− 実は知りませんでしたこのお風呂。那須湯本温泉「滝乃湯」 −
さて午後4時ころに那須湯本の「鹿の湯」に到着。ここから前の道を下っていったところにあるはずの宿なんですが‥ありましたありました、鹿の湯からほんの数十m、本日の宿「新小松屋」さん。
この道路沿いには昔からの湯宿が何軒も建ち並んでいます。もちろん「鹿の湯」などの共同浴場利用を前提にしての宿なのですが、実は今回宿泊する新小松屋さんはしっかり「内湯」をお持ちだということで、「それなら外湯のみならず落ち着いて内湯入浴も出来るだろう」と考えて宿を選んだわけです。
湯宿街。そしてこの道の先をズームしてみると?そう、そこにはあの「鹿の湯」が!(マウスオンで画像が変わります)。
そして新小松屋さんもこの並びにあります。ほのぼのした雰囲気で落ち着けます(マウスオンで室内画像へ)。
ちなみにこの湯宿街周辺のなかで内湯を持っているのはこちらを含めてたった3軒だけなのだとか。もともと「通い湯」を前提にして形成された温泉街だから、そういうものなのでしょうね。
し、しかぁし!実はこちらの宿を選んだのは「内湯があるから」というだけの理由ではありません。何とこの地区には組合員専用(=外来入浴不可)の立派な共同浴場があるというのです。その名も「滝乃湯」。下の画像を見てもらえればわかると思いますが、ログハウス風のかなり立派な施設です。
一見さんの外来入浴は不可だけど‥
実はこの共同浴場を管理しているのはこの地域の組合員の方々。その組合員さんとは多くが先ほどの湯宿街の宿の方々というわけです。ということで‥
というシステムになっております。ということでつまり、「共同浴場にも宿の内湯にも入浴できてしまう=一粒で二度おいしい宿」、それが新小松屋さんだというわけなのですね(前日にあたふた調べて決めた割にはかなりいい線を押さえてるでしょ=自画自賛)。
というわけで、早速鍵をお借りして行ってみました滝乃湯へ!
浴場入口のドアは何と電磁ロック、なるほどこれじゃ部外者は無理だわ。脱衣場に入ると、浴室の白濁湯槽が目に入ります。よぉっし!
ちなみにこちらの源泉は「行人の湯」というところのものだそうで、鹿の湯からほど近い場所なのに別源泉の湯を楽しめるというのは何とも嬉しい限りです。ちなみに新小松屋さんの内湯は鹿の湯からの引き湯なのだそうですから、ならばわざわざお金を払って混んでいる鹿の湯に行く必要もないかなと考えた次第です(ちなみにこのあたりの宿に泊まると鹿の湯の入浴料が半額になりますが)。
さぁって入るぞぉ、よし、幸乃湯に続いてこちらも男風呂は貸し切りだぁ!
くぅ、たまりませんなぁ‥
さんざん出てくる入浴動画(笑) |
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さて湯浴みの後は宿に戻ってしばしゆったり休憩モードといたしました。と、ここでなぜか出てくる屋久島芋焼酎「三岳」。拙サイト常連の方は「あれままたかい?」くらいのものでしょうが、実は今回、家を出るときにはお酒を車に積まなかったのであります。実は今回、那須湯本地域に素晴らしい酒屋さんを発見したのでありました!
お店の名前は「月井商店」。いや、失礼ながら「温泉街の酒屋さんだし、地元のお酒はともかくとしてそれ以外の品揃えは期待できないかもなぁ」くらいの大変失礼な気持ちで立ち寄ったのですが、いやぁ品揃えは日本酒も焼酎も大充実!(すみません、ワイン等のコーナーは全然見なかったので覚えてませんm(_ _)m)。
そしてさらにご主人曰く、「先日本格焼酎の研修で九州へ行ってきたんだけれど、その値○(以下あえて略)‥」。要は、本来の価格とはかけ離れたところで売られている「様々な&いやな現実」に愕然としたとのことでした。
そんなご主人のお店ですから、プレミア上乗せ等は全くなし!元「東西の地酒を楽しむ会」会員であり、かつ最近はもっぱら芋焼酎派のTakemaとしても、「こ、この酒がこの値段でっ!」と心中天の網島じゃなかった(これは古典文学ですな)、心中天にも昇るようなウキウキ気分に舞い上がってしまったTakemaでありました。
はっきり申し上げます。「月井商店」、ただの酒屋さんではありません。左党(死語?)の皆様、那須へお越しの際は是非一度お立ち寄り下さい。どれくらいよろしいかというと‥
勢いでこれほど購入してしまったくらいよろしいですっ!(笑)。
さて食事前にもう一風呂、今度は内湯を楽しむことにいたしましょ。というわけで男風呂へ‥え、サンダルに履き替えるのね。というわけで外に出てみると‥
すぐ裏に別棟の湯小屋がどんと建っていたのでありました。しかも、その手前には何と足湯まで!こりゃ狭いながらに何ともすごい!と思ってよく見てみたら、足湯はまだ「冬期休業中」だったようです(すぐ上の写真にマウスオンすると‥うわ、やっぱり寒いのね)。
しかし「元湯温泉」、これがまた気持ちいいっ!鹿の湯も滝乃湯も、そしてここもそうですが、深めの湯船にとうとうと流し込まれる白濁硫黄泉が何ともたまりません!しかも今日はずっと貸し切り湯の連続だもんね(なお、こちらの内湯は相客なしの時は女性専用にすることも出来るそうです。翌朝おしんこどんがそうやって利用しましたが、「女風呂よりも断然広くて気持ちいい!」とのことでしたっけ。
これまた熱めの湯がほどよく心地よい‥。
風呂上がりに夕ご飯、ビールが何とも旨いっ!
夕食後はしばしまったり‥というか、Takemaは「明日どこを通ってどのお風呂に入ってどこに泊まろうか」の作戦立案開始です(この旅行中は毎夜そのパターンでした)。おしんこどんは‥あれ、気がつけば「ふとんの国の女王様」に?まぁそれでいいのさ気にしなくてよろし。
翌日は快晴。出発時、鹿の湯駐車場はすでにほぼ満員の盛況。うちらは内湯朝風呂により身体中から硫黄臭プンプンで出発っ!
さ、今日は週末の土曜日=どこの温泉も混んであたりまえの厄日です(笑)。というわけでTakemaが目指したエリアとは?
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