(2006年4月23日)

Takemaにとっての「バイク定食」。それは寝た子を起こす=冬の間にへたったライテクを復活させるべく走りに行く奥日光なのであります。Takemaのバイク人生はかれこれ10数年になりますが、これまでの春一番本格ツーリング(日帰り)はほとんどここだったよなぁ。しかし、一昨年もびびってましたが去年などは結局一年中「寝たまま」で、走り方もビビリまくりのままだったっけ。となれば、今年はきっちり夏の長距離ツーリングのためにきちんと目を覚ましておかなければ!

二輪ETCモニターの特権を利用して三郷南インターから「すいすいっと」高速に入ります。数km先の三郷JCTまではほとんど車がいないので、まずは久々にCBR1100XXくんのエンジンが唸りをあげたことは言うまでもありません(詳細についてはコメントできませんが、「久々に新幹線だった」記憶はあります)。

外環道から東北道に入ると車も多くなったので「流れに乗って」静かに進みます(流れそのものは速かったんですけれどね)。休憩した佐野SAから先は車も少なくなったんで‥いや、車があまりにも少ないとかえって法定速度近くで走るようになっちゃうんですけれど(何のこっちゃ)。

日光宇都宮道路はもはやTakemaの貸切状態。だぁれも走っていないし、沿道の桜(山桜)はちょうど満開だしということでのんびり。それにしてもこの有料道、ETCカードが使えないというのはあまりにも面倒。旧公団の管轄なんだから、これは何とかしてほしいぞ。久々にポケットから財布を取り出し、グローブをつけたまま小銭をあたふたしちゃいました。あ、今気がついたけれど実はカード払いも出来るのかな?(よくわかってない)。

清滝ICから一般道に出て、「よし今日も沼田まで頑張るぞ!」と思いつつバイクを駆っていたところで、その「やる気」を思いっきりそいでくれる悲しき表示を見つけてしまいました。それは道路脇に書かれた以下の表示‥。

う、う゛、うっそぉ!いつもの「定食」の記憶では確か「金精峠はGWの前週週末に開通する」ということだったはずなのに!だから今回も「日光から金精峠を越えて沼田に出て、そのままTakemaオフキャンプの会場を下見して帰ろう」と思っていたのにぃ!

やはり「事前の学習=下調べ」はとっても大切というわけですね。これで、群馬側に抜けることは出来なくなっちゃったぁ(大悲)。

しかし、せっかくここまで来たんだからいろは坂を「攻めなくちゃ」。というわけでそのまま中禅寺湖まで上がったわけですが、ビビリながらのワインディングロード、自己採点はといえば‥

ということでした。何だかなぁ、やっぱりどこかびびってるんですよね。というわけで「悩むより慣れろ」が一番の薬、中禅寺湖に上がったあとは以前有料道路だった半月山展望台へと上がります。

中禅寺湖をはさんで男体山を眺める展望台、なるほど、朝のNHKニュースでよく出てくる中禅寺湖の映像はこの場所からだったのね(右上画像の柱の上にカメラがあるんです)。

駐車場の柱の上には、誰が作ったともしれないミニ雪だるまがややへしゃげた形で残っていました。そうだよなぁ、雪もそろそろ溶けて無くなっていくんだ‥

このあとは再び中禅寺湖畔まで戻り、湯元温泉を目指します。がしかし、いやぁ車が少ないねぇ。GWの前週というエアポケット的な土日だからということもあるのでしょうが、快調に走れども全然前の車に追いつかないもんね。あ、一度観光バスに追いついたけれど、あのバスだって80km近くで走ってたもんなぁ。



戦場ヶ原の直線道路もごらんの通り貸し切り状態でした。



あー残念、このまま群馬側に抜けたかったのに、たった2日だけ早すぎたっ!

ほんじゃまというわけで湯元の温泉街へと向かいます。しかし何だか湯元の温泉街は何だか妙に静かというか、あえていうならばさびれたような雰囲気が漂っていました。まぁ、スキーシーズンは終了したばかりだし、GWの直前だし、新緑にはまだ早い季節だしということでやむを得ないのかもしれません。でも特にちょっと気になったのが「はるにれの湯」が建物ごと閉鎖され「立入禁止」の看板が出ていたことと(まさか‥営業をやめちゃったのか?)、ついでにもう一軒、何度か入浴したことのある施設も営業していなかったということ。平日ならともかく、週末なのにやっていないとは‥どうなっているんだ湯元温泉。



湯の湖畔の道はすっかりきれいに再整備されましたが、そこを誰も歩いていないんですよねぇ。

ま、それでも他に宿は何軒もあるのでとりあえず入浴には困るわけではありません。というわけでとある宿にて入浴。もちろん?貸し切りでしたから嬉しいんですけれどね。あ、そうそう、ここ湯元温泉で困ってしまうのが「ちゃんとしたお昼ご飯を食べさせる店がとにかく少ない」ということ。おでんとかイワナの塩焼きとかは論外ですが、選択肢無く「釜飯」とかになってしまうのも何だかねぇ。今回も結構お腹は減っていたのですが、結局下界に下りるまで我慢しました。何とかならないものでしょうかね?個人的には「ちゃんとしたお蕎麦」が食べられれば嬉しいんだけれどなぁ。



露天風呂のほうは温度も低かったのですが、それよりも湯花で真っ白だったのが印象的でした。

帰り道は別経路で‥とも思ったのですが、何だか面倒くさくなって往路と同じ道をそのまま戻っちゃいました。ま、春の「目覚ましツーリング定食」としてはこんなものでしょ。走行距離約400km。

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