− その15 最終日なのに‥まずは野湯3戦、2敗1引き分け。 −

「たけのこの里」を8:30過ぎに出発してほどなく、われわれは別の温泉宿に到着しておりました。その名も「古遠部温泉」。実は尾根を挟んでいるとはいえ直線距離ではものすごく近いんですね。豊富な湯量だということで立ち寄ってみたわけですが、なるほど、ここに泊まってみるのも良かったかも(ただし宿泊の場合は要予約らしいです)。

日帰り入浴は9:00からということで遠慮深く待っていましたが、日帰り客が多いとの噂はウソではなく、9:00直前には常連さんが「もう、いいよね?」と入って行かれました。結局男湯内部の写真は撮れずじまい。で、風呂を上がって表に出てきたら‥おしんこどんいわく、

というわけでおしんこどんにもう一度浴室に戻ってもらい、お風呂の写真だけを撮ってきてもらいました。

確かにどんどん溢れる湯が気持ちよかったですっ!これだけの量の湯が流し込まれている宿というのはなかなかないような気がします(浴槽からあふれ出た湯が洗い場全体をなめるがごとく覆い流れていく様子は見ているだけでも気持ちいいです)。ちなみにおしんこどんの方もかなり気に入ったようで「今度は泊まりたい」とのたもうておりました。よし、次回以降の候補にしようっと。

さて、その後はサブタイトルにもあるように野湯巡り!という予定だったのですが‥。結果はといえばこれまた当然サブタイトル通り(笑)。



峠を越えて秋田県側に入り、まずは某温泉を目指します。場所は現場で特定できたのですが、個人所有の温泉ということで、まずは近所で仕分け作業中のおばあさんに子細をお伺いすることに。‥予想通り半分強しかわからなかったのですが(笑)、どうやら諸般の事情により持ち主の方は某所に引っ越してしまわれたらしいんですね(遠方ではないんですが)。

引っ越し先集落内の詳しい場所はわからないということで、持ち主の方へ直接許可をいただくのはあきらめ、とりあえず源泉だけ触らせていただくことにしました(前出のおばあさん@地元在住の方にも、「変なことしなきゃいいでしょ、それくらい(湯に触るくらい)なら」とおっしゃっていただけましたので‥)。



こちらが湯小屋ですが当然施錠されています。しかしその手前に源泉のパイプあり。



湯小屋に湯が流し込まれていないときは全て「捨て湯」として処理されているようです(もったいないオバケが出るよなぁ)。



この赤錆色といい、湯の出方といい、基本的には八九郎温泉とかなり似ている気がしました。強引足湯はご愛敬。

次回訪問時はあの集落にて所有者の方を探して是非入浴を!と誓ったTakemaだったのでありました。まぁここは場所もわかったし、「1引き分け」ということで。

しかしこのあと「2連敗」が待っておりました(笑)。続いては昔旅館があったという場所を訪ねたのですが‥。

「この辺だよなぁ、このあたりしかないんだけれど‥」。少し離れた小学校近くで草刈りをなさっていた方にも聞いたのですから間違いはないでしょう。しかし、いかんせん薮が茂っていて突入できません!(ま、そもそも「ビーサン&短パン」というなめた格好なのですからねぇ)。というわけで○○沢温泉、胚胎、いや違った、あっさり敗退!

悔しいので、行きがけの駄賃とばかりに奥々八九郎温泉に向かいます。カーナビなんかなくたって、Takemaナビ(記憶)があるのでじぇんじぇん問題なしっ!と思いきや、こんないやぁな看板発見!



ほほぉ、「御遠慮頂きますよう」ですか。でもこういう告知看板ってよくあるわけですし。

そして、もう目的地までほど近い所まで来たところで‥何と林道を完全にふさいだ形での伐採作業がまさに進行中でした!うはぁ進行できず!伐採木が高々とクレーンで宙に釣り上げられている真っ最中。作業車両が道をふさいで作業中=お仕事まっただなか、すれ違い場所すらないこともあり、優に100m以上バックしたうえで切り返し、すごすごとひきかえした次第です。ま、考えてみれば奥々にこだわらず、本家八九郎温泉に入ればよかったんですけれどねぇ、何だかこの「連敗」にすっかり意気消沈してしまったTakemaでありました。ま、こんなこともよくありますわな。

さて、大湯温泉にも立ち寄りたいという気持ちは山々なれど、いい加減帰る方面に進まねばなりません。というわけで小坂ICから東北自動車道に上がります。さてはこのまま帰る?いやいや、このままではまだ満足できません(欲深)。そして「ラストドリーム」の第一歩、玉川温泉方面へ。

とはいえ病気回復の最後の頼みの綱とされる「本家」玉川温泉にはオフシーズンなどありませんから、すでに駐車場激混みの恐れあり。玉川温泉周辺については今後チト考えていることもあるので、今回は時間節約のために「分家」新玉川温泉の「湯治館 そよ風」へ。あ、気がつけば去年も同じパターンだったっけ(笑)。

こちらの源泉100%湯は本家に比べてかなりぬるいと思うのですが(引き湯だからしょうがないのかな)、それでもアブやブヨで満身創痍の両足にはあまりにも強烈な刺激です。でもまたその刺激が結構楽しくて何度も入ってたんですけれど(それこそ「苦笑」)。内湯側にはお客さんがいらしたので(あの広い中に3-4人だけど)、上の写真は露天部分にて撮りました。

さて、最終日も気がつけばお昼をまわり、そろそろ帰ることを真剣に考えねばなりません。いや、それよりもお昼ご飯か(笑)。施設内にも食堂はあったんですが、なぜか日替わり定食が2種類とも海のお魚系だったので「ここで海の魚はなぁ‥」とイマイチ乗り気になれずパス。この辺で食事がとれるところってものすごく限られているのにもかかわらずね(笑)。

というわけで「確かあそこに‥」という記憶のあるレストランまで移動っ!

こちらはブナ林の中の小さなレストラン。左上写真の中にイタリア国旗が見えるところからして当然パスタ&ピザのお店なんですが、ピザも美味しいし、何より雰囲気がいいので結構気に入ってます。さぁって、どこでしょ?この場所がわかれば、次ページに出てくる野湯の見当もつくかも?

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