[2016ミャンマー編トップへ] - その23 胎内めぐりのあと寝仏へ、そしてまさかの「夜の部」! - 巨大涅槃仏(寝仏)の肘のあたりに等身大の涅槃仏が置かれているのはナイス!発案した人スバラシイ! |
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さて立ち仏の胎内めぐり入口は案外というか相当地味でありまして、人1人幅の通路を入っていくことになります。英語表示もないしこれじゃ迷う?いやいや他に出入り口はないですし、そもそも人がひっきりなしに出入りしているので、人の流れについていけば自然にここに逢着します(笑)。 |
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ちなみにタウンボッデーでは料金が徴収されましたから、運営資本が違うのかな?謎です。それにしても外国人の側から「お金を取れ」って書くのはある意味変な気分だこと(笑)。 |
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どう見ても工事用エレベーターにしか見えないんですが‥と思ったあなたは大正解!2016/12現在もこれは間違いなく工事用エレベーターであり、一般人の利用は固く禁じられているというかそもそも稼働していませんでした(笑)。 |
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自分たち(日本人)の基準というか予測で物事を判断することの危うさをあらためて知らされたわけでありました(苦笑)。と同時に、 |
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ということで愕然と奈落に落とされた気分でもありました。ま、まだ立像の足元位置にいるだけなので落とされても2階分だけですが(笑)。なお、ホテル発行のモニワ観光パンフには「内部は31ストーリーになっており」とありますが、台座下の基礎部分(2F)を省いているようなので念のため。ちなみにそのカラー英文パンフには「It was completed in 2008」と書かれています。ということはもう工事は終わって10年近くが経ち、でもエレベーターはこの状態‥ |
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あ、または「予定はあったんだけれど予算オーバーで断念しました」ってパターンかも(こっちの方が可能性高そう)。でもそれだと「じゃあ何で隣の座仏は絶賛工事中なんだ?」という問いかけには答えられない‥あ、答えがあった‥「予算は優先順位がありかつ単年度ごとの付与方式なので云々」。 |
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あー、閑話休題ということにいたしましょう。とにかく上がっていくしかないのです階段で! |
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各階に仏教にまつわる様々な絵が飾られているのですが、下層階は基本的に「地獄」をテーマにしており、地獄をイメージした悲惨な絵がそれこそ「これでもかこれでもか!」といわんばかりに展示されています。ちなみに各階を繋ぐ階段は「必ず」各階の展示を見てから出ないと上がれないよう互い違いに設置されており、「何とまぁよけいな設計を‥」という感じです(笑)。あ、右上画像は鬼子母神でしょうかね。 |
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しかし階を上がるにつれて、徐々に人々の幸せをテーマにした絵が増えてくると同時に仏像も置かれているようになってきました。なるほど、上層=徳を積んだ人々の行き先=西方浄土に近づくということですね。というわけでわくわくしながら「くっそー階段が急なんだよね」と思いつつ上っていくと‥ |
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嗚呼、この時のわれわれの気持ちとしては芥川龍之介作「蜘蛛の糸」の主人公たる犍陀多の絶望に近いものがありました(左上画像、メッシュの扉が閉じられているのが見えています)。嗚呼われわれは天国たる西方浄土への門を閉ざされてしまっている救いなき衆生なのか、でもさっき「邪心なし」をあの石を以て証明したんだけれどなぁ?(笑)。 |
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ミャンマー語が全く聞き取れないわれわれですが、このアナウンスの内容は想像がつきます。それは「まもなく閉館時間です。館内にいる方々は外に出てください。」というような内容ではなかったかと(繰り返し流れましたし)。 |
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こういう時にエレベーターがあればと思うわけですが、かの工事用エレベーターの乗り場は左上画像の通りおっとろしい場所にありましたっけ。しかしようやく「足元」まで下りてきて「仏像胎内に一晩封印される」ことはなくすみました(笑)。 |
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ちなみに上画像の入場路を入った脇に掲示されているのがこの見取り図ですが、そもそも全てミャンマー語で書かれているので一切読み取り不可能、しかもこの階層図だととても31階までないのですが?(たぶん一般人が立ち入れない工事用の肩より上の階も含めているのでは?)。これはある意味イメージ図と捉えたほうがよさそうです。でもね、 |
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外に出たあたりで記念撮影。撮影カメラが違うせいでオートでもこんなに違う絵になります(笑)。でもね、 |
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さてこのあとは涅槃仏(寝仏)たるシュエターリャウンへ。またバイクタクシーを利用するのですが、すぐ近くなのと下りなので全然大丈夫。小排気量バイクは基本的にブレーキが効かないですからねぇ(上から目線の発言でゴメンナサイ)。 |
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同じカメラでも時間によって全然お顔の色肌の色が違います。この日午前中のポーウィン山はグリスさんの下調べにより午前中がいい!と知ったわけですが、逆にここ市内南部の立ち仏と寝仏(レイチュンセッチャー&シュエターリャウン)の訪問は午後から夕方がお勧めです。どちらの像も(現在建築中のガンダム像も)‥ |
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さて、でもまだ寝仏(涅槃仏)の話をしていませんでしたね。こちらの像の内部は仏教のいろいろな歴史を説明する展示館になっているそうなのですが、他サイトの説明によると、 |
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とあるので、やっぱり寄ってみたかったなー(笑)。信仰心を昂ずるための脚色はどの宗教でも、仏教のどの宗派でもやっているはずなのでその脚色が見てみたかった!もっともこの方が無神論者であれば話は別であると同時に、「立ち仏と同じコンセプトでの説明」であるとすればもういいかな感があったりします(苦笑)。 |
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あれ、涅槃仏の肘のあたりに何か‥あ! (上画像マウスオンで無意味な拡大画像に変わります) |
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いやぁ夕陽を浴びつつ佇む立ち仏と寝仏とのコラボがすっごくイイ!(ちなみに同一人物というか存在なんですけれどね)。 |
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このあとはブレーキ性能ゆえにゆっくり目で下るバイタクで戻ってきました。おしんこどんも余裕の動画撮影モードで到着です(でも古いカメラゆえピントがぶれまくりです。コンパクトデジカメの未来はあまり明るくなさそうなので、時期をずらしつつ古い方はそろそろ買い換えかなと)。 |
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上の2枚は同じカメラ同じモードで画像加工せずです。日没に近い右上画像は最後の輝きを見せています。はよ帰らないと! |
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そんなわけで出発は右上画像の通り17時をとうに回っており、モニワ市街に近づくころにはご覧のとおり暗くなり始めており、宿に到着した時にはもう真っ暗でした。 |
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実はここモニワには私設の日本語学校があるということを旅程計画時に知り、ぜひ訪問してみたいと思っていたのです。日本人の学校訪問はWelcomeだということのようですし、連絡先のTEL番号も公開されていましたから。 |
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というものでした。というわけで、ホテルのレセプションで電話をお借りしてコンタクトを取ることに。ちなみに、事前にメール等でやり取りをしていたということは全然なく、まさに「いきなりの電話」でありました(突然すみません)。 |
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というわけで、急遽「夜の部」が始まることになりました(笑)。約束の時間を少し回ったところでで、キンマウンさん(以下、「先生」と記載します)がバイクで登場!こちらはネット上で先生のお顔を拝見していますのですぐにわかりましたが、先生はもちろん‥というわけで、さっそくこちらからご挨拶申し上げました。 |
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まずは「学校」におじゃましました(正式名称は「Heisei Japanese Language School 平成日本語学校」)。こぢんまりとしていて教室も小さいのですが、日本の「国際交流基金」にも登録認証されている正式な日本語学校です。ここに通った生徒がこれまで何人も日本に留学しているそうです。 |
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いろいろなお話を伺っているうちに、キンマウン先生が残念ながら日本未訪問であることのデメリットもみえてきたような気がしました。日本各地の地理的な位置関係をご存じないということは、日本国内各地の文化的な特徴などもみえにくいということにつながります。言語は文化の一分野であり、言語理解には文化理解が欠かせません。そして文化を理解する上で「肌で感じる」直接経験にまさるものはないと思います。たとえば「謙譲の美徳」とはどういうものかを言葉で説明することは難しいですし、それを理解するのはさらに難しいわけです。 |
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暗かったので学校の画像を撮りませんでしたが、道路に面した教室は10人で満員というほどの大きさ。先生と生徒の距離はとてつもなく近いです。 |
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とても立派なレストランがありました!「Chindwin River Restaurant」、お店の看板にはキリンビールのマークと「KIRIN ICHIBAN」の文字や一番搾りの写真などが掲示されていておりました。確かにミャンマービール(ミャンマーブルワリー)は2015年にキリンホールディングスの傘下に入った企業ですからね(ちなみに2017/2、キリンはマンダレービールの会社買収計画を発表しています。これが実現するとミャンマーにおけるキリンビール系のシェアは驚くことに9割に達するのだとか)。でも「一番搾り」そのものを売り込んでいるわけでもないと思うんだけれどなぁ?何だか不思議です。 |
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ほんの数時間前には、まさかこのような展開が待っているとは思いもしませんでした(笑)。 |
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ちなみにこちらでいただいた料理が美味しかった!右上画像はアヒル料理で、びっくりしたことに頭の部分までしっかり皿に載っていました(右上画像マウスオン)。脳にあたる部位までしっかり味わっていただきましたよ。その他にも山羊肉焼きが出てきたり、ミャンマービールはどんどんいただいちゃったし‥幸せでした。 |
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うわぁ、そんな「直感」がきっかけとなっていたとは!何が人生の羅針盤になるかは本当にわからないものです! |
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ごちそうさまというタイミングで記念写真。ちなみに食事代は払わせてもらえませんでした‥。しかもこのあと、宿まで再び送ってもらうことになります(Takemaはホテルのドアボーイくんバイクに同乗=往路と一緒)。 |
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そんなこんなで、ホテルに戻ってきたのはもう23:00をとうに過ぎておりました。 |
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というわけで、まさかまさかの「夜の部」でありました。本当に、いつの日か「念願の日本訪問」が実現することをお祈りしております! |
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