- その2 奈良田の湯でのんびり -
というわけで本日のお宿に到着。
奈良田に来たのは3度目かな。確かずっと以前の紅葉の頃、芦安から夜叉神峠を越えて広河原から延々とここ奈良田まで、特に広河原から奈良田までは砂利ダートの悪路と格闘しながら(オンロードバイクですから悪路には弱い)、ようやくここにたどり着いた時はへとへとだったような記憶がありますが、あれはもう10年以上前のことだよなぁ。今は一般車通行禁止だから、まぁいい思い出なんですがね。
宿泊の受付を済ませたあとは、まずとにかくお風呂でしょ!日暮れが早いこの時期ですから、明るいうちに最初の入湯を完了させておきたいし、そしてほかの宿泊客さん方が到着する前の空いている湯を楽しみたいという思惑もあったのですが‥皆さん考えることは同じと見えて、ありゃまー内湯には先客が4人ほど、というわけで誰もいなかった露天風呂へ。
この日は風も強かったのですが、熱めの湯が多めに投入されていたおかげで適温。ちなみにここ白根館は2本の源泉をそれぞれ内湯と露天とに分けて使っているそうで、露天の湯は硫黄臭がやや強め。時折顔の辺りを強風が吹き抜けていきますが、こりゃ何とも気持ちいいなぁ。温泉冥利に尽きるといったら言い過ぎ?
夕ご飯ですが、「熱いものは熱いうちに、暖かいものは暖かいうちに」の心遣いがしっかり伝わってくる配膳と、「量より質」を重んじた内容には大変好感が持てました。コレデモカ系の「量的充実」を誇示する時代はもう終わりにして欲しいTakemaとしてはホントに◎。画像がないのは、順番に料理が出てくる都合上「料理が全部揃った満艦飾状態」の写真を撮れなかったからなんですね。ご了承あれ。
このあとは部屋に戻ってしばしのんび‥おっと、おしんこどん早くもダウン!まだ21:00前だというのに安らかな寝息を立て始めました。そういえばこの前日は夜中まで起きて何やらやっていたんだっけ(何をやっていたのかよく分かってないんですが)。まぁたまにはこんな早寝もいいでしょと思いつつ、こっそり自分だけ夜の湯を楽しんできたTakemaでありました。
実はTakemaとおしんこどんは、宿に泊まると「何回湯に入ったか」を競う傾向があるんです。ということはこの時のTakemaにとっておしんこどん就寝とは「一歩リードするビッグチャンス!」を意味することにもなるわけですね。ちなみに、トータルではしっかりと追いつかれましたが(笑)。
明けて翌朝。目覚めよどよよん身体、起きなさいアンニュイアタマ!という意図(そんなのないけど)のもとにさっさと露天風呂に行ってみると‥
昨夜入った時には透明だったはずの湯がすっかり緑がかっておりました。いや、この露天風呂が男性用になったのは昨夜の夕食後だったから暗くて分からなかっただけかもしれないと思い、おしんこどんに尋ねてみると「いや、確かに透明だった」とのこと。宿の方によると「色はちょくちょく変わります」とのことでしたから、やはり一晩のうちに変化(へんげ)を遂げたということなのでしょうね。
お湯の味は、とあるサイトでの表現を借りれば「ダシ塩味」といった感じでしょうか。お腹が減っている時に飲むといくらでもいけそうな感じです(笑)。ちなみにここの湯の飲泉は糖尿病に卓効を発揮するのだとか。今のところ自分には縁がないのですが、将来の可能性を含めて覚えておかねば(笑)。
このあとは内湯へ移動。季節柄か、浴槽を真ん中で仕切って湯温別の湯船になっていましたが、下部でもう慣れた?Takemaは、もっぱらぬるいほうのお湯を堪能しておりました。朝方のお風呂は貸し切り状態でしたんで湯っくりのんびり。
お風呂上がりには「山の水」がこれまたなかなか。
こうやってのんびりしちゃうとついつい出発が遅くなるのはあたりまえのこと。まあいいか、今日は奈良まで帰るだけ‥ん?「奈良田」じゃなくて正真正銘の「奈良だ」っけ(笑)。
そうなんです、実はこれって年末帰省の一環(笑)。以前は「千葉発屋久島経由の奈良帰省」なんてのもあったっけ、こうやって「ただでは帰省しない」のもわれわれならでは?さ、懲りずに次の湯へ♪
[戻る] | [次へ] |