− バガンの町をうろちょろと(3) −

さて、その後も続々とパゴダめぐりを続けますが、駄目だなぁ、辛抱のない自分。3ヶ所も見れば何だかもう「お腹いっぱい」。でも、せっかくだから回らなきゃいけないんだよなぁ(そんなことないって!)。というわけで、まぁせっかくタクシーをチャーターしているのですから&全然しんどいわけではないので(そりゃそうだ)、午前中はOMさんとドライバーさんの共同歩調に乗って各所を回ることとといたしました。実は昔から文化とか芸術ってちょっと駄目(苦手)なTakemaなんです(飽きちゃうんですよね)。

その中でちょっと面白かったのが、オールドバガンからはちょっと離れた内陸に位置するダマヤッズィカパゴダ。他のパゴダから少し離れた場所にあるということでちょっと気になっていた場所ではあります。ただしここは遺跡ではなく現役です。何が面白かったかといえばOMさんの発言です。
「現政権はこのパゴダに多額の寄進をしていることから、人々はここを『政府のパゴダ』と呼んでいます。でも私はその呼び方は嫌いです。だって、寄進のお金はもとをただせば国民の税金なのですから。」



こちらが「政府のパゴダ」正面入口です。まぁ確かにちょっとお金をかけていた風でしたな。

なるほど宜なるかなと思わせられるご意見。正義のご意見番@OMさんというところなのですが、OMさんは別に反政府勢力の一人というわけでも何でもなく、ごく普通の一般市民(あたりまえだ)。でもやっぱり腹に据えかねる部分もあるのでしょうね。しかし翻って日本を見てみれば、まぁなんと税金の無駄遣いが多いことよ(笑)。結論=「OMさん、政府なんてどこの国も似たようなものかも知れませんよ」。

さてこの後もいくつかの寺院やパゴダを回りましたが、どこがどこだか区別が付かない!(今この文章をタイプしている時点でというのではなく、現地にいる時から頭ん中はごちゃごちゃ状態でした)。というわけで、天気もどうせ曇り空だしささっと回っただけでほとんど記憶には留められず。似たような写真が続くばかりとなりました(苦笑)。




ね、飽きてくるでしょ(強引な同意強制)。確かに観光客はかなり少ないし(なのになぜどこの宿も混んでいたんだ?)、雰囲気としては悪くはないのですが、でもねぇ、何だか気分は金太郎飴を手当たり次第にポキポキ折っているような気にならないでもないんですよねぇ。ま、これはこれでしょうがないか。

昼食はニューバガンのはずれあたりにあるレストランへ。地元の人にどれだけ外食の習慣があるのかないのかは不明ですが(聞けば良かった)、結局最初から最後までお客は自分たちだけ。ま、ご飯は例のミャンマーカレーなのでテーブル上は様々な副菜で賑やか賑やか(別に油っこさは感じなかった)。



カレーを頼むだけでテーブル上はこんなにどっさりだもんね。

さて、席についてしばらくすると外はどしゃ降りの雨になりました(ラッキー)。食べ終わってもやまないのでこの食堂で時間つぶしをすることに。そしてこのあたりから無駄話のテーマは「ミャンマーの恋愛事情について」という感じになってきたわけです。とはいっても話の中身にはOMさん自身の事情がかなり含まれているのでここに書くことは出来ません(残念)。でも何だかTakemaは「恋愛相談室のアドバイザー」みたいな役回りになってましたな(笑)。いやぁ書きたい書きたい!でも書いたら怒られる(大笑)。



その後雨はやんだけれど、夕日は全くもって望み薄でした。

この日の最後はOMさんおすすめの夕日の穴場ポイントへ(これまた名前忘れた)。なるほど、自分の他には西洋人が一人だけ。翌日と何たる違い(後述)。上から見下ろしていると、放牧から帰るとおぼしき羊の群れと羊飼いが通ったりしてムードは満点でした。でも、これだけ空いていたのは夕日を見られる可能性がほぼ0に等しかったからかも知れません。ま、その分最後にのんびり出来て良かったんですけれどね。

というわけでこの日の行動は終了。夕食はホテル脇の串焼き屋でビールとおつまみ。自分はこれでいいけれどOMさんは足りたのかな?「私は少食ですから」と言っていたけれど、その言葉が女の子独特の謙遜でないこと、そしてそもそもミャンマーと日本それぞれの「少食」のレベルが違わないことを祈らずにはおられませんでした(笑)。



写真ではガラガラのように見えますが、実際は結構賑わっていました。

さ、明日はタクシーじゃなくて馬車でもう1日バガンをうろうろします。

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