小笠原@冬、2005年12月!

− その9 海へ、そして島へ、そしてイルカと泳ぐっ!(4) −



いざケータへ!ウィンドブレーカーを着込んだおしんこどんもご機嫌です。

出港時から比べればだいぶ穏やかになったように思える海を、PAPAYA号はぐいぐいぐぐいと北上していきます。船から見える島々も小笠原列島から聟島列島に属するものへと代わり、空も青空の領域を増していく中、いやぁどんどんいい気分になってきました!



とはいえ時々大きな波しぶきが上がる状況が変わったわけではありません(笑)。


しばらく進むと、これまでの「大岩」よりはるかに大きな「島」が見えてきました。これがどうやら聟島(ケータ)なのでしょう。それにしてもこれだけの規模の島で、しかも降水量は当然それなりにあるでしょうに、木々の植生がほとんど見られないのが不思議です(この理由はあとで明らかになりました)。



船は速度を下げて入り江の中に進み、沖合で停泊。波のないこのあたりで各自が持参したランチタイム。



ゴハンも食べたし、すっかりご機嫌なおしんこどん&Takema。

おっと、島の尾根上に何やら大きな鳥さん発見。船長さんによると「クロアシアホウドリ」だそうで、今ちょっと調べてみたところ北太平洋に住む3種のアホウドリのうちの1種で、聟島列島全体で1400羽くらい生息しているのだとか(1400羽しかいないともいいますが)。

これまた調べたところによるとこの時期(12月下旬)はちょうど抱卵の時期にあたっているのだそうで、なるほど、画像に写っている2羽が全然この場所から動かなかった理由がわかりました。

聟島はアホウドリの繁殖地にはなっていないということですが、鳥島が火山島だということを考えると、将来的にはこの島も繁殖候補地の一つになってくるんでしょうかね。

さてそんなこんなで、いよいよ聟島上陸です!し、しかし上陸には「小笠原ならではの儀式」が待っているのでありました。それは、

という理由に起因します。そういえば船に乗り込むときも、「海水?を浸したバットに靴底を付け、靴底に付着した土(や種)を落とす」というミニ儀式があったっけ。

となると船は岸に着けられないわけですから、残された上陸の手段としては「我々が船から泳いで岸までたどり着く」という方法しかありません。というわけで、ハウジングケース入りのデジカメ&上陸後用のビーサンをひっさげていざ海へ!



頑張って浜まで泳ぎ切れということなのね。まぁこれはこれで楽しいんですが。
(ちなみに左上写真の入り江はランチを食べた場所のもので、実際に上陸した場所とは異なります)。

シュノーケリングを楽しみながら上陸完了。ふぅやっぱりシュノーケリングは波がないに限るわ(笑 by Takema)。



皆さんのカメラ&スタッフさんその他を載せたゴムボートも続いて到着。

上陸後は島に分け入って、島の最高峰その名も「大山」(標高88m)を目指します!しかしこのあと、2つの予期せぬアクシデントがTakemaを待っていたのでありましたっ(大笑)。この続きは次のページにて。
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