ですが、上の写真に見えている2本合わせてUS$5マイナス500Tg(トゥグリク)でした。どうしてこんなふうな計算になってしまうかというと、実はこの段階では現地通貨の両替をしていなかったんですね。また、今回の旅行で泊まるようなツーリストキャンプでは基本的に料金表示がドル建てなんですが、その一方で1ドル未満のお釣りが必要な商品もあるわけで、そうした時にこのようなこと「ドルで払ってお釣りはTg」が起きるわけです。

なお、旅行中ははUS$1=107円くらい、TG1=0.1円で計算していました。ということは、「107*5-500*0.1」という計算で、「2本合わせて485円」ということになるようです。そりゃ現地の物価から考えればものすごく高いんでしょうが、いやいやそれにしても旨かったぁ!

さて、夕食は19:30からなのでまだまだ2時間くらいあります。おしんこどんはベッドに横になって日記を付け、Takemaは屋外のテーブルにて芋焼酎などちびちびやりながら日記をつけるつもりでいながらぼんやり景色を眺めるのみ。ふぅ、ゆったりした時間が流れていきましたなぁ。



2リットルのペットボトルには屋久島焼酎「三岳」がたんまり。

しかし、そのまま夕食までのんびりしておしまいという流れにならなかったのはいつものパターンというべきなんでしょうか?このあと急遽ちょっとしたミニイベントということに。

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