稜線はガス、巻き道で正解(楽勝計画その2 三俣〜双六)。

三俣山荘ではお約束通りの「生ビール大ジョッキ」+たまには調理しないで頼んじゃおの「牛丼」(このメニューはハズレ。やっぱり気張ってビーフシチューでも頼むのが正解だった)。しかし、山荘からの槍は一度たりとも見えず。そして普通ならここで雲の平くらいは行きそうなものだが、ついつい面倒が出たTakema、計画に雲の平を含めることはついぞしなかったのであった。気持ちいいのにね(笑)。
さて、翌日は何たってコースタイムでも2時間かからない双六山荘までなのだから気はとことん楽。稜線沿いに行ってもどうせ最後はガスるだろうということで、徹底して下の巻き道を行く。結果的にはこれが正解。人も少なく、途中の昼寝も最高の気分であった。そういえば最近双六の頂上に行って無いなぁ。もう行かないかも(爆)。ライチョウは多いんだけれどね。

 

雪解け水の沢を横切る場所で大休止。岩の上に登ってポーズを撮るTakemaくんであった。
振り返ると、向こうにはガスにとざされつつある槍がかろうじて見えていた。




ここまでの道中には見なかった、キバナシャクナゲが咲いていた。
なに、黄色くないって?すいません、現物はもっと黄色に近い花でしたm(_ _)m




上の写真を撮っているうちに、おしんこどんはどんどん遊びに行ってしまった。
気がつけばとんでもないところでポーズをとっていたぞ



山や高原にはしばしば見られるクルマユリ。
高山植物の花の中でオレンジ色のものといえば
このクルマユリ以外にはないらしい。
そういえば思いつかないなぁ。

そんなわけで、いよいよ双六の小屋に到着。到着前からいやな予感はしていた。ここ数日、飛騨側からの風&ガスが強い日が続いている。ということは、ここのテント場はもしかしてもしかしなくても…

予想は当たった。双六池の方向から小屋に向けて、気合いの入った砂塵混じりの強風が吹き荒れている。すでにいくつか張られているサナギ型ドームテントもみんなひしゃげながら風に耐えている状況である。しかしまぁ、張るしかない。張り終えてテント内にはいると、すでにジャリジャリ状態。昼めしは昨日に引き続き小屋で食うことに(実はそういう食糧計画だったのだ(爆))。小屋の前のテーブルだと埃が入っていやだなぁと思っていたが、室内で食べられるとわかってほっとする。

さ、明日はいよいよ西鎌尾根だ。標高差は600mだけれど、千丈沢乗越からが一気の登りでいやだなぁ。ま、でも、いよいよこの山旅もクライマックスだ。晴れておくれ(実は18:50頃に、小屋のTVの天気予報を見に行った。泊まり客のふりをして堂々と見ていた二人でした)。