− その4 いきなりのフェイント訪問「東北サファリパーク」 −
東北地方をめぐっていると、なぜか突如として「野生の王国『東北サファリパーク』」の看板(確かゼブラ模様)を見ることがあります。しかもそれがまた「何でこんなところに?」という場所に結構あるんですね(しかも結構古びているものも多い)。しかしその看板のインパクトは強くても「いったいどこにあるのか?」という肝心の情報まではインプットさせないところに、この広告看板の真骨頂があったのかも知れません。だって、不動湯宿泊の夜に地図を見ていて「うそ、こんなところにあるの?」と初めて知ったTakemaだったのですから!
そんなわけで「せっかくだから(一度は)行ってみようか」ということで、足をのばしてみたわけです。入園料は‥2600円/人、結構な額ではありますが、場所柄冬にはお客さんも来ないだろうし、でも維持管理費用は(寒い地域だけに)たっぷりかかるだろうしというわけで仕方ないかと。でも、何でこんなところにサファリパークを作ったのかは謎であります。
ちなみに自車にて入園。ところで、園内にて売っている草食動物用の餌をあげたい場合は自車入場は避けるべきかと思います。餌慣れしている動物たちがずずんと寄ってくるのは当然として、彼らは窓のバイザー部分に顔(というか口)を近づけてきて「はよくれ」系ジェスチャーというかアピールとしてその界隈をかじり始めますんで(笑)。ちなみにレンタル車両に乗り換えれば問題なしです。レンタル車の窓付近は‥長年の動物「口」撃によりすごいことになってます(笑)。
さて、ゲートを越えた最初のエリアはライオンゾーン。ちなみにこのサファリパーク公式サイトによると、
とあります。ま、飛び乗るようなことは「たまに」なんでしょうが、少しは期待していいかなぁと思いつつ進んでいくと‥
この日は気温も高く、長い冬を乗り切った彼らにとってみれば「ようやく本来の気候になったんで、ぼくらもネコ科本来の過ごし方に戻りますよ」ということなのかもしれませんが、うーむ初っ端からやる気ナイナイモード満開ではこれまた笑うしかありません。
悔しいので園内を2周してみたら、さすがに2周目には多少頭をもたげてくれましたが、それとて「眠いぞ系半目のまま」であって、決して「獲物を追う肉食動物ゆえの鋭さ」は微塵も感じませんでしたとさ。
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ちなみに檻の中の雌ライオンはずっと起きてました(この画像では目をつむっているんですが)。
何とも静かなライオンエリアのあとは、ある種の阿鼻叫喚系草食動物エリアに入ります!うはあ、みんな寄って来すぎだって!なるほど園内専用車両レンタルの意味がわかったぞ(笑)。
大きいのも小さいのも、とにかく草食という枠にひっくるめられた全頭が寄ってきますって!
目的はもちろん、窓の隙間から渡される餌に決まってます。前のレンタル車には鹿系動物が多くまとわりついてますが‥
そのうちにもちろん「こっちでも何かくれるんじゃないか」と寄ってきます。右画像マウスオンで「はよクレすぐクレ」系おねだり画像に変わります。
でもね、われわれは餌を持ってないんだよぉ。というか、餌があったら車も餌食になっただろうな(ちなみにすでにドアミラーを閉じているところに注目)
ちなみに左上画像だけを見れば、まるで「砂漠地帯を通りかかったワンボックス車」という趣がありますね。で、このあと近づいてきたラクダを激写(懐かしい表現だな)。あのぉ、何だかとっても目が離れてるんですが(笑)。よしそれじゃ!
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さて、この「気合いの入った草食軍団」にはとりあえずドアミラーを甘噛みされたくらいで何とか逃げ出しましたが(実は前の車を追い越して逃げたんです(笑))、以前那須サファリパークではバスに乗って移動して、あの時は「うーん接近感がイマイチ」と感じたこともありましたが、やはり自車進入にはそれなりの危うさがつきまとうのね。ナミビアとはちがうわ(笑)。
何だかまたナミビアほかのエリアに行きたいなぁと思いつつ、今回の時差ボケ克服温泉行脚は幕を閉じたのであります。
そうなんですよ、今考えれば自分でも不思議で(大笑)。ちなみに「眠りに関してキビシイ」Takemaが翌日以降も元気いっぱいだったのはなぜだろう?
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