− 旅行記その20 外海スノーケリング&美味しいシーサイドランチ −

翌朝、目が覚めたらちょうど日の出でした。木の間越しとはいえ、バンガロー入口脇のベンチから眺められるのは幸せ。天気がよければかなりいいぞ1号室(荒れると大変だけど)。もっとも日の出直後から行動開始というわけではないので、このあともう一寝入りしたことは言うまでもありません。

ちなみに食堂内にはこの宿についての張り紙がしてありましたので、参考資料になるかと思ってパチリ。

ちょっと見にくいので別表にまとめてみます。ただしこれらの料金は直接宿と交渉するときに提示される値段であり、旅行社等に手配を頼むと当然仲介手数料を取られますので念のため。でも、手配代行をお願いしない限り予約不能に近い宿もバヌアツには結構あるんです。今回の旅行計画立案時にはそれでずいぶん苦労したということは最初の方のページで書きましたし、実はこのあと泊まることになった宿は現地の旅行社でさえアポイント手段がなかったという超レア系の宿だったりしたのですが、その顛末についてはまたしばらく後ろの方のページにて。
宿泊 1人2000VT、2人3000VT、ファミリーハウス4000VT(朝食付き)
食事 昼食・夕食は1人につき1000VT、ついでに洗濯は200VT(どのくらいの枚数で200VTなのかは不明)
宿主催のツアー ヤスール火山ツアー 3250VT(送迎含む、入山料別)
カスタムビレッジ訪問 1000VT(書いてないので送迎別?)
サーフィン(Black Beechにて) 500VT(歩いて行かれるのかな?)
温泉ツアー 500VT(書いてないので送迎別?)
Fire Walk 500VT(書いてないので送迎別?)
Shark Bay Tour 500VT(歩いていけるはず)
John Fram村訪問 1000VT(送迎含む)
共通事項:安全とガイド・便宜を図るためツアーガイドを付けることになります。一人あたり200VTをお願いします。
という感じでした。宿代は安いですけれど食事代は高めですね。バックパッカーにはかなり苦しい滞在となることでしょう(笑)。とはいえレストランなんて気の利いた施設などほとんどあるわけもない(ただし皆無ではない)この島では、必然的に食事も宿のお世話になるしかないのが普通です。でも食事は美味しかった。この宿に限らず、バヌアツで出された食事はみんな美味しかったなー。

食事後出発までには多少時間があったので、すぐ下の浜辺までお散歩にでかけました。波打ち際のすぐ脇まで崖が迫っているのでビーチとしては貧相ですが、でもリーフの内側なので干潮時にはかなり楽しめる感じです。

さてさてそんなわけで今日もいつものピックアップトラックタクシーでしゅっぱーつ!で、向かった先は昨日下見してきたSurf Beech(White Beechと説明されている案内表示もありましたが)。昨日見たときは「海の色はきれいだけれど波はドンブラドドドン系」だったんですが、今日はどうかな?

うーん、結構白波が立ってます。波打ち際のほうはあまり波がないので泳ぐだけなら問題ないんですが、今回はスノーケルリングメイン。つまり、波打ち際付近の「底が砂」エリアにはお魚さんがいないので少し沖合の岩場の方まで出る必要があるんですが、そのあたりには波が結構押し寄せていて、波しぶきの関係で視界も余りよくなさそうな気が‥。

まあいいかとりあえず泳ぐだけ泳いで、ここが駄目でも、この旅行の最後の方ではスノーケリングに最適エリアのHideaway島滞在もあるんだしということで開き直ったわけでありました。しかし結果としてHideaway島でのスノーケリングは夢のまた夢となってしまったわけでしたが‥。詳細はまた後ろの方にて。



ではでは、行ってきまーす!



しかし、あんまり行くと波にのまれてしまいそうだし



でも、波の方まで行かないとお魚さんもいないし‥




そして何よりも、火山島だけあって珊瑚もお魚もイマイチでした。なんだ駄目だったのね。

ちなみにおしんこどん、スノーケリング中に「波酔い」してしまったそうで、息も絶え絶えになって波打ち際まで多とりつきました。

Takemaの方はとりあえず元気だったので、海に入っては上がり入っては上がりを繰り返していたのですが、おしんこどんはさすがにしばし休憩したい様子。というわけで、ゆっくり養生してもらうべく砂浜に埋めてあげました(笑)。

砂浜では子供たちが遊んでいます。ちなみに右上の画像は、このページを含めバヌアツ編各ページの背景画像として使っている画像です。え、背景画像の方には子供たちが写っていないって?うーむその場合はディスプレイの設定解像度の問題だと考えられます(背景画像は1280*960ピクセルなので、1024*768だと下の方が表示されず子供たちが見えないというわけです。ゴメンナサイ)。

なお上の画像の砂浜には砂の色とは明らかに違う濃い灰色の石ころが大量に転がっていますが、実はこれ、全て火山の噴出物である軽石です。波によって打ち上げられたというわけですが、いったいいつ頃の噴火で降り注いだのかは不明。これだけの噴石(大きいものは直径5cm以上ある)が降り注いだとすれば相当の被害が出たはずですが‥実はかなり古いものなのかな。

さておしんこどんの波酔いも解消したあたりでそろそろお昼ご飯となりました。と、ここでわれわれだけのためにレストランが開店!



こんなに素晴らしい景色&ビーチを貸し切りのみならず、これ全部食べていいって!(食べきれませんが)。

というのも、このレストランは毎日営業しているわけではなく、お客が予約を入れるとその日だけ営業することになっているようなんです。確かに、昨日ここに来たときはこの小屋に全く人の気配がなかったっけ。しかし今日はといえばテーブル上の大皿にお料理てんこ盛り!

料理はバナナの葉に載せて食べるというのも、場所柄とっても素晴らしい!ちなみに小屋の中で食べるか外で食べるかと聞かれましたが、これはどう考えても外でしょ!

各大皿に盛られたメインディッシュはタロイモやキャッサバやパンプキンやスイートポテトや、あとはサラダにオムレツも、とにかくぜーんぶ地元のものを出してくださるわけで、おいしくおいしくいただいたのは当然のこと。しかもさらなるおかずは青空と砂浜と青い海!とことん満足したTakema&おしんこどんなのでありました。

ちなみに食後しばらくしてピーターソンさんが「これはどう?」と渡してくれた何かの実は、何だか栗のような味がしました。栗の場合はふかすんだけれどなあと思って、これは蒸気か何かでむらしてあるの?と聞いてみたらやっぱりそうだって(パサパサじゃなかったんでそうではないかと思ったんですが)。



ちなみに今回のレストランのチラシはこちらの通り。確かに1人650VTでございました。絶対価値あり!

大満足の昼食後は、しばし宿に戻って休息です。水シャワーも浴びたいし(昼間ならさほど冷たくないし)、一気に運動をして疲れたんで昼寝もしたいしねぇ。しかしシャワーを浴びたあと昼寝タイムでうとうとしたのはTakemaの場合約10分のみ。バヌアツにあってバヌアツにあらず系の、何とも超過密な午後のスケジュールが待ち受けていたのであります(大笑)。
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