− 山の神様のお導き?知らなかったぞ小安の共同浴場! −

というわけで、「身体を洗えるお風呂」を求めて下った先は小安峡温泉郷。あ、身体を洗うだけならば木地山からほど近い「秋田いこいの村」という公営宿泊施設@立派で設備ばっちり、があるんですよ。ただし我々は何回も行っているので、「いつもあそこばかりじゃナニだしなぁ」という思いのもとに別の湯を求めたわけですね。

ただ、この日は見事にGW後半初日の夕方、どこの宿も混んでるわけですよねぇ。しかも夕方だしお風呂はどこも混んでいる時間だろうし、どこがいいかなぁとうろうろしているうちに大湯温泉まで来ちゃいました。阿部旅館には車が大挙駐車されているし、その向かいの(実はいつか入ろうと思っていた)民宿?も車で一杯。うーむこりゃ立ち寄り入浴客は歓迎されない状況だなぁと思って再び小安峡エリアまで戻ります。

しかし当然小安峡の宿々もお泊まり車で一杯です。むわぁ、どうしようと思っていたところで、ふとあまり目立たぬこんな看板を発見いたしました!



うむ?この先にあるのは宿の湯なのか何なのか?

疑心暗鬼ながら細い道を進んでいきます。程なく駐車場に到着しますが、どうやら某宿の宿泊者用駐車場みたい。でもそこには湯の施設はないしどうしよう‥と思っていたところでその先に伸びる細い道に看板を発見したのでありました!



「は、はい、はいはいはい、今すぐお支払いします!というか支払わせてください!」

驚きました。「小安峡の共同浴場は国道から見えるあの一箇所しかない」と思っていたのが実はしばらく前に「もう一箇所ある」とは知り、それが普通ではわかりにくい場所にあるということをも知った上で「でもまぁそのうちわかることもあるだろうし」ということで探そうとも思っていなかったのが、こんな機会に見つけられたとは!

というわけで別棟のお宅に代金をお支払いしていざ入浴とくるじゃありませんか!いやはや、何たる幸運何たる喜び!



だってぇ、普通のお宅のすぐ脇に隣接しているわけですし、知らなきゃここまで入って来られないでしょ!

さて中をのぞいてみると、脱衣場こそ別ですが湯船は1つという混浴浴場です。で、建物の裏をのぞいてみると‥



おお、源泉はまず樽に集められてます。樽というのが何とも渋い!ちなみに浴室から脱衣場を見ると‥女性側(右)がとっても狭そうです。

で、内部はといえば大きめの木製浴槽がどどんと一つ。ちなみに源泉がかなり高温なので加水されてはいますが、そういう意味での加水なら全く問題なしっ!疑うことなき掛け流しの湯がたっぷりと♪



誰が入ろうと入るまいと、湯はとうとうと注ぎ込まれているのでありました。うっはぁ最高!

なお、別に貸し切り湯でも何でもないのですが、湯浴み&身体を洗っている間に他のお客さんが来ることはありませんでした。GWど真ん中なのにね。というわけで、ホントに棚ぼた系で入ることの出来た最高の共同湯でありました、はい。ここは来年からも利用させていただくぞぉ!
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