− その5 インレー湖2日目はまず市場見学から -

さて、朝一番の空路でヤンゴンに戻らざるを得ないKさんを見送った後、うちらは昨日と同様舟に乗ってインレー湖2日目行脚の開始となりました。昨日と同様雲はやや多いのですが、晴れ間も時折のぞきそうでまあまあの天気です。ちなみにこの日は雨にも降られなかったし。



「舟頭さん今日もよろしくお願いします」 「リョーカイ!」の図。

ここインレー湖には毎日水上マーケットがたつ(というか水上ゆえ「マーケット舟が集まる」と言った方がいいでしょう)ということでしたが、ここ数年でかなり観光化が進み、今やほとんどがお土産売りの舟になってしまっているのだとか。というわけでしっかり最新の情報を収集してきたOMさんは、最初内陸で開かれるマーケット(それほど観光化していない?)に行くことを提案してきたのですが、それだと半日弱がマーケットの往復で潰れてしまいそうだったのでパスしたという経緯がありました。

それではということで、この日最初は水上マーケットではなく湖畔の小さな村で5日ごと(5ヶ所の村で順繰りに開かれる)という別のマーケットを訪ねることに。ニァゥンシュエを出発してしばらく湖を進み、途中から畑に囲まれた水路を進んでいくといくつかの水上集落が出てきます。



集落内の水路ではさしものボートもそろぉりそろりと進みます。地元の船も通りますし。



若い母子もニコニコと。そして子供の船頭姿もさまになってますなぁ、さすが湖の民!

さて、そんな水路を奥の方に進んだところで船着場に到着です。これまでずっと水路沿いの畑や家々を眺めてきましたが、本来はここからが陸地なのですから何だか不思議です。村の名前はマインター。学校の横を通り(ちなみにこの日はお休みで無人)、寺院のある角を曲がってずっと直進していくとマーケットエリアになるのですが、何だか向かう人よりも帰ってくる人の方が多いぞ。しまったちょっと来るのが遅かったか?と思いだした頃マーケットに到着。

し、しかぁし!入口付近は全部が全部観光客向けのみやげ物露店!うわぁミャンマーよお前もか!と一瞬たじろぎました。しかもどの店も全く同じものを売っているあたりはバンコク近郊の某水上マーケットと似ている?(その某マーケットに自分が行ったのは1990年でしたから今はどうなっているのか知らないんですけれど)。

OMさんも思わずため息です。「去年来た時はこれほど観光化されていませんでした‥」。OMさんはガイドとはいえ旅行社所属ではないフリーの立場ですから、お客が付かなければ(=自分で見つけなければ)バガンやインレー、ヤンゴンなどに行くことはないわけです。よってこの発言(訪問の間隔がしばらく空いている)にも納得せざるを得ません。でもこれじゃ来た甲斐もないかなぁと思いつつ、奥へ奥へと進んでいくと‥おお、その先には自分が見たかったマーケットの原風景が!



そうそう、こういうのが見たかったんだ♪

というわけで、いくつかの画像を見ながらコメントを付けていくことにしましょう。あ、これって自分にとっては手抜きパターンなんですけれどね(笑)。



前のページでも書いた通り、湖の「水耕栽培」エリアではトマトがかなりメジャーな商品作物。
というわけであちこちにトマト売りの露店が出ていました。小さいけれど味はしっかり!



美形のお姉ちゃんは、Takemaが近づく前からずっと遠くを向いてましたけれど、
そっぽの間に商品盗られても知らないよ、あ!そういう悪人はいないってこと?



この赤いのは何だろうと思って見ていたのですが、OMさんがいうには
筍(タケノコ)なのだそうです。ふぅむ、こっちの若竹煮は見た目も派手になりそう。



おばちゃん、タバコをくゆらせながら堂々の店番はさすがというか、何だか威厳すら感じます。
ちなみに黒い物体はお茶だったりするわけで、そういえばここは「食べるお茶」の産地でもあったっけ。

そうそう「食べるお茶」ですが、一時期日本でも流行りましたよね(何だかこの国は一気に流行して一気にブームが終わるから恐いんですが)。ちなみにこの旅ではこのマーケットでも売っていたとはいえ買い&食べなかったんですが(買って帰ろうと思ってOMさんに聞いてみたら「日持ちがしないからそれはちょっと‥」ということでした)、作り方は「湯通しした茶葉を地中に埋めて発酵させる」のだそうな。発酵させると何だか味噌やら納豆系の感じになるのかと思いきや、案外さっぱりしているらしいのです。ただし「食べるお茶」とはいえ単品で食べるわけではないというところから考えると、結構独特の味わいなのかもしれません。これもまた次回への課題というところです。



こちらのお二人も何だかいい感じです。手作りの天秤ばかりがいい味出してるし‥

さて、あんまりだらだらと画像てんこ盛りにしてもピンとこない部分もあるでしょう。というわけで、最後はやっぱり動画で〆ということにいたしましょ。
(40・41)インレーの市場訪問

「やっぱり市場はいいなぁ」

こういう雰囲気はやっぱりアジアならではのものですね。

Wmv形式、977KB、34秒



「そこのけそこのけお牛が通る」

マーケットからの帰り道、何やらのんびりした気配にふり返ってみると?


Wmv形式、380KB、12秒
さぁて、このあとはどこへ行くのかといえば‥?そう、あの有名な「Jumping Cat Temple」です!どんなお寺なのかはお次を見てのお楽しみ!

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