− その2 屋根のあるお風呂はいいなあ「白骨野天風呂」「乗鞍せせらぎの湯」 −

当初は予定していませんでしたが、そぼ降る雨に萎えかけた気力を再度充実させるため?白骨温泉に立ち寄りました。実はここも未湯だったんです。バイクで何度か通りがかった(というか目指した)ことはあったんですが、その頃(まだあの温泉ハップ事件の前)はいつ行ってもバス停付近は人の波。こりゃ駄目だということで平日に目指してみたら、今度は観光バスからタオル片手に数十人の人々が降りてくるという最悪のタイミングだったりして、結局これまで入浴の機会はなかったわけです。

では今日はどうなのよ、雨の平日の10:00だぞ!



バス停付近に人影なし、ただ雨の音がするばかり。やったぁ!

というわけで喜びいさんで野天風呂に続く道を降りてくると、カップルが道を上ってくるところでした。さあて、先客はどのくらいいるのかいないのか?お金を支払って脱衣場への扉をカラカラ‥

ぬるめのお湯(ここの源泉って35度なのね。加温掛け流し)に湯っくり浸かりました。露天風呂とはいえ一部には屋根があるので雨でも問題なし。ちなみに女性風呂も貸し切りだったそうで、うーむ三度目にしてようやく白骨の湯を堪能できましたわ。

で、ここからは今来た道を沢渡方面に戻ってもいいんですが、確かおしんこどんとは乗鞍高原に来たことがなかったような気がするので、例の有料林道を通って乗鞍側へ。目指したのは当然「せせらぎの湯」でありました。


目立たぬところにあるとはいえ、こちらは無料湯ということもあり男女湯ともに先客さんがおりましたが、どちらもそのうち貸し切りに。ややぬるめとはいえかえって長湯にはちょうどいい感じの微白濁湯(湯の花多し)を堪能いたしました。

それにしても雨は全く間断なく降り続いております。多少なりともやんでくれる時間があればまだしもずーっとそぼ降るモードなので、今日このあとの行程がちょっと思いやられます。が、行くと決めたからには行くのだ!(笑)。

で、その前に腹ごしらえ。ずーっと以前登山から帰るタクシーの運転手さんが「あそこの蕎麦は美味しい」と教えてくださり、ツーリングの途中で寄ったことのあるR158沿い、稲核(いねこき)集落の一番上高地側にある手打ち蕎麦の「わたなべ」へ。

国道から一段奥まったところにあり、看板も小さいのであまり気づきませんが、きちんと手打ちのお蕎麦はわれわれにとってほどよい量でなかなか。ちなみにお蕎麦を頼むと付け合わせとして稲核菜の漬け物を出してくれますが、これがまたなかなかの味。茶色味を帯びた古漬けと浅漬けの2種類を出してくれましたが、酸味のほどよく聞いた古漬けは意外と癖になりそうな味でした。ちなみに「稲核菜」とは何かという人は、こちらに詳しい説明がありますのでご覧下さいな。

なお、初めてここを訪問したときにとにかくたまげたのが「そば湯」の濃さでありました。店に入った時間がかなり遅かったからなのか、そのそば湯の濃厚だったこと!まるで温泉ハップでも使っているのではないか(あり得ないけど)と思うばかりの白濁と、そしてねっとり系!ちなみにわたしの蕎麦食い人生の中で、いまだにダントツトップの濃厚さであります。

しかし今回は開店と同時に入店したためその濃さはあり得ないよなと思っていたんですが、それでも結構濃いんですよそば湯が。もしかして、サービスで蕎麦粉を投入してくれているのかな?いずれにせよ、価値ある450円でございました!

さて、このあとは松本平の山裾を回るようにして北上です。さてさて、次こそ「本格野湯」なんですが?
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