− 奥会津周辺の掛け流し温泉めぐり(5) ちょっと野湯見学編 −

湯倉の湯を堪能したあとは再び東へ。‥おっとせっかくここまで来たのなら、これまた先月に訪問した野湯*2を見に行くのもいいかなぁというわけでちょっと寄り道。まず最初は湯八木沢へ。ところがおしんこどん、急に怒涛の睡魔攻撃に襲われたらしく「わたしはいいや、車で寝てるし」と言い出してノックアウト。それじゃまということでTakema一人でヤブを下っていきます。

それにしても、あたりまえのことながらここひと月で随分ヤブが深くなったこと。ヤブコギとまではいきませんが、半袖シャツに短パン&ビーサンといういでたちでしたので、何ヶ所か軽く擦り傷が出来ちゃいました。ま、あとで別の湯に行ったとき初めて気づいたくらいですから痛くもなかったんですけれどね。

前回訪問時より少し水量が減っていたのと、水そのものがぬくまっていたこともあって、ジャボジャボと川の中を進んでいけるので何とも楽です。しかし見たところ湯が出ているところがない!(これまた前回と同じですな)。最新情報では集湯施設(右上)周辺に湯が出ている場所があったということでしたので行ってみましたが、やっぱりそれらしい気配はなし(ネット上にはこの集湯施設の余り湯で入浴している情報が散見されますが、今はもう出ていないんです)。

では前回ミニミニ足湯を作ったあたりはどうだろうと思って行ってみたら‥



うーむ、見た感じ乾ききってます(笑)。

でも前回だって少し掘ってみたら温かい湯が出てきたんだしというわけで、岸のあたりの石ゴロゴロをちょっと掘ってみると‥うーんやっぱり温かいゾ!今回はプールもスコップも何も持ってこなかった(というか車に積みっぱなし)ので、全て手作業となります。いやぁ出る出る大汗小汗!定期的に川の水で顔を洗いながらの作業となりました。んでもって何とか作ってみたのがこれ。

ふっふっふ、手作業にしてはすんごいのができたと思うでしょう。実際には直径60cmくらいなんですけれどね。残念ながら湯船のど真ん中付近のそこに大石があり、どうしても動かせなかったので深さはそれほどでもありません。全身浴にはちと浅いので足湯だけにしました。確か前回も「ここに来るときはスコップを!」と思っていたような気がしますが、その思いは今回も生かされなかったわけです。人間とは確か「学習能力を持った猿」だったような気がするんですが‥。まぁ、これまた次回のお楽しみに致しましょ。



あたりにはこんなトンボが乱舞していました。ついでに、川岸にはオタマジャクシが大発生中(笑)。

というわけで湯八木沢の湯はここまで、車に戻って今度は神の湯を目指します。で、あたりはご覧の通り。今回は誰もいないのはいいんだけれど、湯は熱すぎるし沢水は冷たすぎるし、やっぱりプールを持ってくるんだった。いやちょっと待て、GWの失敗を糧として、ビニールプールに代わる新たな新兵器を購入してあったぞ。そしてその新兵器とやらは‥しまった、わが家の押し入れに入れたままでしたわ(残念無念)。

ちょっとこのままでは熱すぎるし、かといって水を引き入れるわけにもいかないしなぁというわけで途方に暮れる之図

ちなみに源泉側から数m下った反対側には硫黄臭バリバリの湯(というか水に近い)が自噴しておりました。ということは、こちらをうめ水として使えば贅沢な湯が楽しめるかもしれない?こりゃまた次回のお楽しみというところでしょうなぁ。
このあとは近くにある地熱発電所のPR館でしばし社会見学(笑)。ここでゲットした東北電力ロゴ入りおしぼりウェッティ(右下写真)は、たぶんモンゴルの大地までご同行願うこととなりそうです。この日は高曇りで蒸し暑かったんで、PR館のエアコンが心地良かったぁ。

さて、そろそろお昼ご飯といきたいところですが、この周辺にはお食事どころなどありませんしねぇ。ではその前に宿のお風呂でさっぱりしましょ(笑)。続いては、以前から気になっていた老沢温泉旅館へ!

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