− 強首温泉訪問&木地山キャンプオフ −

さて、横手周辺からなかなか足を延ばしにくい?のが秋田市方面だったりします。温泉の数も少ないしあっても循環だったりするし人は多そうだし(笑)。しかしせっかくなので?秋田市の手前にある強首温泉を訪ねてみることに。何やらよさげな自炊宿の温泉があるような?

GWでもさすがに空いてる秋田道をぐんぐん使って、西仙北SA併設の出口から流出します。しかしなぁ、メインロードから離れたこんな場所にいきなり放り出されると、カーナビなし、あるのは1997年版のバイク用ツーリングマップルだけの四輪車にはきついんだよなぁ(笑)。でも性能がよければ10数万-20万円もするものを付けるって‥うーむ。取り外し可能&バッテリー駆動可能で野湯探索に持って行かれるようなものがあれば考えるんですけれどね。あるんでしょうか?(全く無知な世界)。

しかし電子時計あれば腹時計あり、カーナビゲーションあれば勘ナビゲーションありでしょというわけで、とりあえず初期の目的地に到着‥しかしちょっと待って下さいよぉ!事前情報と違って湯治館は閉鎖されていました。貼り紙には「こちらは合宿等専用の施設です。入浴希望の方は強首ホテルのほうへ」というようなことが書かれていたような‥。

というわけですぐ近くの「おも観荘」も考えたのですが、情報によるともう一つの宿「樅峰苑」は建物がなかなかの造りなのだとか。というわけで、そちらのお宿まで移動(数km)といたしました(ただ、どうやら強首温泉の源泉は「湯治館」や「おも観荘」のほうで、「樅峰苑」はそこからの引き湯なのだとか?

うわぁ、立派な建物だぞぉ「樅峰苑」!文化財指定を受けている宿ということですからなるほどねぇ。ちなみにフロントの方も入浴のみのわれわれをぞんざいに扱うことはなく、Takemaの無駄話にも丁寧に応対して下さいましたっけ。さてというわけでお風呂お風呂♪

広い浴室にしては比較的小振りな浴槽に(ただし浴室が広いからそう思うだけで、実際はそれなりの大きさですが)、掛け流しの湯がどんどん流し込まれているのは嬉しい限り。これまたしょっぱい系の湯ですから、何だかこの日は「あったまりの湯行脚」という感じです。こういうお湯の場合、湯上がりに吹かれる風が気持ちいいんですよねぇ(そのかわり真夏無風の日はたまらなくキビシイともいいますが)。

窓を開けてみれば外から丸見えとはいえ(笑)、外に見える土手界隈は基本的に無人ですから気にはなりません。どうせこの湯も貸し切りだしねぇ。で、春ならではの景色を満喫しました。それは‥。
動画でこれまたお楽しみ

「窓の外には‥うわぁい桜だぁ!」

いや、混んでいるときは躊躇するかもしれませんね、なにしろ駐車場脇の桜ですから(笑)。

Wmv形式、434KB、9秒

さて風呂上がり、ほてった身体をGWの風に任せんがべく土手の界隈を歩いていたら‥うわ、雄物川に面したこのあたりは実はすごいところだったということが判明、この土手は「現代の輪中」だったんですね!

実は樅峰苑のあるエリアに入ったところで何となく地域的な違和感を感じたんです。それは「どうしてこの一角だけに宅地を造成しているんだ?土地はいくらでもあるのにこの場所に集中して人々を住まわせることなど無かろうに!さてはこれまた県主導による大失敗系地域開発プロジェクトの一例か?」などという意味合いのものでした。この地域にしてはさして広くない土地に家々がどっさり(ただし首都圏の分譲地とは一軒ごとの敷地面積に天と地との差はありますが)。

しかし「暴れ雄物川」は、過去に何度となくこの地域を呑み込み、大変な水害をもたらしていたのですね。その結果、一大プロジェクトとして「地域の人々を安全な場所(周囲を堤防で囲んだ輪中内へ移住させる」という動きがすすんだのでしょう。一見「一戸建て分譲地」のようにも見えたこのエリアは、もともとこの周辺地域にお住まいの皆さんの「長きにわたる避難所」として作られたわけですね。簡単に考えてしまったTakema、大変失礼いたしました!

さて、お風呂上がりのまったりも過ぎれば早く木地山に戻らなければ!実はこの日の夜は、去年の薬研キャンプで知り合ったNagaさんをはじめとした3人のライダーさんと「木地山オフキャンプ」なのであります(一日にオフ会を2回やるのはさすがに初めてですな)。ならば最短時間で戻れるのは高速で湯沢に戻るルートとなるわけですが、実はおしんこどんに対して「よっしゃ海を見せたれ!海辺ではしゃがせたれ!」というTakemaの思いもあり、南方向には向かいつつも木地山直行はあえてしなかったわけであります。しかし結果としては‥。

海が見えたところまでそのまま寝てもらい、よく見えたところまで来て「海だよ!」と驚かせてみたのですが、「おおぅ海だぁ!‥海だね‥海だねぇ‥zzz‥ZZZ!」
ぐわぁ、ここまで遠回りして運転してきたのにそりゃぁないっしょ!(心の叫び)。まぁいいんだけれどねいつものことだし(大笑)。

というわけで本荘の方から山越えで木地山に戻ってきたのは18:00頃。自分たちのテントの方を見るとそこには‥





すみませんねぇ遅くなっちゃって。

さて、何といっても雪が残るここ木地山でのオフ会ですから夜は当然冷えます。おっと、聞けば昨日テントを張っていた八幡平エリアでは朝になって霜がおり、バイクのシートが真っ白になっていたのだとか。まぁそこよりはマシかもしれませんがそれにしても冷えるのは当然の助動詞べし、というわけで、この宴会部屋付きテントがいよいよ本領を発揮することとなりました!

自分たちのキャンプサイトに置かれていた木製のベンチ(3人座れる)をテント内に持ち込み、でも3人座るとちょっときついのでお一人にはご自身で持参したミニ椅子に座ってもらうことにして、デカテーブルとミニテーブルを置き、さらには真ん中に炭火コンロを鎮座させ(ちゃんと換気のために入口は開けておきましたよ念のため)、よぉっしこれにて快適宴会会場セッティングOK!



中はこんな感じ。デカテーブルを真ん中に置くことにすればあと2人は余裕で入りますな(笑)。

今日のメインディッシュは、何と「天ぷら」。キャンプに天ぷらとはなかなか珍しい取り合わせですが(というか油の始末の関係でなかなか大変だと思いますよね)、Takemaオフ会2005でほんやさん&ゆうさんがトライ&成功しているのを拝見し、「よし、今度のキャンプでは必ず!」と思っていたわけです。結果は大成功、美味しかったですよね皆さん?その他ハタハタを焼いて食べたり、もちろんお酒はたーっぷり。楽しき宴会となりました。



まぁ宴会終盤戦にはこんな方もいらっしゃったわけですが(笑)。

最後に男性陣はお風呂に入って身を清め?就寝。しかし、寝静まってしばらくした頃おしんこどんはこんな「雄叫び」を耳にしたのだとか?

時間的に、寝言だったのかとも思われますが、寝袋も薄かったんでしょうか。それになるほど酒パワーも切れてきてよっぽど寒かったのね(同情)。

明けて翌朝、皆さん元気に出発準備を始めました。雄叫んだとおぼしき人も、ちょっと準備に手間取っていたみたいでしたけれど元気でした(笑)。皆さん大型バイクゆえ残雪のすぐ脇のぬかるんだエリアではちょっと後輪を空転させながらも、しっかり通過させていくところはさすがです(あ、自分も大型バイク乗りだってこと忘れてる?)。

ではでは行ってらっしゃい!と皆さんを見送り、ちょっとのんびりしてふと気がつけば10:00なのね。さぁってわれわれは今日どうしよう?
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