さ、お腹にも入れるべきもんは入れたし出すもんは出したし(書くなって)、何とヤンゴンとは大違いでここマンダレーは青空ぴかぴかだしということで、いよいよマンダレー日帰りうろうろ編に出発です。

いろいろ打ち合わせした上で決めた今日の予定は、午前中にマンダレーヒル及びその周辺をうろうろし、午後に郊外のアマラプラとザガインヒルに行って帰ってくるというシンプルなもの。王宮は大したことがないという噂だったので自分からパスしたし、郊外はこれ以上訪問地を入れると駆け足になっちゃうしねぇ。しかし、この日の午後はとんでもないことになってしまうこの日の現実はまだ知らなかったピュアなTakema?でありました。



こちらはマンダレーエリアの入域料チケット。でも、$10は高いぞぉ!
(京都の「古都保存税」みたいなもんか。政府の収入源なんだろうなぁ)

マンダレーヒルの頂部をはるか遠くから望む。ちなみに300mm望遠で撮ってますから、なんだ低いんだなという発想は全く当たりません。標高差にして150mくらいはあります。
まずは市内北部に位置するマンダレーヒルへ。うわぁやっぱりそれなりに距離があるなぁ、サイカのチャーターにしなくてよかったというのが実感でした。実は自分が(昨日の列車の中で)立てた計画では「夕日をマンダレーヒルで」と考えていたのですが、「午後ヒルに登るとなると、気温が高くなってそれなりに汗をかくし、ザガインヒルの上で夕日を見ることにすれば大丈夫」というイェマイくん&レイミーさんのアドバイスに従って順番を変えたのでした。このあと(午後)のトラブルによって結局ザガインヒルで夕日を見ることは出来なかったのですが、かといって自分の計画通りに動いていたら、マンダレーヒルそのものに行く時間もなかったかも知れないので(ちなみにこの日の夕日は雨期には珍しいほどの素晴らしいものだったらしい=あとで日本人の旅行者さんからそう聞きました@むぅ残念)、まぁ良いかということにしておきましょう。

2頭のライオン像に迎えられ、登り口に車を停めます。それにしてもレーベーと比べると何と像の大きなことよ。いい悪いはともかくとして上座部仏教の国々では寺院関係の施設がとても立派なのにいつも驚かされます。

入口で靴を脱ぎ(受付の係員に払う「寸志」は彼らが払った)、あとはひたすら左上写真のような階段を登りに登って登るだけ!ところどころに花を売るゴザの露店も出ていますが、レイミーさんいわく、「今日は金曜日、しかもまだ朝が早いのでお店の数がとても少ないです。日曜日にはもっとたくさん店が出ますよ」とのことでした。そういやこのあたりから、「英語力」の点から本来の「ガイド」であるイェマイくんより「ドライバー」のレイミーさんと話すことが多くなっていったような?

ひたすら階段を登っていくと、ちょっとした広場があり(いくつもあるんですが)、その真ん中に仏様が鎮座なさっておりました。イェマイ君、ここで傍らの花売りさんからお供え用の花を買い、お供えした上で(右上写真)深々とお祈りしておりました。自分よりはるかに若い彼ですが、誰にいわれるでもなく祈りを捧げるその信仰心は私のかなうところではないですね(それでもしっかり自分もお詣りしましたが@数珠持参のTakema)。

さてさらに登っていくと、今度はもっと広いホールにに出るのですが、その一段下にはいくつかのお店が並んでいたのですが(もっともこの時間は半分以上が閉まってましたけれど)、その中に1軒、「お数珠製造直売」をまさに地でいくお店がありました。

(左右写真ともマウスオンすると画像が変わります)
(左)足踏み式のミシンのようなもので材木を削っていくと‥こんな丸い数珠の玉が沢山。
(右)色付けした玉は一つ一つ彼の目で選別。出来悪をハネて‥良品だけが売り物に!

よっしゃやっぱり動画編!(6)

「黙々と作業中」

「撮らせて下さい」と頼んだ時こそ笑顔で「OK」と言ってくれた彼も、いざ仕事に戻れば黙々。若き職人ですな。

wmv形式、527KB、6秒
そのすぐ脇から上に登る階段(急!)を登ると大ホールになります。ここは巡礼の方々の休憩所ともなるらしくかなり広いスペースになっているのですが、さすがに平日の午前中となると、ほんの数人の物売りの人が所在なげにくつろいでいるだけです(ホントにくつろいでた=商品を横にして寝ていました)。

このホールにはいくつもの仏様が安置されているのですが、金箔の華やかさからくる日本の仏像との違いはともかく、タイでもカンボジアでもラオスでもブータンでも見なかった不思議な装飾、いや、電飾には驚かされました!



こうやって静止画で見るぶんにはタイの仏様と似ているんですが‥。

よっしゃやっぱり動画編!(7)

「こればっかりは論より証拠!」

聞くところによると、これはお釈迦様の後光だか瑞雲だかを表現しているのだとか。なおここに限らず寺院の多くは自家発電設備を備えており、市街が停電してもこの後光は消えないのだとか。うーむゅ(苦笑)。

wmv形式、556KB、7秒
なお、この近くに日本人慰霊碑があるというので行ってみることに。参道からすぐ近いとはいえ看板も何もないので、こりゃ一人で来たらわからない可能性大(良かったぁ)。

(右写真にマウスオンすると画像が変わります)

今や「緬甸」と書いて「ビルマ」と読める人の方が圧倒的少数でしょうなぁ。名著「ビルマの竪琴」も、最近の若い人は書名すら聞いたことのない人が増えているそうです(中井貴一主演の映画もね)。え、「ビルマってどこの国?」だって?うーむさもありなん、それが現実。しかし現実以外に忘れてはいけないことが絶対にある!自分ははっきりそう思うTakemaです。
さて、たかだか標高差百数十mだというのに、登り切るまでのコメントがこんなに長くなっちゃいました(笑)。というわけで続きは次のページということでご勘弁下さいm(_ _)m。

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