− その5 山道を歩き川を渡ったその先に、こんな不思議湯発見!(その2) −



あ‥、あ、あったぁ!

「川を渡り、少し行ったところにその湯はある!」という情報を得ていたわれわれです。しかし湯船そのものは旧登山道沿いではなく少し離れたところだということで、ここは目と鼻をきかせての慎重行動。もっとも、目に頼りすぎて一回道を間違えたのはご愛敬ということで(苦笑)。しかし、旧登山道からほっそりと分岐する細道を進んでいくと‥
来たぞぉいつもの動画!(4)

「Road to the Hot Spring!」

実はヤラセです。発見直後にもう一度撮り直しました。だいたい、裏返った声がうそくさいぞ(笑)。

WMV形式、418KB、12秒
この場所にはその昔温泉宿があったということで、確かに敷地の一部にレンガが積まれて(こけむして)おりました。で、その小広い広場の奥側からはいくつかの源泉がそのまま湧き出すがままになっています。しかしなぁ、昔はこんな奥まで湯治関係のお客が来たのかなぁ。鉱山関係の従業員さんという可能性もあるけれど、それだったら自分の「職場」に湧いていただろうし、一体どういうことなのかは謎そのものです。ここから先は役場や教育委員会の方々にお任せしましょ(笑)。

古くからの歴史についてはともかくとして、とりあえず我々が気になるのは‥「温泉が入浴可能かどうか?」、これに尽きます。というわけでまずは検温。

とはいえ、すぐ近くから湧き出ている源泉はかなり熱いんです。この周辺にはいくつもの源泉湧き出し口があり、その湯がまとまってこの湯船に流れ込んでいるわけで、その中でも遠くの源泉からの流れが途中で冷えてしまったまま流れ込んでいることが判明。



奥に見えるのが遠い側の源泉です。

そもそもこの湯船の底にも源泉湧き出しがあるわけで(下からも時折ブクブク出てきてますんで)、ぬる湯方面からの流れ込みを止めれば結構すぐに入れるんじゃないかとの結論に達してさっそく工事開始!とはいってもその辺の朽ちかけた木ぎれその他でせき止めて簡単に別の方向に流しただけで、スコップなどを使うほどの難工事じゃありませんでしたけれどね。



こんな所からも湧き出してました。この近くからはブクブクっと熱湯も噴き出てました。

というわけで作業は結構さっさと完成!Takema、これまた多分今シーズン一番浴開始!浴槽内は泥の堆積がすごいですが、案外気持ちいいとかいう話でしたが?
来たぞぉいつもの動画!(5)

「そんなこんなで入浴です」

噴き出る源泉、雄叫ぶTakema、それぞれ一瞬です(笑)。

WMV形式、249KB、5秒
このページ一番上の画像を見てもらえればわかると思いますが、湯船のかなりの部分が泥の堆積で覆われておりました。湯の花と思って入るが一番ということでまずは足を一歩‥。うわぁ、気持ち悪いわけじゃないけれど何ともいえない皮膚感覚です!あえて言葉で表現するとすれば(するなよ)「にゅるぅ、ねちょろんべろん」という感じでしょうか。粒子の細かい粘土がじっくり時間をかけて沈殿した、そんな中に今度は全身を沈めます。

お気づきでしょうか、上のビデオ内でTakemaが発していた「声にならぬ声」が、この肌触りにもだえる心の叫びを表現していたということを(何のこっちゃ)。

なお、湯船の底はしっかりした板(たぶん)で固定されております。底なし湯船じゃないのは何ともありがたいのですが、下からの湧き出しは熱いはずだと思ってミニマットとビーチサンダルを持参したのは正解そのものでした。底が見えないだけに熱い湯の噴出は恐いですものね。是非ご検討あれ、って、どこなのかわからなきゃ行かれませんけれどね(苦笑)。

湯上がりにBEERをプシュっ!いやぁ至福です(ちなみに写真にはありませんがおしんこどんも完浴)!Takemaも服を着た後で嬉しさのあまりもう一度ポーズを取っちゃいました。

ただし念のためこちらを訪れたいと思った皆様に申し添えます。

こちらの湯には、ゆったりと日々の暮らしを営むある小生物がいらっしゃいますのでご了承下さい。そう、それはイトミミズくんです(笑)。Takemaが入りながら見える範囲で(透明度がほとんどないことを念頭に置いてくださいね)ざっと見で数えたところ、たぶん100匹くらいはいた(見えた)と思います。それを承知で2番風呂に入ったおしんこどんもえらいでしょ(彼女はなぜか「ミミズ系はなんとか大丈夫」なのだそうな)。

Takemaが湯船から上がり身体を拭き始め、ほぼ最後にタオルを持っていた右腕を拭こうと思ったら、干からびかけて動けなくなってしまったイトミミズ君がいらっしゃいました。そういうシチュエーションが「駄目」な人、ここの野湯はやめておいたほうがよろしいかもしれませんね(大笑)。人によっては「むちむちぷりんたまご責めっ!」という気分をタンノーできるかもしれませんが(笑)。

さて、今日最初の野湯はこれでおしまい、次の野湯は潟沼に引き続き「去年のリベンジ編」です!

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