− その28 フブスグル湖畔をのんびりと −
宿に戻ってきて昼食。とはいえ天気は曇り時々雨、時に強く降りながらも晴れ間がのぞく、というような不安定な感じなので、午後は「釣り等の大きなアクティビティ行動」に出ることはやめ、単純に「湖畔界隈をお散歩で過ごす」といたしました。
ゲルのすぐ裏で何羽かうろうろしていた鳥さん。珍しい鳥じゃなさそうな気がしますが名前はわかりません。
と思ったら、ヤツガシラだということです。「お気楽さん」、ありがとうございます!
波のない湖上には水鳥がのんびりと羽を休めておりました。こちらも「お気楽さん」によればアカツクシガモだそうです。
天気は今一歩ですが風もなく散歩にはちょうどいい感じの中、湖畔の草原や波打ち際をポコポコと歩いていきます。こういう風景のことを「牧歌的」というのでしょうかねぇ(しみじみ)。
と、向こうから、山羊の群れを追いつつこちらにやってくる少年発見。歌を歌いながら歩いてくるその姿が何ともほほえましいものだったので、こちらはその場に座り込んでその光景をのんびり眺めることといたしました。なぁんもすることはないとはいっても、こんな小さな出来事がまた楽しいものなんですよ。
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放牧の群れにすっかり囲まれちゃいました(嬉笑)。
さて、このあたりから天気が一気に動き始め、太陽が顔をのぞかせ始めました。北の大地に照りつける太陽、いやはや何ともその日差しの強いことっ!われわれも厚着をしていたわけではないのですが、それでも一気に暑くなりました。ちょうど近くの岸辺には牛とヤク合わせて7-8頭の群れがいたのですが、もともとここフブスグルにて生まれ育ったはずの彼らはわれわれにもましてこんな暑さが苦手のご様子。というわけで‥
きみたちも、その行動は長年の牛(ヤク)生活で身につけた知恵なんでしょうな。
人間様はただこうやって浮かれるのみです。それにしてもワンパターンのポーズだこと。
このあと近くで水遊びをしていた地元のご家族(英語が通じた)としばし談笑ののち、太陽も再びかげったしさぁてぼちぼち帰って昼寝でもいたしましょということに。
あたりはホントにのーんびり。時間はすっかり止まりまくっておりました。
俗世を忘れられない?われわれはまたもこんなことやってます(苦笑)。
さぁてそんなわけでゲルまで戻ってまいりました。ちょっと早いですが今日も一日終わったかなと、この時点では確かに思っていたのです。しかししばしのお昼寝のあと、思いがけずのダブルイベントがわれわれを待っていようとはっ!