− その14 バヤンザク(3) ラクダは楽じゃない(続編) −

というわけでラクダツアーの続きです。よく見ればおしんこどんは日焼け完全防備モードだったのね。わたしゃいつものように完全さらけだしでしたわ。

それはともかく、ラクダが歩き出して5分が過ぎたころからお尻のほうも徐々に痛くなってまいりました(笑)。そもそも鞍とはいっても、ラクダの背中に薄い布を何枚かかけ、そこにアブミを載せただけ(その上に椅子がわりの布)ですからね、ラクダくんの背骨の突起がこちらのお尻にグリグリと当たるのは当然のこと。馬に付ける鞍を想像したら全然違いますので念のため。

いくつか小さな上り下りを繰り返したあと、遠くに小さなビルくらいの岩山が見えてきました。とりあえず目指しているのはあそこなのだろうか?まぁあそこならあと少しだしなぁと思っていたのですが、次第にある真実に気づかざるを得ませんでした。それは‥。



この時点でお尻の痛みはかなり切実さを増しておりました(笑)。

最初にこの岩山を見たときは「3階建てのビルくらいの高さかな」と思っていたのですが、実際に近づいてみると優にその倍以上あります。遠すぎてその大きさ&距離感がつかめなかったのは山がちの島国に住む日本人的感覚の悲しき限界なのでしょう。

こうやって写真で見てもピンときませんが、実際はもっと覆いかぶさってくるような威圧感&奥行きがあったんですけれどねぇ。ちなみに、崖の露頭あたりに恐竜のお骨でも見つからないかと探してみたのですが、当然無駄な努力に終わりました(笑)。

この大岩山の下でラクダはぐるうっと方向を転換し(やったぁ\(^o^)/、いよいよ帰路につくのでありました。何度か着座位置を移動したりして頑張りましょ。



しかぁし目指すゴールはまだまだ遠い(見えない)のでありました。おしんこどんは楽しそうにシルエットなどを撮影し、悦に入っております(笑)。



でも、「苦あれば楽あり」?ようやっとゴールのゲルが見えてきました。ふぅ。

というわけで、結局40分以上ラクダの背中に揺られ続けておりました。前日モルツォグ砂丘で見たラクダのツアーは確か10分足らずくらいの時間だったし、宿の近くで遊牧民の方に乗せてもらったのはそれこそ時間的にはほんのわずかなものだったしというわけで、こんなに本格的にお尻が痛くなるまで乗れる(乗らされる?)とは思ってもみませんでした。まぁ、これもまたいい経験だったかな。翌日Takemaもおしんこどんもお尻方面の痛みから逃れられなかったのはまぁご愛敬ということで(大笑)。

さて、こちらでも動画を御用意しております。ほんのお目よごしに‥(その割には重い)。
モンゴル編 動画ライブラリー(23)

「ラクダあればお尻に苦ありツアーダイジェスト」

短い動画をつなぎ合わせたものですが、まぁ雰囲気はおわかりいただけるかと。

Wmv形式、1.35MB、46秒(やや重いですご注意)



「ふぅ、今日は疲れたなぁ」とまずは憩いのひとときというところでしょうか。

ところで2頭のラクダ君は、われわれを降ろしたあと鞍も手綱も取り外してもらい、ご覧のように再び自由の身となりました。が、やっぱり疲れたのでしょうかねぇ。気のおもむくままにゆったりと‥はい、この続きはまたも動画でお楽しみ下さい。
モンゴル編 動画ライブラリー(24)

「はいな、お疲れさまでした」

何もコメントしなくとも、見ていただきさえすればわかります。

Wmv形式、470KB、14秒



やっぱり疲れちゃったのね(しみじみ)。

このあと、ラクダを引いてくれたお兄ちゃんとお姉ちゃん、そしてお母さんにポラロイドで撮った写真をあげたりしてつかの間の交流?(実はまだこのころはどう振る舞っていいかよくわかっていなかったのでぎこちないものだったんですが。まだ実質2日目だもんね)。

さぁてでも、このあとは再び宿まで怒涛のロシアンジープラリーが待っていたのでありました(笑)。まぁ、もう慣れたものだということにしておきましょう。



はぁーい、最後に皆さんで記念写真ターイム!

宿に戻ったのは19:00前ころ。とはいえ22:00近くまで明るいこの時期のこと、シャワーを浴びてご飯を食べてしばらくのんびりしてもまだまだ時間はたっぷり。日記など書きながら焼酎などちびちびとやっていた頃、ようやく太陽は地平線に沈んでいったのでありました。はぁ、盛りだくさんの2日目も終わったぁ。

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