− ティーボー市内のんびりお散歩編 −
宿を出て夕方近いティーボーの町を歩き出します。町の構造としてはドクタワディ川に沿って碁盤状に道が交差しているので、初めての人間が歩くにしてもさして難しくはありません。まずは町の中心部に向かうあたりに小さな(ほんの小さな)マーケットが出ていたので、横目に眺めながら歩いていきます。
やっぱり商売の基本ってこれだよなぁ、1人で1日に何億も動かすってやっぱり何か間違ってるよ。
さらに進んでいくと、商店が軒を連ねる(というほどでもないけれど)町の中心部に行きあたります。とはいってもいたってのどかなもので、何軒かの商店と映画館!そして食堂がぽつりぽつりとあるだけです。
映画館!を中心としたこのエリアがたぶん中心部といえる場所でしょう(市場はちょっと外れにある)。
残念!閉まっていた「Japan Shop」。いったい何を売っている店なのか興味津々!
ちなみに中心部から数分歩くと右写真のようなのんびりエリアになってしまいます。
ナンケーマオG.H.方面に曲がり、川沿いに出たところにマーケットエリアがありましたが、店を開いているのはほんの数軒で閑散。まぁ仕方ないや(夕方だし)ということで川沿いにしばらく歩いていたところで、家の中から「Excuse me!」と声がかかりました。
家の中から出てきたのは二人のおじさん。夕暮れ時の暇な時間にのんびり庭で過ごしていたら、どう見ても外国人としか見えない自分が歩いてきたので声をかけたのだそうな。考えてみれば自分はロンジーも着けていないしカメラもぶら下げてるし、まぁどうみても外国人そのものです。
というわけでそれぞれ記念撮影。Takemaのカメラには興味津々でしたが、決して「売ってくれ」「いくらだ?」「これと交換しないか?」などと言わないのが嬉しい。
「ミャンマーにはどれくらいいるの?」「ティーボーはどうだい?」といくつか質問を受けるのですが、特に白髪のおいちゃんはいつもニコニコしていて、偶然自分の家の前を通りがかった外国人(確かにこの場所を通る外国人はほとんどいないだろうなぁ)とのコミュニケーションをとことん楽しみたい!という感じでした。またほのぼのしちゃった。お茶もごちそうさまでした(感謝)。
そこから宿方面への戻り道、今度は「大人の皆さんがセパタクロー?に興ずる」場面に出くわしました。「写真撮っていいですか?」「どんどん撮っていいよ!ほらぁみんな、失敗したら記録に残るぜ!」というようなことをミャンマー語でおっしゃったので、じっくりと拝見&撮影させていただきました!
いやはや、皆さんホントにうまいんです!
どのくらいうまいのかはこちら!(25) |
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いやぁ何だか見ているだけでも楽しかったなぁ。こういう路上や広場での遊びって、考えてみれば自分も小学校高学年が最後じゃなかったかな。変な見栄とかプライドとかを持つことなく大人になっても路上でこんなふうに楽しめるっていうのは、実はとっても豊かな社会なんじゃないかな。何だか羨ましく思いながら宿へ戻りました。え、Takemaは球技が苦手なんじゃなかったっけ?ハイそんな話はすっかりどこかに置いといてねと(笑)。
さて、宿に戻る頃にはそろそろ太陽も地平線に沈みかけておりました。夕飯を食べるのはもう少し後でもいいかなぁと思ったので、例の2Fテラスに芋焼酎と共に出向きます。と、そこには男女の先客がお二人。聞けば二人とも今日の同じ列車で着いたのだそうな。一人はスペイン人のドラウルくん(駅で見たのは彼でした)、もう一人はドイツ人のカツキンさん、ともにこれまでのミャンマー旅行で得た情報を交換し合っていたようで、「それじゃ、自分も仲間に入れてよ」というわけで、とりあえず凸凹の3人組みが出来上がったわけです。しかしやっぱりというか、自分が最年長なのはちょっと悲しかったりして(笑)。
いつの間にか3人とも屋久島芋焼酎を飲み始め(お茶のポットがあったので「お茶割りもいいよ」と勧めたこともあり、皆さん結構くいくいと飲んでましたっけ)、話は盛り上がります。というか、自分を含めて3人とも酒飲み、3人とも喫煙者、そして3人とも英語のネイティブじゃないということでレベルが合うことおびただしく(実は仕事も似たようなものだったんですだったのです)、気がつけば2時間ほど宴会をしておりました。そして誰からともなく、
ということで20:30、やっと町中の食堂へ移動したのでした(ちなみに田舎ゆえ食堂は21:00に閉まります)。あ、そこでも飲んでいたのはTakemaだけでしたけれど(笑)。話はなぜかブータンに飛んでいたりしたっけ。ともかく何とも楽しい夜であったのは確かです。
カツキンさん(左)とドラウルくん(右)。ちょっと待て、真ん中のおやっさんはこの店の店主らしかったけれど、何でそこに座ってるんだ。自分がその席で写りたかったのに(笑)。
部屋に戻ると速攻で就寝(泥寝状態)。明日の午前中は宿主催の半日ツアーに参加(with カツキン&ドラウル)、午後は単独で温泉を目指すことにしています。しかし午前は「ミャンマー、そしてシャン州の現実」を知り、午後は午後で「野湯をなめたらあかん」という現実を改めて知らされることとなるのでした。いやぁ、この日もそうだけれどこの翌日も濃い体験ができましたぁ!