− その4 下風呂温泉界隈はいと楽し −

前ページの最後の画像にしっかり写っていたように、今宵の宿はまるほん旅館さん。お客様ページ(2005/08/29)にもしっかり我々が掲載されています。ちなみにもし我々が「不倫旅行」だったりしたらどうするんだろう‥(笑)。残念ながら我々は法的にも認定された正規の夫婦ゆえ、それを確かめる術は持ちませんけれど(大笑)。

さてこのまるほん旅館さん、何がいいってまずはその立地!宿の真ん前に共同浴場「大湯」があるという、その立地条件は何物にも代え難いものでしょう。なおかつその同じ大湯源泉を宿の内湯にも引いているのですからもはや言うことは何にもございません!



こんな真ん前に共同浴場!‥と思ったら、右写真を見てもらえばわかる通り、ここは「大衆浴場」だったんですね。

というわけで到着そうそう「大湯」の場所は否が応にもわかりました。そしてさすがにメイン共同公衆浴場の大湯というべきか、ひっきりなしにお客さんが出入りしている=常に盛況であるということも。しかしそうなると、ひねくれ者のTakemaゆえ別のことを考え始めるわけですわ。

そう、ここ下風呂温泉には二つの共同公衆浴場(しつこい?)があるわけで、源泉もそれぞれ別。旅館も「大湯系」「新湯系」に大きく別れ、さらに一部の宿は別源泉「浜湯」を使っているそうです。ちなみに管理組合はさらなる別源泉の権利をも有しているそうですが、現在許可なき新源泉掘削は認めていないようです。一部には未利用湯もあるみたいなのですが。「源泉をしっかり守る」その姿勢には、わたくししっかり賛同いたします!

というわけで話を戻してっと。ほど近い場所にある新湯浴場に行ってみると‥「おお、誰も入っていない!」

となれば、とにかく入らなきゃ(&写真を撮らなきゃ)もったいないっしょ!と、その直後地元の方がおいでになったので、「すいません、先に写真だけ撮らせて下さい!」とお願いして撮ったのが下写真というわけです。



お湯は完全に透明&熱い系。でも入れないほどではなくて、皆さん熱めの湯をタンノーなさってました。

新湯の浴場をあがり、しばし火照った身体をしずめるべくうろうろしているうちに、駐車場のすぐ上にある源泉帯発見!もっともどうやらここは源泉湧出地そのものではなく、源泉は山肌に横管を掘りこんでいるのだということです。しかも最近は湧出量だけでなく源泉温度も下がりつつあるのだとか。以前は海岸沿いにも湯が自然湧出していたらしいこの地なのですが、ふむぅ、何だか難しい状況なのかも知れないぞ。



左上が新湯の源泉集湯施設。右写真の新湯、気持ちよかったぁ。

聞くところによると、ここ数年だけの期間に限っても新湯の変化(湯量&成分)はかなり激しいのだとか。でも、だからこそ頑張って欲しいぞ新湯っ!というようなしみじみ系応援メッセージを心に抱きつつ、メイン湯である大湯方面に戻ったTakema&おしんこどんなのでありました。

というわけで宿に戻ると、そろそろ夕食の時間です。さて、「一番安い2食付料金」で予約した我々の夕飯やいかに?



え、大したことない夕飯に見えるって?、あのね、左写真中央昆布巻のすぐ左にあるウニの量を見なさいっ!(マウスオンで拡大)。

というわけで、ウマウマかったぁウマ買った!(ん?)。馬を飼ったことはないけれど馬喰って、いや美味しくってたまげ放題夢一杯で大満足の夕食でございました。いやホントよ!(何だかだいぶ混乱しとります)。

さぁってと。このあとは夜の下風呂温泉エリアに繰り出します!とはいえ歓楽街があるわけじゃなし(あっても行かないけれどね)、旅館街は大湯側新湯側ともほんの十数秒で通過してしまう程のサイズですから、どこへ行くかについてはなかなか悩むところ。と、「鉄道アーチ橋」の看板があちこちにあることを思い出しました(ていうか忘れるヒマもないほどたくさんあるんです@でも国道沿いにはほとんどないので念のため)。

「ほんじゃ、行ってみようか」というわけで行ってみたら、これがまた、思いもかけずいい雰囲気じゃないですかぁ!



時間が時間だけにだぁれもいない足湯。でもこれがかつての国鉄によるアーチ橋の真上にあるんだから‥。

このあとまるほん旅館さんに戻り、内湯でゆっくりのんびりと相成りました。

写真にするとごく普通の湯に見えてしまうことに関してはご容赦いただくとして、湯の色そのものはやっぱり左側の方が正しいよなぁ(要は白濁系です。右写真はもともとの暗さゆえデジカメの色バランスが狂っちゃってますがご容赦下さい)。

さぁって宿のお風呂をいただき、あとは寝るだけという最終まったりモード(もちろん姿勢は敷き布団の上にごろり)に考えるべきことといえばただ一つ!「さぁって、明日はどうしよう何処行こう?」

しかし、一定の方向性が出る前に「布団の国の王様の面目躍如」となってしまったことは言うまでもありませんわな(笑)。考えてみれば前夜は深夜ドライブだったしね。

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