− その1 なぜか山岳博物館見学編 −

(2004年5月28日、日帰り)

5/27に海外出張から帰ってきました。帰国当日は時差の関係で夕方あたりから眠たい眠たい、でもここで寝ちゃったらいつまでたっても時差ボケから脱却できないし‥というわけで何とか頑張り、寝たのは午後8:30頃でした(全然頑張ってませんな)。

さて、目が覚めると朝の4:30。よく寝たのと、やはり時差の関係で体内時計がまだ狂っているためか目覚めはばっちり。外を見ると‥おお、いい天気だ!というわけで突如としてお出かけ決定!無論何の準備もしていなかったのですが、どうせ日帰りだし、タオル一枚とデジカメをタンクバッグの中に押し込めてしまえば準備完了。

さてどこへ行こう?(笑)。ちなみにこの日は平日、しかもまだ朝5:30。となれば、普段は帰りの大渋滞&首都高を嫌ってめったに行かない中央道方面がいいかもしれんぞと思いつき、よし出発です。どこまで行くかは途中で休憩しながら考えることにして‥。

首都高の箱崎、都心環状線、まだ渋滞はゼロでよしよし。中央道に入っても車の流れは非常にスムーズ。CBR1100XXくんもぐんぐんと気持ちよさげに加速してくれます(謎笑)。気がつけば談合坂SAを通り過ぎ、双葉SAもまあいいかということでパスし、何と、最初の休憩地は中央道原PA。うわ、家から一気に200km以上走って来ちゃった(笑)。というわけで、ソースカツ丼を摂取して朝ご飯終了。食べ終わったあと、いよいよ目的地について真剣に考え出します。霧ヶ峰や美ヶ原なら次の諏訪南で下車して、となると大門峠の方にも行きたいなぁ‥。いやちょっと待て、滅多に来ない中央道エリアとはいえ、霧ヶ峰あたりならこれまでだって来たことあるし目新しさがない!となればまだバイクで走ったことのない場所にしたい!

というわけで、今回のメイン目的地を信濃大町&小谷温泉方面とすることにようやく決定したのでありました。しかし結果としては、このメイン目的地、どんどん変わっていきますので念のため。いやぁ長い前置きだこと。

豊科ICで高速を下り、県道を使って大町にある山岳博物館まで北上です。ここ大町市にこの施設があるというのはずっと前から知ってはいましたが、登山の前後に立ち寄るのも面倒だったので訪問するのは初めてです。中はフラッシュ撮影禁止ということですが、デジカメならフラッシュなしで問題なし。便利な世の中になったものです。

この博物館では、信仰の時代から近代登山までに至る登山の歴史や装備などが紹介され、それにプラスして動植物に関する展示などもあったりします。昔の山小屋内部を再現した建物内では、しっかり一升瓶を小脇に置いて酒を飲むおいちゃんが。ふ〜む、昔も今もやることは同じですな(笑)。

そういや、こんなのがこんなふうに紹介されていてビックリ。


(解説文より)ポリタン

これは灯油ストーブ(コンロ)用の燃料を入れたポリタンです。ポリタンは山の世界では水筒にせよ絶滅寸前、または地方によっては絶滅しております。あのビニールくさい水の味を懐かしく思う方も多いでしょう。キスリングにしみついた、もれた灯油のにおいにも、また忘れがたいものが‥。
ひえぇ、ポリタンって絶滅種だったのか(笑)。しかも、ビニールくさい水の味はもちろんのこと、灯油が漏れてキスリング(帆布製の横長リュックのことね)に染みつくというのも、自分にはイヤというほど思い出があるぞ。ふーむ、Takemaの登山全盛期の記憶や装備ってもはや博物館レベルなのね(苦笑)。

続いて2Fへ。こちらは動物たちを紹介しているのですが、あえて名づけるならば「剥製王国」とでもいいましょうか。とにかくいろんな動物たちが微動だにせずこちらを見ています。夜見たら恐ソ。

右の写真のオサル君、アップで見ると何だかこわい(マウスオンしてね)。

建物の裏には付属施設としての動物園があり、こちらだけなら無料で見学できるようです。そして思いがけず建物前にはコマクサが花をつけていました(ここではちょうどこの時期が花の時期なのだとか)。

ニホンカモシカのゲージは、彼らの生態に合わせて急斜面に作られています。しかし、マウスオンすると出てくる画像の、やや横に長い瞳に対する人々の評判はあまり良くないことも事実です(笑)。一方のコマクサですが、花はもちろんいいとしても(よくこの地で咲かせられるものだと思いますし)、その奥の喫茶室の名前も同じというのがちょっとねぇ(これまたマウスオンしてみてください)。

さて、山岳博物館で小一時間をつぶし、このあとはいよいよ温泉です!

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