今のところ行こうと思っていない人は無理に読まなくてもいいページです。とばしたい人、NEXTはこちら。
【道路事情について】
道路事情といっても、自分でレンタカーを運転して走り回るという人はそうそういないと思います。ここで言いたいのはナイロビから国立公園までサファリカーに乗っての「乗り心地」についてです。ナイロビ市内やモーターウェイ(有料)などにおいてはそれほど日本との違いを感じることはありませんが、問題は一般国道。舗装はされていても路面全体が妙に大きく波打っていて、「すべるように走れる」ようなことはまずありません(これはここ数年で変わったとは思えません)。結構なスピードでジャンプしながら走るっていうのが一番いい表現でしょう。また、アンボセリやマサイマラその他の国立公園に行く場合の多くは長距離のダート道を走ることになります。それもこれまた結構なスピードで。時期にもよりますが、ダートはやはり相当に疲れます。大きな穴がいたるところにあいており、もちろん運転手さんもよけつつ走ってはくれるのですが、それとて限界はあります。これじゃサスペンションがすぐにへたるだろうなあと車のほうに同情しつつ、ひたすら耐えるより他に手はあり ません(特にひどかったのがAmboseli N.P.への道)。また、ダートはどこも思い切りDustyです。気になる人はバンダナ2枚の組み合わせでガードするという手とかを考えておいた方がいいかも(でも暑くて蒸れるよ)。
【サファリカーってどんな車?】
「アフリカでサファリ!」なんていうと、ついつい左の写真のような4駆のトラックで道なき道を行く、というようにイメージしてしまいますが、実際はサファリカーとはいっても、普通のワンボックスの天井ぶち抜いて開くようにしただけのもので、特に特殊な車ではありません。たとえば、Takema自身がこの時乗った車両は、ついしばらく前まで東京都江戸川区内のクリーニング屋さんが所有していたものであったことが、フロントガラスの車検ステッカーにより判明。もちろん4駆なんてわけはありませんし、排気量も1600か1800足らずだったんじゃないか?(さすがに他のサファリカーに比べてパワーがなかった)。でも、まさか前のオーナーも、かつての自分の車が今はアフリカで第2の人生を送っているなんて思いもしないだろうなあ。でもこういう例って結構世界各地に見られるわけで(特にイギリスと縁の深い国々)、NZなんかでも車の横っ腹に「ダスキン 愛の店」なんて書かれたままの車が平気で走ってたし、とあるアジアの国では「四条大宮」行きと書かれた路線バスが堂々と走っ てるなんて話も聞いたことあるしね。
いかん、話がそれた。
で、実際に公園内で動物を求めて移動したりするときには、このように天井を開けてきょろきょろするわけですね(ちなみにケニアでは公園内を歩いて回ることはできません。一部の例外地域を除いて)。
ここでおまけ。公園エリアにはいるときには必ずゲートがあります。ゲートで入場料金(?)を払い公園内にはいるわけですが、運転手が係員と手続きをしている間(結構時間がかかる)、車内に残されたお客目指して物売りがやって来ることは覚悟して下さい(場所によって全くいないこともありますが)。買うつもりがなくてもいつまでもしつこく食い下がるし、窓を閉めると暑くていられないし、開ければ土産物を持った手がぬーっと入ってくるしで、これもまたアフリカならではの忍耐なのだな、と開き直って待つしかないです。ちなみに、迂闊に窓を開けていると中のものを持って行かれる危険もあるのでご注意を。特にナイロビ市内は冗談では済まなくなることもあるようです。自分の行ったときは今より比較的政情も安定してたけれど、それでも市内の目抜き通りに頭から血を流して倒れている女性がいたりしましたし、まあ、日本とは違うのだ、と肝に銘じつつ行動することです。
【国立公園内の宿】
はっきり言ってどこもたいそう豪勢です。もともとお金持ちの西洋人向けに作られた宿だから当然といえば当然の話で、まあもちろんロッジごとに多少格が上がったり下がったりはありますが、どこもトイレ・シャワーつきの個室だし、メシは豪華だし、ビールは飲めるし、従業員もまあまあ気さくだし、基本的に文句は全くありません。ただ唯一の難点は「Tusker Premium Beer」の大ビンがないことと冷えかたが甘いことかな(笑)。夜は夜で、お客が寝静まった頃、ロッジの敷地内に動物が入り込まないように警備員が巡回する、なんてご丁寧な場所もありました(マサイの警備員が矢を持って回ってました。さすが!)。正直いってナイロビ市内よりはるかにいい暮らしができることは確かです。
ロッジサファリよりさらにチープにという人にはキャンプサファリという手もありますが、まあ確かにそちらも面白い気もします。Takemaは普段の旅行がテントのことが多いのでこの時は避けましたが。でも、日本発のツアーだと、料金に驚くほどの違いはなかったような気がします。あとは本人の好みでしょうね。
【その他】
日本発のツアーは「全8日間」というのからあります。「ケニア3大国立公園周遊8日間の旅」なんてね。でも、やはり8日は相当に強行軍です。移動があまりにも多い。そしてその移動中がまた疲れる(道路事情)。できればもっと長いツアーにするか、たとえば「マサイマラのみ!」とかにするとだいぶ疲れ方が違います。もっとも、日程さえあればタンザニアのンゴロンゴロなんかに行っちゃうのも手ですけれどね。また、もちろん現地の旅行会社のツアーに参加する手もあります。
まずはAmboseli National Park からスタート!
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