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− その18 モニワの宿到着後は市内お散歩&夕食はカレー♪ −



うーん食べ放題のおかずが多すぎて、自分としてはビジュアルだけでお腹いっぱい。



さてお宿に到着。何だか一瞬コンビニの入口をホーフツとさせるエントランスを入ってチェックインし始めたところで、一人の女性が英語で「あなた方は中国人ですか?」と話しかけてきました。いや日本人ですと答えると、「明日の午前中ポーウィン山のケーブテンプルに行こうと思っているのだけれど、タクシーをシェアしませんか?」とのこと。

それは自分たちも考えていたことでもあったので「ああ、いいですよ」と答えると、彼女はフロントの人と料金の折衝。どことは言いませんでしたが大陸の中国人で、先生をしているとのこと。いやぁ押しが強いというかバイタリティあるなぁ。結局翌朝(午前中)はそのグリスさんと一緒に回ることに。

ちなみにチャーター料金は30000チャットということでしたが、シェアの考え方がミャンマーと日&中とでは違うんだなと知りました。ホテルの人「2組で30,000ですから、それぞれ15,000ですね」、グリスさん「どうして?3人だから1人10000でしょ?」、Takema「わたしたちもそれでいいですよ、20,000払います」という案配でした。まぁホテルの人にとっては「あなたたちがいいのならそれで構いませんが」という感じでしたが‥。

そんなこんなでチェックイン+明日午前の予定確定予約完了です。ちなみにこの宿には1泊だけ予約を入れていたのですが連泊することに。ただ、この日予約していた部屋がなぜか広いファミリールームであることが判明しました(笑)。お酒飲みながらポチッと予約していたので何やら間違えていたみたいです。2日目は小さい部屋にしてもらいました(苦笑)。



はいはーい、だからお部屋も広くてベッドも3台ありますよー。



このあとはホテル内探検と称した喫煙可能場所の探索です。幸い、外部非常階段の踊り場にちゃんと灰皿が据え付けられていたので問題なし。ついでに景色もいいので気に入りました。



やはり地方都市ですから高い建物は少ないです。あ、遠くには明日の午後目指す予定のある宗教施設が見えていますが、それについてはまだ言いますまい(笑)。と、上の階でコーキング作業をしていたとおぼしき作業員さんが降りてきましたがサンタ帽をかぶってる‥ある意味徹底してますなぁ(笑)。ちなみにこの翌日(12/26)にはまったく誰もかぶっていませんでした。

そんなわけで落ち着いたあとは、エーヤワディー川の支流チンドウィン川の向こうに沈む夕陽を観賞し、その帰りにどこかで夕ごはんを食べて帰ってくるというお出かけタイムといたしました。GPSナビもあるし大丈夫でしょと思っていたのですが‥





上画像を見ると「大したことない」ように見えますが、このメインストリートとの交差点はかなりキンチョーしました。どこから何が出てくるかわからないというか、たとえば道路の端っこあたりはバイクが逆走してきたりするし、道幅が広いだけにどこでも追い越ししてるし、おまけにこのあと進んだこれより細めの道は、それこそ道幅いっぱいにトラフィックしてるしで、なかなかビビル大木氏の気持ちがわかりましたよ(何のこっちゃ)。

本気でアブナイところでは写真や動画を撮る余裕もなかったというわけで、上画像のようなのんびりイメージでないことは確かです(運悪く帰宅ラッシュと重なっていたともいえます。翌日の昼間はそこまでアブナイとは感じなかった)。

ちなみに左上画像の線路の少し先にはモニワ駅があるのですが、モニワにくる途中でちらりとJR北海道色のディーゼルカーが走行しているのを目にしました。運が良ければ駅に停車していることもあるかと思います(われわれはそのチャンスなしでしたが)。



そこそこ距離があったこともあり、川の畔に到着した時にはすでに太陽のお姿なしでした。あと5分早く出ていればなーという感じでしたがまぁしょうがない。ちなみに翌朝のポーウィン山へはこの川を渡る渡し船経由の方が距離的には近いのですが、渡し船の外国人料金が法外に高い(片道US$5/人)のと、宿からでも渡し船で渡った先からでも車のチャーター料金は同じだということで利用を諦めた次第です。でも‥





ちなみに左上画像の手前に写っているのはこの川を上り下りする中型船。人だけでなく貨物の輸送も行っているのだと思います。この日のお仕事も終わりということか、船員の皆さんもリラックスして洗濯物を干したりしていましたっけ。

さて続いては夕ごはんです。この時なぜインターネット経由のグーグルマップでなくネット不要のGPSナビマップを使っていたのかは不明ですが(ルーターを持っていたので市内どこでもネット接続OK)、GPSマップだと食堂のマークは表示されますがどんなお店なのかの付帯情報は一切不明(当然)。よって「この道を進んだ先に4軒くらい食堂があるみたいだからそのうちのどれかにしよう」ということで進んでいきます。もっとも、その程度の情報で本来は十分なんですけれどね(笑)。あ、ガイドブックはエアアジアのヒコーキ内に忘れてきたんですよ念のため(大笑)。

というわけで歩いていくうちにシュエズィゴォン・パゴー前にやってきました。ちょっと寄り道というところで‥



大きな寺院の参道などによくある「徳を積む系のお店(屋台)」についつい気が惹かれ、気がつけば「篭の中のスズメを解き放つ」ことになっていました。声を掛けられたわけでもなくこちらから「いくらですか?」と言ったわけで、これは何らかの見えない力に引き寄せられたに違いないかと(笑)。で‥




動画は一瞬で終わります(約9秒)。

スズメくんたちは「はい動画撮るからねちょっと待っててね」というようなこちらの思惑を知るよしもなくダッシュで飛んでいってしまいましたとさ(右上画像マウスオン)。まぁいいや功徳は積んだぞということでいよいよ夕ごはんです!



もう完全に暗くなっていたのでお店の外観画像はありませんが、かなり綺麗な内装のこちらのお店へ(別に内装で決めたわけではありません)。お客さんは他に1組、あとで屋外側に数組来ていました。いずれも地元系のグループでした。そもそもモニワに来る外国人旅行者ってマンダレーやバガンに比べれば圧倒的に少ないだろうし‥。

で、右上画像は栓抜きです。ミャンマービールを頼んだらこいつも出てきたというわけですが、どう見ても木の端材とネジにしか見えませんよね(それ以外に見える人は一度病院に行った方がイイと思います)。でもね(右上画像マウスオン)、



で、英語はあまり通じませんでしたが、要はカレーなので「具がポークか魚か他の何か?」を伝えるだけで何とかなります。それも通じなければ鍋のところまで行って「これ」と指させばいいので特に苦労はありません。でも、「カレーの一択のみ」というのは何だかなぁ。他にもメニューはあるかもしれませんが、ある意味屋台の方が見た目のバリエーションは豊富なのかも。でもね、副菜は豊富ですよ!



ページトップの画像を再掲ですが、これらの副菜は食べ放題です。ただしそれぞれの皿にレンゲが添えられていることからわかるように、あくまで自分のご飯の側に取ってから食べるのがお約束、直スプーンは御法度です。当然食べきれないわけで、その場合の残った副菜は‥ご想像の通りと思われますが、それで全然いい(というかそうあるべき)と思うんですよ。



ということで夕食難民になることもなく乾杯!ちなみにミャンマーのカレーは油がたっぷりで、日本人はそれでお腹を壊すことが云々という話もありますが、ここのカレーは右上画像の通りでそれほどでもないかなと。少食Takemaゆえカレーとご飯だけでお腹は十分、副菜は7-8品でOKという感じでしたが、われらがおしんこどんはやはり全て口にしたようでした(尊敬)。



ビール2本とカレー定食2人分で4900チャット。日本円では490円(実際のレート的にはもう少し安いです)となりますからありがたいお値段です。お会計をお願いすると口直しのバナナが出てきました(このパターンはミャンマーのそこそこの飲食店デフォルトなのか?)。おしんこどんいわく「懐かしい感じの味で美味しい」ということでしたっけ。

ちなみにわれわれの食事中、物乞いの母子が店の前まで来て(店内には入ってこない)店内のお客(われわれを含めて2組)に声を掛けていました。この国の貧困と格差についての施策はまだまだこれからというか、まだ何も前に進んでいるように思えません。ロヒンギャ難民の問題もそうですが、鳴り物入りで政権与党となった国民民主連盟(NLD)は今後どう舵取りをしていくのでしょう?

国軍は「政府とは一定の距離を置いた立ち位置」でいくのでしょうし(たぶん既得権は確保したまま)、政権には何だかリーダーシップが見えず不安にも思います。そんな中、この先「新たな既得権の取り合い」にならないことを願わずにはいられません。自分は「人の良さ、信用がおける」という点においてミャンマーは東南アジアで一番だと思っています。しかしそれも国情が変われば人も変わらざるを得ないわけで、「政権民主化により人々の心がすさんだ」というようなパラドックスだけは実現してほしくありません。頼みますよぉNLD!(懇願)



アウンサン将軍の騎馬像が中央に置かれたラウンドアバウト。ここを歩行者として横断するのはなかなか恐いです。ちなみに車やバイクの姿が見えませんが、ライトの光が写り込むと将軍像が綺麗に撮れないので、それらが来ないタイミングを待ってようやく‥というわけなので念のため。ところで今気づいたんですが左上画像、ラウンドアバウトの内側に人が!これは‥恐いというよりはアブナイ危険!なぜその場所にいるのでしょう?(あらためてビックリ)。

モニワ駅の前を通ってホテルへと向かいます。街灯が全然なくて暗い‥こういう時は通過する車やバイクのライトがありがたいといえばそうなんですが、明るすぎるので目が幻惑されてしまい、よって通過後はよけいに暗く感じたりするのでどっちもどっちか‥。



そんなわけで無事ホテルまで戻ってきました。キーをピックアップするときにレセプションの人が「これ、X'MASプレゼントです」と言って何やら小袋を渡してくれました。部屋に戻って開けてみたら‥ミカンとお菓子でした(右上画像マウスオン)。

さて、このページはやや短めですが、区切れの関係上ここまでにしておきましょう。明日はモニワ周辺観光に出かけます。


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