− 冬と春の境目をうろうろ、おっと未入浴だった岩瀬湯本温泉! −

朝風呂をゆっくり楽しんだあとでのんびりと出発です。さてちなみにこの日は土曜日、ということはメジャーな温泉地のメジャーな宿あたりはかなり混んでいることが予想されます。となれば「ちょっと地味な(失礼!)温泉地」の、「あまり目立たない宿(これまた失礼!)」を目指すことが肝要となってきます。そんな場所が果たしてあるものでしょうか?

Takemaの温泉嗅覚は前夜のうちにすでにとある目星を付けておりました。でもって、出発前に電話を入れてみると‥「はい、お部屋、空いてますよ」との嬉しいお言葉が。朝の段階で電話を入れておけば、料理の準備(仕入れなども含めて)も十分にしてもらえるし、今回の温泉巡りでは4泊すべてこのパターンで宿を決めていきましたが我ながらなかなかいいアイデアだったかも(自画自賛ですな)。

まずはせっかくなので有料道路経由でぐんぐんと標高を上げていきます。この日はとことんいい天気、かつ気温も高いので絶好のドライブ日和でありました。でもさすがに上の方にはまだ結構雪があり、いやぁ気持ちいいぞ春のドライブっ!



下界は春でも、お山はまだまだ冬から覚めたばかりのご様子‥



除雪された雪の山に登りたがるのはナントカと煙系のわれわれならではというべきでしょうか(笑)

さて、この界隈には北温泉やら大丸温泉やらと沢山の温泉がありますが、この時なぜかどこにも立ち寄らなかったのは不思議な限りです。あとから考えれば、あの時間に立ち寄り入浴をお願いしたらどの宿でもたぶん貸し切りでタンノーできただろうしなぁ(上の方の駐車場画像を見てもらえればこの日の混雑度がわかると思います。おしんこどんはこのあたりの湯では今回の湯本温泉の他にはここやここしか入っていなかったのに‥というわけで少し後悔です)。

さて、ゼータクに那須甲子有料道路(どうしてあんなに料金が高いんだろう?)を通って新甲子温泉へ。Takemaも未浴の温泉ですが(甲子温泉は何度もあるんですけれどね)、「ここはどうだろう?」と思って見た宿の入口看板に「入浴料=この場所にしてこのお値段は高いぞ!」と思わざるを得ない料金表示があったのであっさりパス。せめて500円までにしなさいって>某宿さん。

というわけで残念ながら新甲子温泉はパスして、そのまま羽鳥湖方面への山越えへ。このあたりには何年かに一度仕事で来ることがあるんですが、もちろん今回は仕事とは縁のない訪問ですのでそのまま通過、羽鳥湖畔を通過して‥と思ったら!

このあたりは標高も高いしやっぱり寒いんですねぇ。道路上はともかくとして、その脇は雪が積もったままだし、湖の反対側にはまだ「氷原」が残っておりました(上の二枚画像の奥の方に白く見えています)。やっぱりまだまだ「冬から春へ」のうち「冬4 vs 春1」というくらいの時期だったんですね。
春はすぐそこまで動画です

「湖畔をサクサク歩きましょ」

春先の東北は、こういうところを歩けるのが嬉しいんですよね。

Wmv形式、470KB、13秒

このあとは国道118号を湯野上温泉方面に向かいます。おっとそういえば、国道から奥まったところにある二岐温泉には入ったことがあるのに国道沿いの岩瀬湯本温泉は未湯だぞというわけで、ちょいと寄り道してみることにいたしました。

旧道沿いに何軒かの宿があり、あたりはほのぼのとした雰囲気。で、出来たてピカピカ無人の共同浴場もどどんとあったりするわけなんですが‥残念ながら部外者お断りとの表示が。ただ清掃直後なのか窓が開いておりましたので、しっかり撮影はさせていただきました(笑)。

続いて、共同浴場のすぐ前にある湯口屋旅館さんへ。入浴をお願いすると快くご了解いただき、「今は誰も入っていませんから貸し切りでご一緒にどうぞ」とおっしゃってくださいました。お心遣いに感謝しつつ夫婦そろってゆっくりと♪

しばらく誰も入った気配のない湯船にはとうとうとお湯が流し込まれており、もちろんたっぷりの掛け流し。週末の土曜日なのにこんなゼータクな貸し切りとは有難屋の海苔巻食べ放題みたいなものですな。

というわけで、伝統を感じさせるお宿の湯口屋さんに感謝しつつ、次の湯を目指して再び移動を開始したTakema&おしんこどんなのでありました。さて、次のお湯はどこ?
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