− 無計画ゆえの失敗、そして「収穫」 −

さて、今日はとりあえず岩手方面に行ってみようかということで、まずは湯川温泉界隈にあるという共同湯を目指したのですが‥見つかりませんでした(悲)。じゃあまぁしょうがない、「あなゆっこ」にでも行ってみるか入ったことないしと思って行ってみたら駐車場満員モードの大盛況ぶりに恐れをなしてパス。ついでに「砂ゆっこ」も目一杯。というわけでえーいあきらめた、この辺の温泉は今回はパス!ということで県道一号線を一気に北上!

しかし、わかってはいたことですがこの県道沿いって食堂が少ないんですよねぇ。一軒「手打ち十割そば」の店をまぁいいかとパスしたのが運の尽き、結局入ったお店はちょっと失敗モードでありました(店長さんはお話好きで悪くはなかったんですけれどね)。

岩手県側に入ってまずは鶯宿温泉へ。うわぁ知らなかった、こんなに狭い場所にこんなに宿が密集しているところだったなんて!で、目指した宿は見つかったんですが、何だか温泉気分になれず(矛盾してますな)入るのをやめた次第です。こんなこともあるんですね。



鶯宿温泉の某宿は川沿い、何とこの浴室に源泉が自噴しているということだったんですがねぇ‥。

こうなったら、いまだ未湯の「滝ノ上温泉」を目指すしかあるまい!とさらに岩手山麓まで北上したわけですが‥ゲートに阻まれました(笑)。そうか、季節営業の温泉宿だったもんね。くっそぉここまで来てまたまた失敗!というわけで、どこかのコマーシャルじゃないですが、「事前によく計画しましょう」、大切なことですねぇと実感。

というわけでこの日はここまで全くいいところなし。もう午後2時を回っているのに全然ダメでした。しかしまぁ捨てる神あれば拾う神あり?

「しょうがない、とりあえずさっき通過した玄武温泉とやらに入ってお茶を濁そうかな、頭や身体も洗いたいし」と思って立ち寄りました。いや全く期待なしで、循環じゃなかったらいいな位の期待度だったんですよ。しかしとりあえず選んだ宿の入口には何と「掛け流し源泉100%、にごり湯」と書かれているではあーりませんか!



ワンちゃんは退屈そうにしていましたが、なかなかどうしていいお湯でした!

「うわ、全然期待していなかった場所で掛け流しのにごり湯とはヒットだぁ!」というわけで浴室の扉を開けてみると‥

いわゆる鉄さび色の湯が湯船にこんこんと掛け流されておりました。いやぁこれはこれで素晴らしい!先客さんは早々に上がられたので、それこそ身体洗いだけでなく湯ーっくりとさせていただきましたよ!この日これまでの失敗、少しは取り戻せたかな?という感じでありました。ふぅ。

ちなみにここの温泉もまた「あったまり系の湯」なのか、これまた汗がなかなか引きません。わたしゃ湯冷めというものには縁がない(というかこれまでの人生で「湯冷め」をした経験がない)のですが、そのかわり結構湯上がりのぽかぽかがなくなるのも早いほうだと思っているんですがねぇ、いやぁ汗がひかないや。

というわけで宿の前の広場あたりをうろうろしていると‥。



あれま、奥の方には足湯もあったのね。でもこの状況で行こうとは思わんぞ(日頃結構足湯に冷たいTakemaです)。



ん?何やら小屋が?ついでに隣の車の荷台にも何やら動くものが?(マウスオンすると画像が変わります)。

ちなみにこのウサギは趣味兼実益ねらいということなのでしょうか、1羽1000円で販売するということでした(販売主=「四季の里」さん)。あ、皆さん、ウサギを数える単位が「匹」ではなく「羽」だってこと、ご存じでしたかぁ?(雑学をひけらかすTakema。ついでにタンスは「棹(さお)」ですよ)。

というわけであとは一気に木地山近くのスーパー「よねや」まで南下して買い出し。ちなみにこの「よねや」さん、何年も通っていますがなかなか個性的な品揃えもあって素晴らしい。自宅の近くにもこんなお店がないかなぁ。これだけ毎年来ているならということで「ひまわり会員カード」を作りたくなってきますわ(笑)。
というわけで、木地山最後の夜は昨日とはうってかわって静かなものとなりました。というか昨晩が珍しいパターンだったんですけれどね(笑)。さ、翌朝はいよいよ撤収だぁ!



まわりを覆っていたフライシートを外し、本体フレームを半分外した状態が左画像。そして「残すのは写真だけ」です右画像。

前のページにも書いたことですが、フレームが一本足らない状態でよくここ数日間、特に前日に丸一日吹き荒れた強風に耐えたものです。いやぁ立派立派、1年のうちこのテントが使われることといえばほとんどここ以外にないんですが、いやぁいい買い物をしたことだこと♪



ふと車の脇を見れば、カタクリがたった一株、可憐な花を付けておりました。このあたりでは珍しくもない花ですがついつい一枚。

さぁって、直行ではありませんが、それにしても帰るぞぉ!
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