− (8) 行け行けドンドン、津軽公衆浴場めぐり!(2)
続いては「不動の湯」を目指そうと思って南下し始めましたが、広田温泉を上がって飲んだ冷たいコーラが効いたのか、強めにかけたエアコンが功を奏したのか、とにかく急にその途中にある「民宿 梅沢温泉」が気になってきました。ランク付けでも「A-」だし、入らないとしても場所だけでも確認しておけば今後の人生に幸いであることに間違いはありません(そうかな?)。
というわけで「立ち寄り入浴の途中でさらに立ち寄り」となったわけですが、結論は「A++」でした!よかった、自分が気まぐれな性格で(笑)。
看板を見て外来OKははっきりしましたが、それにしても「悪く思わないでください」は笑えます(右上画像マウスオンで拡大)
予想はしていましたが、この梅沢温泉、県道沿いにはありません。しかもその県道沿いには入口を示す看板も全くない(気づかなかっただけかも)という難敵です。そこでデジタルの申し子カーナビに対抗すべく、アナログの申し子Takemaの「勘ナビ」で検索したら‥ほぉーら、やっぱりここを入っていくんだった!というわけで無事発見です。
こちらは「民宿所有の温泉」なのですが、しかし肝心の民宿はもちろんのこと、お隣の家をピンポンダッシュで訪問(いや違ったダッシュはしてない)しても、どなたもいらっしゃる気配がありません。と‥民宿の前からお風呂場に直接進むルートがあったのね。
しかしお金はどこに支払えば?と思い悩んでいたら、先客の女性の方だったか、「脱衣場に置いてあるお盆の上に名前を書いた紙と200円を置けばいい」と教えてくださいました。お金はともかく、名前を書くシステムというのは珍しい‥。
本日の男性客は自分で3人目だとわかります。なお、「Takema」は撮影用に書いたもの、ちゃんと本名を書き足しておきましたので念のため。
男風呂の脱衣籠は全てカラでした。ということは久々の貸し切り湯タンノーか?期待に胸を躍らせつつ浴室のドアを開けてみると‥
むふぅ♪
4人も入ればいっぱいという小ぶりの浴槽は今回の旅行では初めてのサイズじゃないでしょうか(野湯は除きます)。大きいのもいいけれどやっぱり身の程に合ったこのくらいの浴槽の方が落ち着くような気がするのは気のせいでしょうかね。ちなみに浴槽は木製で、かなり黒っぽいのは源泉成分沈着のせいなのかもしれません。
お湯は結構熱めです。「くぅぅ、この暑い夏の午後にアツ湯かぁ、広田温泉も熱めだったけれどここは更にその上を行くなぁ‥」と思いつつ、そろーりそろりと湯に身体を沈めていくと‥
湯船の底とは多少の温度差があるということが判明したため手足で一気に撹拌!結果、とってもいい湯温になりました。湯温ばっちり、貸し切り、トド(洗い場にごろり)だって問題なしときたら、これはもうこんな風に思わないではいられません!
|
ちなみにお湯の色はうす茶色といったところでしょうか。浴槽の色の関係でかなり濃くも見えますが、お湯を通して見た排水溝のフタの色からするとそんなに濃いわけでもなさそうです。味は‥しまったどんな味だか忘れました。でもまぁナトリウム塩化物泉ということですから多少の塩味はあったはずです(いいかげん)。なお源泉は50.1度あるらしく、こんな平野部にこんな熱い湯が出るとはやっぱり不思議です。
一見すると濃く見える湯ですが実際はそうでもなさそう。
しかしここでまた長湯をしたのが運の尽き、このあとはさらに出てこないおしんこどんを待ちつつ(何でも同浴の方との話に花を咲かせていたらしい)大汗をかきながらあたりをうろうろしておりました。あ、袋を掛けていないリンゴの木々発見!見ると、さすが袋なしということか、7月下旬だというのにもう色づき始めておりました。Takemaの夏休みはまだ始まったばかりだというのに、季節はもう秋の気配を漂わせているとは‥。
この日は朝起きてから白神、椿山浜の湯、森田、広田、そしてこの梅沢と入ってきたわけですが、まだまだ今宵の宿に行くには早い!もいっちょ行きましょ、今度こそ「不動の湯」っ!
正式名称は「高増温泉」というのでしょうが、自分の頭の中には完全に不動明王系のイメージが出来上がってました(笑)。建物の入口を入るとすぐに何だか懐かしいようなひなび感がただよっているのがわかります。掲示されていた入浴料金表には390円と書かれていましたが、なぜだか自動的に割引された料金で入れました。公衆温泉組合の絡みでもあるのでしょうが、まぁとにかく割引は嬉しいのでとやかくいわないでっと。
こちらは薄緑系のお湯で、温度も適温(源泉そのものが43度ちょいだから?)。これまた気持ちがいいので長湯もしたいのですが、うーんさすがにちょっとくたびれてきたかな?やや脱水モードでもあるので、本日の立ち寄り湯行脚はこれにて終了!ただし、
というわけで今宵の宿「あすなろ温泉」へGO !
[戻る] | [次へ] |