(2007/4/14)

3月下旬にバヌアツ旅行で温泉(野湯)に入ってきたとはいえ、とにかく日本の温泉には年始にちょこっと出かけて以来(未アップ)入っていないのであります。というわけでこの日は「どこでもいいから温泉温泉♪」と考えていたのですが、ちょうど数日前に「例の大塩のお風呂が今年早くも出た!」という噂を聞きつけて、ついつい出かけたのでありました。

しかし、只見までやっぱり遠いなぁ(日帰りにしたから帰りのことを考えてさらに遠く感じるんだけれど)。まぁ明日も休みだし、とにかくこの日の帰りはどんなに遅くなってもいいやというわけで、まずは栃木県内某所の湯に立ち寄ってみたわけです。しかし‥



ん?何やら貼り紙が?(マウスオンで拡大します)

前回この場所を訪問した際、湯船の中にヒーターを入れたまま放置されていた状況を見て、「こんなことをやりっ放しの輩がいるということは、この場所の未来も明るくはないよなぁ」と思ってはいたんですが、まさかこんなに早くお咎めモードになってしまうとは‥。町から近いから仕方ないのかもしれませんが、いきなり最初から暗い気持ちになってしまいました。もちろん源泉温度そのものが低いのでこの時期に入ろうとは思ってもいなかったんですけれどね。うーむ、また新たなお気に入り湯を探さなければ。

続いて、ここはヒミツの場所でも何でもない木賊温泉へ。もう10回くらいは訪問してきたこの温泉ですが、一応混浴だしおしんこどんは気を遣わざるを得ないしということで、たまには別の湯にも入ってみたくなりもう一つの共同浴場「広瀬の湯」へ。

こちらには男女とも先客さんは誰もおられず(しかも洗い場は完全に乾いてたし)、とりあえず貸し切り湯を堪能したわけですが、よく見ると循環の設備が。確かに湯船内からお湯が噴出されているようです。ただ、吸い込み口(右上画像の湯船底ステンレス部分)を全身を以て出来るだけふさいでみても、吸い込み感は全くないんですね。また自分が湯に浸かる前からそれなりの量の湯が湯船から排水溝に流れ出ていましたし、これは本日ただいまほとんど循環されていないんではないかという感じでした。

ちなみにおしんこどんがカランをひねってみたところ結構な硫黄臭がしたとか。加温はしているそうですが、利用状況に応じて調節しているのかな?でもついつい疑心暗鬼になったので、心から満足できたわけではありませんでした(笑)。



もっとオンシーズンになったら塩素臭もするのかな?時間をずらして河原の湯に行けばいいんだけれど。

さて宮床温泉も行きたかったけれど、時間的にきびしくなりそうなので一気に例の季節限定風呂へ。いつものように(2回目だけど)民宿さんに入浴のお願いに行くと、「いやぁ今日は出たから良かったよね、昨日は止まってたんだから」とのおかみさんのお言葉。

「え、出たらしばらくは出っぱなしなんじゃないの?」と勝手に思いこんでいたわたしがおバカでした。やはり今年は雪がとっても少ないことから周辺の地下水位も「高位安定」とはいかないということなんでしょうか?

そしてまた、吹き上げる湯のパワーも前回訪問時(2005年)に比べて明らかに劣っております。上の画像はかなり吹き上げたタイミングで撮った画像ですが、2005年に比べれば「屁でもない」パワーですもんね。でもまぁ、少しでも楽しまなきゃということで‥



ごぼごぼごぼごぼごぼごぼごーっ!

このあとは例の炭酸井戸に寄り道して水汲みを行いました。で、しばらく只見川沿いの国道を東進していったわけですが‥今年はこのあたりでもフキノトウの出がとっても早い!こりゃ果たして5月GWの秋田木地山でも間に合うのか?という感じです。だったらどこかで、でも国道沿いは融雪剤の影響もなしとはしないので脇道で‥と思っていたところで湯倉温泉への分岐へ。では行ってみようと思いつつ進んでいくと、ついつい確認したくなるのはやっぱり共同浴場です。で、チェックしてみたら混浴湯に誰もいない!こうなったら当然?

ここの湯は動力揚湯とはいえ源泉の温度が高いので(約60度)、とにかく「あつ湯」が楽しめます。完全混浴ですが無人ゆえまったり出来ました。湯から上がって車に乗り込み、橋にさしかかったところで2台の県外ナンバー車とすれ違いましたんで、いやぁ絶妙のタイミング!(ふふふ)。浴場施設の近くには、早くもカタクリが花を付けておりました。

大塩露天風呂で知り合った方が、「400号沿いに豆腐屋さんがありますよ、ついでに大豆系のドーナツも美味しいし。」とおっしゃっていらしたので、この後はそこに立ち寄り、寄せ豆腐やら何やらを堪能しました。

このあと会津坂下から三郷までは、常磐道経由で一気に帰り(東北道経由よりも絶対運転が楽なんで)、地元近くに戻ってきてから、この2月まで住んでいた家の近くの「ウマーイ」中華(コックはみんな台湾人)を食べて帰りましたのだ。あー、忙しかったけれど楽しかった、とある春の土曜日でした。

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