− その5 出だし順調途中で失速、おーい動いておくれ奥羽線! −

というわけで2泊した日景温泉滞在もおしまい。そもそも3連休なのだから今日はもう帰る日なのですね。しかし、ただまっすぐ帰るんじゃ芸がありません。というか、元々この旅行最大の目的は「雪の五能線をタンノーする」というところにありました。というわけで、今日は弘前に出たあと五能線に入り、ぐるりっと南下して東能代から秋田へ、秋田でちょっと早めのご飯を食べて一路秋田新幹線!というゴージャスというか駆け足の移動日なのであります。

陣場駅8:01発の下り列車で弘前へ向かうべく早めに朝ご飯をいただきます。ここ数日間津軽地方はかなりのドカ雪で、列車の運行にもかなり遅れが生じているということですが、とりあえず我々が乗る予定の青森行き列車はほぼ定時に運行しているということで一安心。



駅まではまた送迎車に乗せていただくので、出発時間まではストーブそばで待機の図。

車で駅まではほんの数分。送って下さった宿の方にお礼を言って待合室に入りますが、無人駅ゆえ暖房もなく寒いです。こりゃ列車が来なかったらしんどいなぁと思いますが、雪の降り方が強まる中、列車はほんの数分遅れで無事やって来ました!すごいぞJR!(と、この時はそう思っていました)



どの駅でも、ホームの雪かきは完璧です。作業員の方ご苦労様!

こちらでひょっこり動画でも(5)

「やって来ました青森行き」

雪が降っても頑張って走ってくれてます。

Wmv形式、593KB、20秒
というわけで無事列車に乗車。車内は空いてるしあったかいしでほっとします。弘前まではたった6駅、30分くらいで到着ですからすぐ着いちゃうなぁ。‥ん?でも何か変。あれれ、何で発車しないのぉ?(笑)。

駅ホームの無線放送や車内放送によると、この先弘前駅方面が大雪のため列車がつかえており、そのためここ陣場駅でしばし待機停車となるのだそうな。うわぁ大丈夫かな、弘前で乗り換え予定の五能線発車にちゃんと間に合うかな、一応約1時間の待ち合わせ時間があるんだけれど‥

とまぁ、この時は上記のように何とも悠長な不安に駆られていたTakema&おしんこどんだったのでありました。このあともっと大変な事態になっていくとも知らずに(笑)。

列車は約15分ほど遅れて発車しましたが、途中は徐行運転するでもなく快調に飛ばします。次の津軽湯の沢駅では長時間停車するでもなくすぐに発車、これなら弘前の乗り換えもばっちりだなと思っている頃、雪がやんで太陽が顔を出してきました。
こちらでひょっこり動画でも(6)

「快調に走るのね♪」

気動車じゃなくて電車だからエンジン音がなくて静かだなぁ。

Wmv形式、377KB、13秒
「ふむふむ、これなら大丈夫そうだなぁ」。しかしこんな楽観はこのあとすぐ、碇ヶ関駅到着後に打ち砕かれることとなったのでした(笑)。

碇ヶ関駅ではまたも時間調整ということで長い停車。せっかく太陽も出てきたことだしということでホームに降りてうろうろしていました。



ホームにも雪がどっさりです。これだけ除雪するのも大変だぁ、しかも毎日‥。



列車も雪まみれで、車掌さんが棒で氷をこそぎ落としておりましたっけ。

そんな中、車掌さんが運行センターと無線で話している内容を聞いていてびっくり。この列車は青森行きなのですが、ここ碇ヶ関でいったんストップさせ、代行列車として、隣のホームに停まっている車両を先行させるというのです。

程なく車掌さんの案内放送に従い、乗客は全員隣の列車に乗り換えます。しかし、乗ったはいいけれどこれまた発車する気配がない!結局この駅でも30分以上のロス。ふぅ‥。
こちらでひょっこり動画でも(7)

「ようやく碇ヶ関を発車」

しかしこの時はまだ五能線乗り換えをあきらめてはいませんでした(笑)。

Wmv形式、371KB、13秒
お次の駅長峰はすぐに発車してくれたものの、大鰐温泉駅ではまたも長〜い停車。何でも次の石川駅でポイント故障だか何だとか。向かい側ホームでは弘南鉄道の弘前行きがちゃんと発車していきましたがこちらJRは全く動く気配なし。あとたった2駅で弘前なのにぃ!(嘆)。

走り出したら速いんですが駅に着いたら動かない、この亀列車は石川駅でまたもロング停車。そうこうしているうちに、五能線の発車時刻はしっかり過ぎてしまいましたとさ(こうなるともう笑うしかないです)。



石川駅付近は吹雪に近かった‥保線職員の方、雪の中のお仕事ご苦労様です。

というわけで、結局たった6駅を約2時間かけてゆっくりと、でも何とか弘前まで到着しました。となれば気になるのはただ一つ。果たして五能線は発車時刻を遅らせて我々を待っていてくれるのか?いやはや。

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