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- その24 マンダレーからバンコクに戻って夕ごはん、Takemaは「夜の部」も -



ミャンマー最終日は頑張って5:30起床(前夜が遅かったですからね)。この日はマンダレー12:00発の飛行機でバンコクへ戻りますが、そうなるとやはり10:00には空港に着いておきたいとわけで、ローカルバスだと始発でもちょっと危ういだろうと考えて車のチャーターをお願いしていたわけです(モニワからマンダレー行きのバス始発はあまり早くないらしい)。それに空港はサガインの橋を渡ったところでマンダレー市内とは反対の方向に進むことになりますから、その分岐でうまく車をつかまえられないと大変なことになりますし。

で、6:00出発のはずが車は少しだけ遅れて到着し、まぁよしよしというわけでTakemaもロビーを出て車に乗り込もうとすると(バックパックは運んでくれるので)、ロビーからドアボーイの方が走ってきます。何だろうと思って見てみるとその手にはTakemaの貴重品入り手荷物が(ちなみにパスポートも入ってました)。うっはぁ全然気づいてなかった!(超ビックリ)。

以前ヨハネスブルグの空港で、手荷物検査後にウェストバッグのピックアップを忘れたまま出国してしまったおしんこどんに「注意しなさいよ!」と喝を入れたTakemaでしたが(その時のページはこちら)、こりゃもう全然人のことをエラソに言えませんね。着実に注意力散漫のジジイ化まっしぐらです。それにしても出発前でよかったぁ(しみじみ)。

車はホンダのFITで当然日本からの中古車です。うわ、バックカメラまで付いてるのかすごいなぁ(2016/3に新車で買ったTakema車には付いてませんので)。でも、カーナビは国内仕様のままなので(当然)全く役に立っていませんというか‥(左上画像マウスオン)



まぁ些末なことは気にしないことにして出発です。暑季には最高気温が40度にもなるというモニワですが、さすがに年末のこの時期の夜明け前となるとひんやりしていて、車内のガラスが曇る曇る。ただ、若いドライバーさんはデフロスターの存在というか使い方を知らないようで窓を開けて解決しようとしている様子。

自分は助手席に座っていたので(ちなみにこの車は2人乗務だったので4人乗ってますが、海外でタクシー等に乗るときTakemaはあえて助手席に座らせてもらってます。安全とかどうこうではなく単純に撮影のため)、自分でも吹き出し口をデフに合わせましたがあまり変わらない?というのも、ダッシュボードの日焼け&劣化防止のためその上に厚手の布が掛けられており、その布がデフの吹き出し口をふさいでいるわけですよ。これじゃ効果がないはずです。



でもまぁ、太陽さえ出てくれれば何の問題もありません。太陽くんあとは任せた!

それにしても、これだけ多くの日本の中古車(しかも低年式=新しめの車が多い)が走っているのに、スバル車はたぶん一度も目にしませんでした。三菱はそこそこ目にしたのに(というか日本での販売台数比率よりは明らかに頻繁に見た)、どうしてなんだろうと考えてみましたが、「そもそもこの国では4WDの乗用車タイプがほぼ必要ないからだろう」という結論に勝手に達しました。

雨期の洪水や悪路においては乗用車型よりさらに最低地上高の高いピックアップ系の四駆が威力を発揮します。しかも4WDゆえ割高&メンテナンスに手間がかかり、しかも燃費が悪い(とされる)とくれば、やっぱりわざわざフォレスターとかを中古で輸入するメリットはないわけです。そういえばカムチャッカの中古日本車は4WD比率が高かったっけ(フォレスターも見ました)。





右上画像は料金所停車中のバス画像で、「KANKO」と見えていましたから日本の中古バスだとすぐにわかりましたが、ん?「AYASHI」って?

はいここで「AYASHI」の漢字表記を思いつける人は宮城人か鉄っちゃんですね(笑)。わたしは後者でありまして、小中学生の頃の「鉄」の勢いにより日本の難読駅名の1つに「あやし=愛子」というのがあるのを知っていたわけですよ。でもどうかなぁ、もしかして「KURIBAYASHI」だったりするかもしれないし(笑)。そんなわけでこのあと確認してみると(左上画像の山本山トラック画像マウスオン)、


(正解だったからって何も出ませんが)。



まだ朝早めということもありガラガラの道路です。というかこのあたりでは朝の出勤渋滞があるはずもないですし。あ、農家の方々は朝からお仕事ご苦労さま!(一番苦労しているのは牛ですが)。

ちなみにドライバーのお兄さん、とっても安全運転です。というか小刻みにいらいらするほどに60km/hいくかいかないかで走ってました。愛子観光バスに追いつけるはずもない‥ん?もしかしてあのバスはマンダレー行きの始発バスだったのか?(そんなバス便があるって話はホテルでは聞いてませんが)。でもそうだとしたら‥お値段が全然違いますからねぇこっちはチャーターだし。



走行ほぼ3時間弱、でも何と休憩なしだったこともありマンダレー空港到着は何と9時でありました!早すぎだって(苦笑)。



まぁでも早めに着くぶんには何の問題もありません。そもそも朝ごはんも食べていないので(起きてからミカンを食べただけ)、ここでゆっくりとすればいいんですよ。



しかしなぜかTakemaは朝からミャンマービール!おしんこどんはラテタイムね。



朝ごはんは西洋かぶれのホットドッグとフライドポテトセットだったりします。ウマイじゃないのさ!(笑)。



そんなわけでのんびりと過ごし(おしんこどんはおみやげ物色、Takemaはあまったチャットでミャンマービールの缶を数本買い込みました)、乗り込んだのは「Thai Smale Airways」。タイ国際航空傘下の会社なのでUAのマイルが貯められますというか、ここで貯めておかないと数万マイルが期限切れになってしまうので‥。ちゃんと機内食が出て秀樹還暦!(実際の西城秀樹さんは2017/2現在61歳のようです=無駄な報告。あ、何言ってるんだ意味不明だぞ!という方々はいつもの通りスルーでヨロシク哀愁)。



というわけで定刻に出発した飛行機は無事にバンコクスワンナプーム国際空港に到着です。エアアジアならドンムアン空港着なんですが、タイ航空の系列会社ですからね。

以前はこの新空港から市内への足がなくて大変でしたが、今は鉄道ができて便利になりました。でも結構混んでいて、もう少し増便したほうがいいんじゃないかと思うほど。ちなみに空港駅ホームにはHISが大広告を展開中でした。由布院の露天風呂画像まで出てたぞ(両上画像マウスオン)。



そんなわけで途中地下鉄に乗り換えてファランポーン駅へ。いつもの中級ホテルにチェックインしました。翌日のエアアジアはドンムアン発なので、ここからだと鉄道で格安かつ乗り換えなしで行かれますから。

さてバンコクでは特にお出かけ予定もないのでのんびりします。あ、明日の列車時刻を確認するためまずは駅に行ってきましょう。




(ちなみに上画像は翌朝撮影したものです)

往路ではドンムアン空港周辺だけだったので気づきませんでしたが‥。なお公的機関は1年間喪に服する旨の通達が出されているようです。そのためファランポーン駅正面に前国王の遺影が掲げられているとともに黒白の布が柱に巻かれています。そして駅構内に入ってみると‥



故国王の祭壇、そして国王を偲ぶ写真が展示されていました(右上画像マウスオン)。

さてインフォメーションで最新の時刻表をもらい、明日利用する列車を確認できたのでこれで一安心。宿に戻って一休みしたあとは夕ごはんです。以前あった路面店の食堂がなくなってしまったので、うーんちょっと気が進まないけれど駅前右側のいくつかあるお店でいいか‥



うーんどうも落ち着かない‥それに、頼んだ料理はまさかのごはん付きで(料理の下にごはん。右上画像マウスオン)、これじゃちびちび飲みながらゆっくり単品料理を楽しむというわれわれのポリシーに反します!(そんなポリシーあったのか)。というわけでさっさと食べて次の店へ。



とはいえ遠くまで出向くつもりもないので探した結果、ちょっと高級そうなエアコン付きのお店へ。ま、でもたくさん頼むわけでもないので大丈夫でしょ。




(ポークのガーリック炒めと海老のミンチドーナツ)

よしよしお店の選択正解っ!さっきの店ですでに食べていたこともあり、ゆっくりいただきビールは2本(さっきの店で1本)。ハイおいしくいただきご馳走さまでした。

というわけでこの日もおしまい‥というわけにはいきません!Takemaには夜の部(第二部)があります!(「またですか?」とかいうツッコミは無用)。その「夜の部」とはバンコク泊のときはいつも行く店というか屋台‥



12年前のミャンマー帰りにももちろん足を運びましたが、あの時は飲んでいるうちにPoliceの手入れ(歩道の不法占拠ということで)が入り、天秤屋台を持ってエリア外に逃げる女性店員とゴザを手にしてあとをついていくTakemaの逃避行なんておまけつきでした(苦笑)。詳しくはこのページに載せてありますが、その時の動画だけでもちょっと見てもらいましょう。




いやぁ何だかあれは楽しかったしなぁ。ただ「女性が座るような一般的環境ではない」というわけでおしんこどんは部屋でゆっくりとしてもらうことにしてTakema1人で再外出したわけです。しかし‥



以前は駅前の歩道あたりにずらりとゴザと天秤棒が並んでいたあたりは駅前のリニューアル工事に伴い立ち入り禁止になっています。ならばラマ4世通りをはさんだ反対側に?でもそっちにもいないな、じゃ、チャイナタウン側なのかな?橋を渡って‥いやこっちにもいません。

バンコクに初めて来たとき(ワーキングホリデーの帰りだからもう27年前だ)に泊まったスルクリンホテルが昔とほぼ変わらぬ風情で営業していることを知れたのは収穫でしたが、今はそれどころじゃないのですよソムタム天秤ござ屋台っ!



そう思いつつ、最後のエリア(駅の右裏)に歩みを進めていくと‥





よかったーっ、ソムタム天秤ござ屋台の灯は消えずでありましたよ!そんなわけで他のお客さんの姿はほとんどない中、どうせ英語は間違いなく通じないことでしょうが(通じたことがない)、目を合わせた上で「飲むよ」の意思表示としてどっかとゴザに腰を下ろします。

あ、そもそも「何だよそのソムタム天秤ござ屋台って?」とお思いの方も多いことでしょう。というか、そもそもこのござ屋台でお酒を飲んだことのある旅行者の数ははなはだ少ないはずですのでちょいと説明‥するのも大変なので、かなり詳しい記載のあるこのページ(外部サイト)を参考にして下さいませ。

要は「旅行者が利用するような飲み系屋台ではなく、バンコク市民というよりイサーン(タイ東北部)からの出稼ぎの人など、ごく一部の人々をターゲットにしたコアな屋台」だというわけです。

そんなわけで、「ヤードーン(薬酒?)」で乾杯!あ、「1人で行ったはずなのになぜグラスが2つ見えているのか?」というと、「店主たる女性も飲むから」にほかなりません。何かの成分で色づけした米焼酎のボトルは(メコンウィスキーの空き瓶を再利用している)1本B100と比較的リーズナブルですが、店主としては「少しでも多くさばくために自分も飲む」というわけです。うーん、日本でも「わたしもいただいていい?」と流し目で要求するお姉さん世界がありますがまったく同じですね(笑)。

ちなみに「大丈夫なのそのお酒って?」と思われる方もいると思いますが、過去幾度ともなく飲み続けてきたTakema、翌日に引きずるような(or 体調不良を起こすような)ことは全然ありませんでした。天秤屋台での飲み食いはもとより自己責任ですが、わたしはこれからもソムタム天秤ござ屋台の姿がある限り通いますよ!



さて、でもすでにお腹はいっぱいなので食べ物は頼みません。ちなみにもしソムタム(未熟パパイヤのサラダ)とかを頼むとき、経験的には「唐辛子をどれくらい入れるか」聞いてくれるので、半分とか1本とか、手ぶりで示せばOKです。以前とてつもなく辛いのに当たってしばらく声も出せなかったことがあるので、初めてのときは控えめにオーダーするのが無難かと。



さて会話は成立しないのですが(苦笑)、そうだ!と思いついてスマホを取り出し、拙サイト内のソムタム天秤ござ屋台ページを見てもらうことに。すると、「あああぁーっ」とどよめく横並びの皆さん!何と、前回の画像の中に写っていた屋台の女性のことをご存じだったようです!(でもそれ以上のことを聞こうとしてもわからない無念)

でもこれで「こいつは変なやつじゃない」という信用を勝ち得たらしく(笑)、右上画像の女性(おばさんですがおそらく自分よりも年下でしょう)は、何とTakemaの足とか腕とかを軽くマッサージしてくれました(いかがわしい系じゃないよ)。でもこれって文言上の世界でいえば「タイマッサージ」ですよね!(笑)。いっぽうで左上画像の女性はまだお若いです。彼女も2004当時の拙サイト内画像を食い入るように見つめておりました。

それにしても、路上(歩道)に座りこみ、普段とは違った目線の高さで飲むお酒はいいものです。結局ボトル2本を空にして、いい感じでホテルに戻ったTakemaでありました。




ろくに撮れていない動画です。もっとちゃんと撮ればよかった‥。

ではでは、この続きは次ページにて。


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