− 源泉宿の民宿が大正解っ!大塩裏磐梯温泉 −
さて只見からは宮下温泉も柳津温泉も通過して一気に喜多方へ。むろんここでラーメンを食べるでもなくそのまま市内を通過して、到着したのは「大塩裏磐梯温泉」。ちょっと目立たない地域にあり、しかもさして大きい温泉でもありません。またすぐ近くにメジャーなスキー場もないことからこの場所を選んだわけです。
今朝のうちに連絡を入れて予約を取っておいたのは温泉旅館ではなく「民宿 ふる里」さん。何でもちゃんと温泉を引いているらしいということでしたし、民宿なら土日でも比較的部屋を確保しやすいだろうと思ってこちらを選んだわけでしたが、これがまた運良く大正解でした!
何とか日が落ちる前に着くことができました。
「ふる里」さんに到着し、まずは部屋に案内されました。道路とは反対側で車の音も聞こえず静かですし、窓の外には池も見えるしなかなかのお部屋です。ここで、女将さんのさりげない一言にピピーンと来たTakemaでありました。それは‥
な、なぁんと!事前の(乏しい)情報では、「温泉民宿である」というくらいしか知らなかったのですが、何と自家源泉所有の宿であったとは驚きです!
もう少しお話を伺うと、この宿のすぐ裏に源泉があり(上の写真がそうですね)、湯は一旦ポンプで斜面のずっと上方にある管理小屋に上げられ(管理小屋は部屋からかろうじて見えました)、その段階で一度濾過して(そうしないと茶色に変色し、また湯に含まれる成分のためパイプもすぐに詰まってしまうそうです)、その上で湯は各旅館等に配湯されているのだということでした。ということは‥自家源泉所有どころか、この温泉街の湯元がここということになるわけでしょうか?うっはぁ驚きっ!(ちなみにこの至近にある某「○湯を守る会」加盟の宿にも配湯しているとか何だとか?)
他にも源泉管理にまつわるいろいろなお話を伺いました。とにかく大変なのは湯のパイプの維持管理で、1回につき数十万円はかかるけれどやらなければ当然湯が出なくなるのでこればっかりはうちの義務ですからねぇとか(言い回しは全然違いましたがメモってないものでお許し下さい)、各宿ではもう一度濾過(循環用の濾過ではない)をしているので湯の色は赤くはないんですとか‥。
で、最後に内湯の説明をしていただいたあと、女将さんの次の一言に嬉しくて固まってしまったTakemaでありました!
うわぁい、宿の源泉湯貸し切り決定っ!ではでは、いざ行かんっ!
民宿とは言っても、いやいやどうして立派な湯船です。強食塩泉らしく、上がったあとも身体のぽかぽか感が続くのも何とも嬉しいところ。もちろん翌朝までに何度も入りました。
さて夕食です。これがまた民宿らしい手作りの味がテーブル一杯に並べられ、いやはや、もう何とも食べ過ぎました(われわれ二人は揃って小食のくせに「原則として出されたおかずは残さず食べる」ことを旨としておりますので‥)。
湯上がりにのんびり日本酒を飲んでいるうちはよかったんですが‥いやぁ食べた食べたっ!
というわけで、週末(土曜日)の夜をすっかりいい気持ちで過ごすことができたTakema&おしんこどんでありました。
さて、翌日はいよいよ山形県に入ります。いやぁ翌日はたくさんの湯に入ったなぁ。泉質の違う湯にこんなに立て続けに入って、かえって身体に悪いんじゃないか?と自分でも思うくらいに(笑)。
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