− (14 「今夜」を期待させる黒石ねぷたの山車見物 −

今夜のお宿は「長寿温泉」。もちろん未入湯の温泉宿ではあるのですが、なぜこの宿を選んだのかについては明確な理由があります。それは、

青森のねぶた祭りはあまりにも有名で、ついで弘前のねぷたもかなりの知名度を誇っていますが、実は津軽地方にはこの二つ以外にもねぷたのお祭りがあり、その代表的なものが黒石ねぷたと五所川原侫武多(ねぷた)なのでありますね(もっと小規模なものはさらに多いということです)。

今回は日程的に弘前ねぷたよりも前に帰らなければならないというわけで、それでは他に何かないものかと事前にいろいろ調べているうちに見つけたのがこの黒石ねぷた。しかも、われわれが現地に泊まる最終日には審査のために合同運行、すなわち全ての山車が市内を回るというのですからこれを逃す手はありません。

しかし知名度では他の地域に劣るとはいえ、黒石市最大のお祭りであることは間違いありません。となればこの日市内の宿に泊まるのは至難の業でしょうし、そもそも温泉がない市内中心部の宿に泊まるのでは今回の湯めぐりの意味がありません。かといって黒石周辺の宿泊可能な温泉(もちろんこのあたりの温泉は全て掛け流しですが)であればどこでもいいかといえば、

という、Takemaのみならず日本全国数千万人にの飲みに共有する願い?が叶わなくなってしまうわけです。ではどこへ泊まるか?と考えた末、市内からは遠いけれどバスで市内にダイレクトに行かれる場所(帰りは時間が遅くなるゆえタクシーやむを得ず)、かつ温泉として泊まってみたい場所として熟女、いや違った熟慮(あのね)の末に決めたのが、温湯温泉の手前にある前述「長寿温泉」だったわけですね。

すっごく前置きが長くなりましたが‥



長寿温泉に向かうため黒石市内を通過していたら、何と広場で山車が出発を待っていました!

うわぁ(嬉)。広場には何列にも渡って並べられた今宵の華となるべきねぷた山車が並べられておりました。そりゃ青森みたいに大きなものはありませんが(基本的な形状も違う)、でも、これらの山車を見て歩くだけでもかなり楽しいっ!



お祭りに胸躍らせる子供たちも、ちびっこ山車も、大企業じゃない地元の山車が出るところも、とってもよろしいっ!



こんなイナバウアー@時事ネタ山車を作っちゃう楽しさにも乾杯!(笑)。

さてしかし。いつまでも「走り出さない山車」を見ている時間はありません。そろそろ宿に行かなくちゃ!

長寿温泉までは市内中心部の広場からほんの15分くらいだったでしょうか。これなら祭りの帰りにタクシーを利用しても大した金額にはならずに済みそうです。よぉっし、飲むぞぉ!(ん?)。



この手作り看板が何ともいい味?しまった結局「夢の家族風呂」には入らずじまい(笑)。

到着してみると駐車場は結構混んでました。ちなみに右上の画像は翌朝7:00くらいに撮ったものなので混雑度の参考にはなりません(笑)。ただ、受付で名前を告げ、部屋に通されてみると‥うわ、広い!(12畳以上はありました、何たって一部屋にエアコンが2台あるくらいだもん)。

この日も暑かったもんで室内も推して知るべし。というわけでまずは行きましょお風呂へ!あれれぇ、不思議なことにガラガラだぁ!

丸い浴槽に掛け流しの湯が注ぎ込まれています。浴槽のど真ん中からはこれまた湯が吹き出していますが?でも循環系の穴はなかったし(たぶん)?二箇所からの源泉投入なんでしょうか。味は‥忘れました(やっぱりメモなしで3ヶ月もあとにページを作るとかなり忘れてますね)。

ところで上の浴槽画像は途中から貸し切り状態になったので撮ったものなんですが、さりとていつまでも湯ったり浸かっているわけにはまいりません。バスの時間もあるし、急いで出なきゃ!

宿の方に市内のお祭りに行くと告げると、「ここ(この温泉も黒石市内)は「下山形」だからね」と言われました。今ひとつよくわからないまま「は、はぁ」という感じで宿を出たんですが、なるほどそういうことだったんですね(後述)。



おしんこどんはお風呂上がりですっかりリラックス衣装。

ではでは、お祭り見物に行ってきまーっす!
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