− (6) 椿山浜の湯再訪後、今日のランチは焼きイカ2杯 −

この日は五所川原や弘前方面の共同湯めぐりがメインと考えていたんですが、しかし今いるのは日本海側の深浦周辺、となればやはりあそこに立ち寄らずに通過してしまうのはあまりにも惜しい‥というわけで、「あの湯」に立ち寄ることにしました。そう、椿山浜の湯(仮称)です!



おお、数年前のままのこぼれ湯沢と‥先人による手作り湯船あり!よしっ!

いそいそと磯に下り、チェックしてみると‥前回訪問時よりも大きく、そして深い湯船が造られていました。今回は干潮時の訪問だったのですが、おかげでゆっくり浜湯に浸かれました。そして何よりも、「気持ちよすぎっ!」。



だってさだってさ、こんな絶好のロケーションで浸かる湯が気持ち良くないはずがないっ♪(左右画像ともマウスオンで別画像に)




「気持ちいいぞぉ、椿山浜の湯!」

海水も混じっているのにちょっと熱めの湯が何とも気持ちいいです。というか、この動画を見て入りたいと思わない人はいない?

Wmv形式、1.18MB、31秒
で、入浴をタンノーしたあとは源泉施設を改めてチェックしてみました。すると‥。

前回同様、ポンプアップされた湯がとうとうと流されています。そもそも某施設に供給する湯なので必要量を越えた湯がこうやって排出されているということなんでしょうが、ん?よく見ると排出口のパイプ形状が?(上画像にマウスオンすると拡大画像に変わります)。

なるほど湯の成分が湯口をこんなふうにチューリップ形状にしたわけですね。やっぱり成分の濃さがなせるわざ、いいなぁ。

で、そのチューリップのすぐ脇に目をやると、うわ。



何と「自噴湯」を発見!

元々この浜に源泉が自然湧出していたわけではないでしょうから、これはポンプ関係の「おこぼれ」?前回は気づきませんでしたが‥。しかし、こういう思いがけず「大地からしっかりあふれる湯」の発見は何ともは嬉しいです。あえて例えるとするならば、

というところでしょうか(何のこっちゃ)。



ロース湯だかヒレ湯だかはともかく、極上湯であることには変わりなしっ!

おしんこどんともども浜の野湯をタンノーし、鰺ヶ沢方面に向かって北上します。ん?「不老ふ死温泉」?

そういえばまだ行ったことがなかったので行ってみました。ほほぉ、この界隈にしてはやたらに大きな宿です(数年前に増設したのだとかいうこと)。で、かの有名な海岸沿いの露天風呂なんですが‥。

男女別の露天風呂。いや、ロケーションはもちろん最高ですし、お湯も(たぶん)いいんでしょうね。でも、如何せんすぐ直前に同様の基準による「極上湯」に入っちゃうとねぇ、この湯に600円の入浴料価値を見いだせなかったわけです。

いや、普通だったら間違いなく入ってます(どうやらガラガラだったみたいだし)。でもTakema&おしんこどん的にはさっき極上湯のため割を食った湯という感じですかね。

このあとは再び北上。千畳敷(前回宿泊地)のドライブインに立ち寄りました。この夏の時期の旬といえば「新鮮なる焼きイカ」!しかし、白神南部の八森エリアでは何軒か会った直売イカ焼き所も深浦界隈には全然なし。もともとイカ目当てで来たわけじゃなかったわけなんで、どの辺どのあたりにイカ焼き屋台が出ているのかは知らなかったわけですね。「じゃ、一応観光地の千畳敷だったら食べられるでしょ」という発想だったわけです。



生干しのイカが焼かれてお皿に載せられて、そして食べるわけで♪

いやホントに美味しかったんですよ。でもね、このあと再び別の場所でハフハフとイカをいただくことになろうとは!(笑)。

二人で1杯を食べたあと、せっかくなので千畳敷の海岸べりに出てみました。すると突如として一番先端の方へと歩き出すおしんこどん。これはもしかして‥もしかしました(笑)。



海を見つめるおしんこどん。ん?両手を挙げて何やら決意のポーズ、そして‥。




「何を考えたか、海渡りの儀」

来た道を戻ればいいだけなのでここを渡る必然性はないのですが、なぜだか心を動かされたらしいです(笑)

Wmv形式、1.16MB、29秒
さてそのあとは再び五能線に沿って北上します。と、鰺ヶ沢の手前まで来たところで道路標識にとある案内が出ておりました!ん?んん?

何とも心惹かれる通りの名前です。さっきは2人で1パイを食べただけだし、もうそろそろお昼にも近くなってきていたんで、焼きイカをお昼ご飯にしてもいいのではないかという気にもなってきます。幸いTakemaは糖尿系の人じゃないんでイカ=プリン体云々を気にする必要もありません。あー、気がつけば中年ど真ん中のTakemaです(笑)。

まっすぐ進めばバイパスなので早いんですが、こうなったら是非ともまた食べたい!そして、できればガスじゃなくて炭火でじっくりと焼いたイカをハフハフしてみたい!というわけでよし行くぞ、いや行かずばなりますまいぞ焼きイカロード!



何軒かの焼きイカ専門店が軒を連ねていますし(ただしわれわれが食べたのはこの店じゃありませんが)、



道路沿いに干したてのイカがどどんとぶら下がっています!

車が停めやすそうなお店をターゲットにして停車。「すみません、焼きイカ2ハイ!」と注文したわけですが、ひっきりなしにお客さんの車がやってきます。しかもそのほとんどが青森ナンバーですから、地元の方が買いに来られているのでしょう。うむ、この店を選んだのは正解だった!



よしよし炭火でじっくりです。熾き火にはドライヤーで「活」を入れています。




「ただいまイカ焼き中&カット中」

ドライヤーの風で吹き上がる炭の粉は食味上何の問題もありません。うむ、美味しそう!

Wmv形式、847KB、21秒
で、何とこのお店の裏側には「食事用のテラス」がありました!しかも目の前は海!うわ、サイコーの環境ではありませんか!



こんな絶好の場所でこんなウマイもんを食べられるとは、シ・ア・ワ・セ♪

貸し切り状態の「お食事処」にてマフマフしていたら、われわれのイカを焼いてくださったおじさんが「すみませんね、今日はまだ掃除に来ていなかったんで‥」とおっしゃいながらお越しになりました(でも全然汚れていなかったんですけれどね)。

お話を伺うと、イカ漁そのものは実はこの時期に限らずいつでも行っているのだとか。ただイカの群れそのものは季節によって移動するそうで、この時期(7月末)はちょうどこの沖合に群れが来るので漁師さんとしても一番楽だし(外泊まりの漁をしないですみますしね)、また地元としても一番新鮮なイカが入ってくる時期というわけで、

ということでしょう!(そこまでは聞きませんでしたが勝手に断定)。いや、千畳敷で食べたのも美味しかったんですが、ここで食べたのは思い入れもプラスしてさらに美味しかったんです!いや絶対(笑)。

というわけでお腹も満足、さ、ここからはいよいよ「お風呂三昧」とまいりましょうか!
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