− その11 海へ、そして島へ、そしてイルカと泳ぐっ!(6) −
というわけで、さらばじゃ聟島っ!
聟島を出発した頃には、もうかなり日も傾いておりました。島から離れていく頃のTakemaは「暗くなる前に父島まで戻れるのか、確率は50/50かもしれないなぁ」などと考えていたわけですが、実はこのあとその想像というか可能性そのものは根本からねじりハチマキ裏返しナンボのもんじゃい的にでんぐり返されました(何のこっちゃ)。
船はかなりのスピードで父島に向けて戻っていきます。うねりは往路@午前中に比べてずいぶんと小さくなり、また追い風方向(北西の季節風がもたらすうねりだったので、南下するときには比較的うねりの乗っ越し時にも揺れない)だったので乗り心地もかなり快適です。それでも太陽はどんどんと高度を下げていきます。そしてその直後、船のスピードがぐぐんと緩み、と同時に船長さんから次のようなアナウンスが。
というわけで、本日の最終スイムは日没との競争となりました。おしんこどんが撮った水中動画は前の方のページにまとめて載せましたが、実はこの時に撮ったものも結構あるんです。水中用のデジカメはもう6年くらい前の古いものですが、さすがレンズが明るいと何とかなっちゃうものですね。ちなみに去年(2005年)買ったデジカメは薄型でもないのに暗いところでは全然駄目。やっぱり向き不向きってあるんですねぇ。
おしんこどんが海上で手を挙げているうちにも、この日の太陽はしっかり水平線に吸い込まれていくのでありました。
ラストスイム終了後、今度こそ父島に向けて一直線にひた走るPAPAYA号でありました。でもまぁもちろんのことあたりはどんどんと暗くなり、当然のごとくナイトクルーズと相成りました。でも、真上に広がる星空を眺めながらのクルーズはなかなか気分が良かったのも事実で、風に吹かれていることもあって眠くもならずゆっくりと楽しめたなぁ。
さぁって帰るぞぉ。
というわけで、すっかり夜になってしまった夕方6時過ぎ(ちょうど一年で一番昼間が短い時期ですからね)、再び二見港に戻ってきたPAPAYA号なのでありました。考えてみればこの日のツアーは丸々10時間を越える長いもの。しかしまぁこれだけのツアーを、今回もらっていたクーポン券だけでまかなえてしまえたというのはやはり何とも驚き。本来は冬場でも1人1万円かかるツアーですからねぇ(夏場は1万5千円らしい)。関係各位には土下座モードで感謝の意をあらわさなければ‥。
何だか年末だというのにしっかり日焼けしちゃってますね(まだお酒を飲む前ですし)。
宿に戻ってくると、お隣の教会に施されたイルミネーションがなんだかひときわ輝いて見えました。夕ご飯をビールとともにいただくと、さすがに結構疲れているのか強烈な睡魔。というわけでこの日は「夜の居酒屋クルーズ」を断念し、二人してさっさとベッドの国の王様女王様になりましたとさ。
さぁて、明日は朝一番で再び海へ!しかし今度の船は‥漁船です。釣りです。だから楽しみです!
[戻る] | [次へ] |